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7章:12歳になったらしい
71話:舞璃花様の作戦会議?
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のんびり部屋でくつろいでいるとバァーン!と部屋の扉が勢いよく開いた。
私は突然のことに驚いてくつろいでいたベッドから落ちた。
ゴンッ
頭をぶつけた。
痛かった。
私は頭を抑えて扉の方を見る。
「璃杏様!!この塔城舞璃花が来てさしあげましたわよ!!!」
そこに居たのは何故か上から目線で家を訪ねてきた舞璃花様がいた。
「え・・・なんで・・。」
私の口からそんな言葉が零れた。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
そんなこともあり、ただいま庭園の一角でお茶会をしています。
舞璃花様と話したのはつい3日ほど前の婚約パーティーの時以来だけ。
ここは慎重に話を・・・と思ったけど私に出来る気はしなかったので普通にいこうと思う。
私の頭と口が大変なことになるからね!
私は紅茶で喉を潤して気持ちを落ち着かせてから舞璃花様に質問をした。
「あの。なぜ、ここに来たんですか?」
舞璃花様も紅茶を優雅に飲んでから口を開く。
「決まってますわ。作戦会議を開くためですわ!!」
ガッツポーズをしてドヤ顔まで決めて言った舞璃花様。
その言葉に目が点になる。
「え、え?・・・あ、あの、なんの作戦会議ですか?」
困惑しつつ質問すると舞璃花様はニヤリと笑った。
「それはもちろん!雪都様に近づくための作戦会議ですわ!!!」
ふふん ♪と楽しそうに言った舞璃花様。
「おおー・・・えっと、作戦は考えてあるんですか?」
曖昧に頷きながらそう聞いてみる。
「ええ。もちろんですわ!しっかりと案を出してきましたの!!璃杏様にも見せて差し上げますわ。」
真剣な顔をしながら持っていたバッグから1枚の紙を取り出した。
「これが今のところ考えている作戦なのですわ。」
紙を机の上に置く。
紙には3つほど作戦が書かれていた。
────────────────
雪都様に話しかけよう作戦!!!
①パーティを開き雪都様を招待する
②雪都様のお屋敷に行く
③怪盗のように華麗に登場し素早く
雪都様を連れ去る
────────────────
「どうです!?素晴らしい案だと思いませんこと!!やっぱり実行すべき作戦は③だと思いますの!!」
意気揚々と話す舞璃花様。
私は作戦の紙を見て唖然とする。
①と②はまだしも③って・・・何!?
なんで本人は③の案を実行しようとしてるのおおお!?
ダメだよ!ダメだよ!
これじゃあただの誘拐だよ!!!
「や、やめておいた方がいいと思いますっ!!」
私は意を決して意見する。
流石に舞璃花様に犯罪者にはなって欲しくない。
「えぇぇー!なんでですのー!いい案じゃなくて?」
抗議をする舞璃花様に対して、私は思いっきり首を横に振る。
「全く良くないです!!私的には①か②をオススメしますよ!!!なんで③なんですか!?」
今まであまり出したことがない大声をついあげてしまった。
舞璃花様は目を見開いた後少し頬を赤らめて言った。
「だって、①だと招待しても来る保証はないですわ。雪都様なら来て下さると思いますけど・・・②はそ、その異性、しかも好きな人のお屋敷に行くのは恥ずかしいですわ!!」
頬を抑えて言う舞璃花様。
「ですので、1番恥ずかしくなく近づける方法と言ったら連れ去るしかないと思いましたわ!!」
ドヤ顔を決める舞璃花様。
「いや、何でですかあああ!!?連れ去るのはいちばんダメですよ!だったらパーティーを開いて招待した方がいいですよ!!塔城家のパーティは素晴らしいという噂はよく聞きますし、きっと招待すれば雪都様も来てくださいます!だから誘拐だけはしないでください!!!いいですか!!」
私は立ち上がりずいっと顔を近づけて言う。
舞璃花様は体を仰け反りながらこくこくと頷いた。
私は満足して椅子に座る。
「わ、分かりましたわ。そこまで言うのでしたら璃杏様の言う通りパーティーを開くことにしますわ。で、ですが、璃杏様も来て下さいませんと困りますわ!!」
舞璃花様が渋々と言うことにうんうん頷きながら聞いて舞璃花様の最後の言葉を聞いた瞬間私は固まった。
私も・・・パーティーに・・・で、出る!?
「え、え、な、なんで?」
動揺して敬語が抜けていることも忘れて聞く。
「そんなの決まっていますわ!ライバルとして改めて雪都様と璃杏様の仲を見させていただきますわ!!!そして、私も学ぶのですわ!!」
目を爛々に輝かせて言い放った舞璃花様。
ら、ライバルぅぅぅ!?この前も言ってたけどなんでライバル認定されてるんだろう??
確かに雪都様のこと好きだけど恋愛って訳じゃないしどっちかと言うと友達っていう感じだし。
雪都様だって私の事友達として仲良くしてくれてるわけだし。
そもそも私は前世から今まで恋したことも落ちたこともないから分からない!!!
