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8章:学園に入学したらしい
75話:優しい人 = 危険人物
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雪都様に連行されながら保健室についた。
保健室は白が基調とされているけれど、貴族が多く通うためか豪華な施しが所々されていた。
部屋をぐるっと見渡す。
先生らしき人は誰もいなかった。
「いませんね。」
雪都様も部屋を見渡してそう呟いた。
と言うことは・・・。
保健室の先生不在
↓
手当できる人がいない
↓
帰れる!!
雪都様の言うことは正しい。
だけど・・・だけどぉぉお心配かけたくないんだよ~。
きっと、赤くなってる程度だし。
何すればいいのか分からないけれど・・・。
な、なんとかなると思われる。
雪都様は保健室の中を見渡す時手を離したから逃げれる!!!
「い、いないなら仕方ありませんね!!帰りましょう!そうしましょう。それがいいでしょう。」
私はくるっと踵を返す。
走り出そうと一歩踏み出した。
が、その1歩は腕を後ろに引かれたことで3歩くらい戻された。
腕を引かれたことで保健室の中に入ってしまった。
バタンッ
後ろから私の腕を掴んでいない方の手で雪都様が保健室の扉を閉めた。
なんてことだ!!!これじゃあ逃げれない!
「璃杏様。どこへ行く気ですか?」
いつもの落ち着いた声が聞こえる。
私は小さく息を吐く。
私はゆっくり振り返り雪都様を見る。
「雪都様。保健室の先生がいなければ手当ができません。なので、今日のところは引き上げるとして・・・そのー・・・また、明日?にでも、よ、よろしいのではないのかと・・・オモイマス。」
なんとかそれなりの言い訳的なものをしたけれど雪都様からの視線がっ!!視線が冷たい!!!
ひえぇぇええ誰ですかー!?この方誰ですかー!?
「璃杏様。それは安心してください。僕も手当はできますので今すぐに椅子に座ってください。」
ニコッと笑った顔はとても綺麗で怖かった。
「・・・・・・・・・ハイ。」
視線が痛かったので素直に従い治療するための椅子に座る。
座り心地は抜群だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・あの、璃杏様。おでこから手を離してください。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
私は雪都様からそーっと視線をずらす。
「・・・・・・・・・璃杏様?」
雪都様から低めの声が発せられた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワカリマシタ。」
迷ったけれど、視線と声が怖すぎて私はずっとおでこを抑えていた手を離した。
前髪がパラパラと落ちてくる。
雪都様は私の前髪を持ち上げておでこを見る。
・・・な、なんか、緊張する。
「・・・・・・やはり赤くなってますね。冷やしましょうか。」
そう言って保健室にある水が凍る魔法道具の中から凍った水を取り出した。
その後に棚から防水加工のされた布を取り出して布に凍った水を包む。
その布を私のおでこに優しく当てた。
「少し冷やしていてください。」
ニコッと微笑んで言った雪都様。
さっきの怖さはなくいつもの優しい微笑みだった。
心の中で安堵しつつ布を抑える役目を交代する。
「え、えっと、ありがとうございます!それから、すみません。迷惑をかけてしまって。」
私は雪都様にお礼を言ったあと謝った。
ここまでしてもらって逆に罪悪感がする。
「璃杏様。気にしないでください。僕がやりたくてやった事なので。璃杏様が迷惑だと思っていたのなら僕の方こそすみません。」
そう言って申し訳なさそうな顔をする雪都様。
その顔にますます罪悪感が湧いてくる。
「な、何故雪都様が謝るんですか!?それに、雪都様が私に謝る必要はありません!!それと迷惑だなんて思っていません!!・・・心配なんてかけたくなかったんです。雪都様が私を心配する必要はありません!!!」
私は俯き気味に叫んだ。
雪都様が心配した方がいいのは湖乃美ちゃんとか舞璃花様とか華美様とかそういった方々なのだよ!!
私の事を心配してくれたり関わってくれるのは嬉しいけれど、周りにとっては釣り合わないも同然で・・・だから、私を心配する必要ない。
「・・・・・・僕が誰を心配しようと僕の勝手です。ですが、その心配で迷惑をかけて嫌われてしまうのは嫌です。それが璃杏様ならもっと嫌です。」
雪都様の言葉に驚いて顔を上げる。
雪都様と視線が合う。
何故かそのバラ色の瞳から視線を逸らすことが出来なかった。
そして、頭のなかは混乱に陥っていた。
・・・・・・どういうことなんだろうか?
なんで、私に嫌われるのが嫌なんだろう??
私は何か声に出そうとしても言葉が出ずに口をパクパクさせてしまう。
「あの────」
ガチャ
いざ声に出そうとした瞬間、保健室の扉が開いた。
「あら?ごめんなさいね~校内を見回っていて留守にしてたわ。」
保健室に入ってきたのは保健室の先生だった。
色っぽい雰囲気と見た目をしたお姉さんだ。
「いえ。大丈夫です。璃杏様が木におでこをぶつけてしまい手当をしたのですが、一応確認をお願いします。」
先生に報告をしてくれた雪都様。
「そうなのね~。教えてくれてありがとう。ちょっと見せてくれる?」
私に近づきおでこを冷やしていた布を取る。
「・・・・・・うん。少し赤くなってるだけのようね。一応確認をするけれど、吐き気や頭痛はないかしら?」
私の目線に合わせて聞く先生。
「は、はい。あ、あ、ありません。」
私は質問に噛みつつ答える。
たとえ先生でも話すの苦手だな。うぅぅ。
「そう。なら良かったわ。すぐ冷やしてくれたみたいだから赤みも引いているし様子を見てもし、頭痛や吐き気がしたら言ってね。」
「は、はいっ。」
ニコッと笑った先生に返事をして立ち上がる。
「えっと、ありがとうございます。」
お礼を言ってペコリと頭を下げる。
なぜか先生は少しだけ目を見開いたあと微笑んだ。
「いいえ。どういたしまして。」
私はもう一度頭を下げてから保健室を出た。
雪都様も私の後に続いてでてきた。
寮まで向かう間の道では特に会話はなく、そのまま寮に着いた。
「それではまた明日。璃杏様。お気をつけて。」
少しクスッと笑いつつ優しく微笑みそういった雪都様。
「は、はいっ!ありがとうございました。また明日。」
ガバッとお辞儀をして私はそのまま寮の建物の中へと入っていった。
私の心臓はさっきから変だ。
雪都様を見たり一緒にいると鼓動が早くなる。
それに、頬が熱くなる。
本当になんなんだこれ。
不思議な感情に首をかしげながら私は自分の部屋へと戻って行った。
保健室は白が基調とされているけれど、貴族が多く通うためか豪華な施しが所々されていた。
部屋をぐるっと見渡す。
先生らしき人は誰もいなかった。
「いませんね。」
雪都様も部屋を見渡してそう呟いた。
と言うことは・・・。
保健室の先生不在
↓
手当できる人がいない
↓
帰れる!!
雪都様の言うことは正しい。
だけど・・・だけどぉぉお心配かけたくないんだよ~。
きっと、赤くなってる程度だし。
何すればいいのか分からないけれど・・・。
な、なんとかなると思われる。
雪都様は保健室の中を見渡す時手を離したから逃げれる!!!
「い、いないなら仕方ありませんね!!帰りましょう!そうしましょう。それがいいでしょう。」
私はくるっと踵を返す。
走り出そうと一歩踏み出した。
が、その1歩は腕を後ろに引かれたことで3歩くらい戻された。
腕を引かれたことで保健室の中に入ってしまった。
バタンッ
後ろから私の腕を掴んでいない方の手で雪都様が保健室の扉を閉めた。
なんてことだ!!!これじゃあ逃げれない!
「璃杏様。どこへ行く気ですか?」
いつもの落ち着いた声が聞こえる。
私は小さく息を吐く。
私はゆっくり振り返り雪都様を見る。
「雪都様。保健室の先生がいなければ手当ができません。なので、今日のところは引き上げるとして・・・そのー・・・また、明日?にでも、よ、よろしいのではないのかと・・・オモイマス。」
なんとかそれなりの言い訳的なものをしたけれど雪都様からの視線がっ!!視線が冷たい!!!
ひえぇぇええ誰ですかー!?この方誰ですかー!?
「璃杏様。それは安心してください。僕も手当はできますので今すぐに椅子に座ってください。」
ニコッと笑った顔はとても綺麗で怖かった。
「・・・・・・・・・ハイ。」
視線が痛かったので素直に従い治療するための椅子に座る。
座り心地は抜群だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・あの、璃杏様。おでこから手を離してください。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
私は雪都様からそーっと視線をずらす。
「・・・・・・・・・璃杏様?」
雪都様から低めの声が発せられた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワカリマシタ。」
迷ったけれど、視線と声が怖すぎて私はずっとおでこを抑えていた手を離した。
前髪がパラパラと落ちてくる。
雪都様は私の前髪を持ち上げておでこを見る。
・・・な、なんか、緊張する。
「・・・・・・やはり赤くなってますね。冷やしましょうか。」
そう言って保健室にある水が凍る魔法道具の中から凍った水を取り出した。
その後に棚から防水加工のされた布を取り出して布に凍った水を包む。
その布を私のおでこに優しく当てた。
「少し冷やしていてください。」
ニコッと微笑んで言った雪都様。
さっきの怖さはなくいつもの優しい微笑みだった。
心の中で安堵しつつ布を抑える役目を交代する。
「え、えっと、ありがとうございます!それから、すみません。迷惑をかけてしまって。」
私は雪都様にお礼を言ったあと謝った。
ここまでしてもらって逆に罪悪感がする。
「璃杏様。気にしないでください。僕がやりたくてやった事なので。璃杏様が迷惑だと思っていたのなら僕の方こそすみません。」
そう言って申し訳なさそうな顔をする雪都様。
その顔にますます罪悪感が湧いてくる。
「な、何故雪都様が謝るんですか!?それに、雪都様が私に謝る必要はありません!!それと迷惑だなんて思っていません!!・・・心配なんてかけたくなかったんです。雪都様が私を心配する必要はありません!!!」
私は俯き気味に叫んだ。
雪都様が心配した方がいいのは湖乃美ちゃんとか舞璃花様とか華美様とかそういった方々なのだよ!!
私の事を心配してくれたり関わってくれるのは嬉しいけれど、周りにとっては釣り合わないも同然で・・・だから、私を心配する必要ない。
「・・・・・・僕が誰を心配しようと僕の勝手です。ですが、その心配で迷惑をかけて嫌われてしまうのは嫌です。それが璃杏様ならもっと嫌です。」
雪都様の言葉に驚いて顔を上げる。
雪都様と視線が合う。
何故かそのバラ色の瞳から視線を逸らすことが出来なかった。
そして、頭のなかは混乱に陥っていた。
・・・・・・どういうことなんだろうか?
なんで、私に嫌われるのが嫌なんだろう??
私は何か声に出そうとしても言葉が出ずに口をパクパクさせてしまう。
「あの────」
ガチャ
いざ声に出そうとした瞬間、保健室の扉が開いた。
「あら?ごめんなさいね~校内を見回っていて留守にしてたわ。」
保健室に入ってきたのは保健室の先生だった。
色っぽい雰囲気と見た目をしたお姉さんだ。
「いえ。大丈夫です。璃杏様が木におでこをぶつけてしまい手当をしたのですが、一応確認をお願いします。」
先生に報告をしてくれた雪都様。
「そうなのね~。教えてくれてありがとう。ちょっと見せてくれる?」
私に近づきおでこを冷やしていた布を取る。
「・・・・・・うん。少し赤くなってるだけのようね。一応確認をするけれど、吐き気や頭痛はないかしら?」
私の目線に合わせて聞く先生。
「は、はい。あ、あ、ありません。」
私は質問に噛みつつ答える。
たとえ先生でも話すの苦手だな。うぅぅ。
「そう。なら良かったわ。すぐ冷やしてくれたみたいだから赤みも引いているし様子を見てもし、頭痛や吐き気がしたら言ってね。」
「は、はいっ。」
ニコッと笑った先生に返事をして立ち上がる。
「えっと、ありがとうございます。」
お礼を言ってペコリと頭を下げる。
なぜか先生は少しだけ目を見開いたあと微笑んだ。
「いいえ。どういたしまして。」
私はもう一度頭を下げてから保健室を出た。
雪都様も私の後に続いてでてきた。
寮まで向かう間の道では特に会話はなく、そのまま寮に着いた。
「それではまた明日。璃杏様。お気をつけて。」
少しクスッと笑いつつ優しく微笑みそういった雪都様。
「は、はいっ!ありがとうございました。また明日。」
ガバッとお辞儀をして私はそのまま寮の建物の中へと入っていった。
私の心臓はさっきから変だ。
雪都様を見たり一緒にいると鼓動が早くなる。
それに、頬が熱くなる。
本当になんなんだこれ。
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