「ですのでしっかり後日招待状を送りますわね!そろそろバイオリンの稽古があるので失礼致しますわ!今日はありがとうございますわ!!ではまた!!」
そう言って素早く去っていった舞璃花様。
見送るすきも与えてくれなかった。
華美様に続いて嵐のような人だと思う璃杏なのであった。
そして、後日塔城家からパーティーの招待状が届いた。
私は突然のことに驚いてくつろいでいたベッドから落ちた。
ゴンッ
頭をぶつけた。
痛かった。
私は頭を抑えて扉の方を見る。
「璃杏様!!この塔城舞璃花が来てさしあげましたわよ!!!」
そこに居たのは何故か上から目線で家を訪ねてきた舞璃花様がいた。
「え・・・なんで・・。」
私の口からそんな言葉が零れた。
♔♕♖♗♘♙♚♛♜♝♞♟
そんなこともあり、ただいま庭園の一角でお茶会をしています。
舞璃花様と話したのはつい3日ほど前の婚約パーティーの時以来だけ。
ここは慎重に話を・・・と思ったけど私に出来る気はしなかったので普通にいこうと思う。
私の頭と口が大変なことになるからね!
私は紅茶で喉を潤して気持ちを落ち着かせてから舞璃花様に質問をした。
「あの。なぜ、ここに来たんですか?」
舞璃花様も紅茶を優雅に飲んでから口を開く。
「決まってますわ。作戦会議を開くためですわ!!」
ガッツポーズをしてドヤ顔まで決めて言った舞璃花様。
その言葉に目が点になる。
「え、え?・・・あ、あの、なんの作戦会議ですか?」
困惑しつつ質問すると舞璃花様はニヤリと笑った。
「それはもちろん!雪都様に近づくための作戦会議ですわ!!!」
ふふん ♪と楽しそうに言った舞璃花様。
「おおー・・・えっと、作戦は考えてあるんですか?」
曖昧に頷きながらそう聞いてみる。
「ええ。もちろんですわ!しっかりと案を出してきましたの!!璃杏様にも見せて差し上げますわ。」
真剣な顔をしながら持っていたバッグから1枚の紙を取り出した。
「これが今のところ考えている作戦なのですわ。」
紙を机の上に置く。
紙には3つほど作戦が書かれていた。
────────────────
雪都様に話しかけよう作戦!!!
①パーティを開き雪都様を招待する
②雪都様のお屋敷に行く
③怪盗のように華麗に登場し素早く
雪都様を連れ去る
────────────────
「どうです!?素晴らしい案だと思いませんこと!!やっぱり実行すべき作戦は③だと思いますの!!」
意気揚々と話す舞璃花様。
私は作戦の紙を見て唖然とする。
①と②はまだしも③って・・・何!?
なんで本人は③の案を実行しようとしてるのおおお!?
ダメだよ!ダメだよ!
これじゃあただの誘拐だよ!!!
「や、やめておいた方がいいと思いますっ!!」
私は意を決して意見する。
流石に舞璃花様に犯罪者にはなって欲しくない。
「えぇぇー!なんでですのー!いい案じゃなくて?」
抗議をする舞璃花様に対して、私は思いっきり首を横に振る。
「全く良くないです!!私的には①か②をオススメしますよ!!!なんで③なんですか!?」
今まであまり出したことがない大声をついあげてしまった。
舞璃花様は目を見開いた後少し頬を赤らめて言った。
「だって、①だと招待しても来る保証はないですわ。雪都様なら来て下さると思いますけど・・・②はそ、その異性、しかも好きな人のお屋敷に行くのは恥ずかしいですわ!!」
頬を抑えて言う舞璃花様。
「ですので、1番恥ずかしくなく近づける方法と言ったら連れ去るしかないと思いましたわ!!」
ドヤ顔を決める舞璃花様。
「いや、何でですかあああ!!?連れ去るのはいちばんダメですよ!だったらパーティーを開いて招待した方がいいですよ!!塔城家のパーティは素晴らしいという噂はよく聞きますし、きっと招待すれば雪都様も来てくださいます!だから誘拐だけはしないでください!!!いいですか!!」
私は立ち上がりずいっと顔を近づけて言う。
舞璃花様は体を仰け反りながらこくこくと頷いた。
私は満足して椅子に座る。
「わ、分かりましたわ。そこまで言うのでしたら璃杏様の言う通りパーティーを開くことにしますわ。で、ですが、璃杏様も来て下さいませんと困りますわ!!」
舞璃花様が渋々と言うことにうんうん頷きながら聞いて舞璃花様の最後の言葉を聞いた瞬間私は固まった。
私も・・・パーティーに・・・で、出る!?
「え、え、な、なんで?」
動揺して敬語が抜けていることも忘れて聞く。
「そんなの決まっていますわ!ライバルとして改めて雪都様と璃杏様の仲を見させていただきますわ!!!そして、私も学ぶのですわ!!」
目を爛々に輝かせて言い放った舞璃花様。
ら、ライバルぅぅぅ!?この前も言ってたけどなんでライバル認定されてるんだろう??
確かに雪都様のこと好きだけど恋愛って訳じゃないしどっちかと言うと友達っていう感じだし。
雪都様だって私の事友達として仲良くしてくれてるわけだし。
そもそも私は前世から今まで恋したことも落ちたこともないから分からない!!!
「ですのでしっかり後日招待状を送りますわね!そろそろバイオリンの稽古があるので失礼致しますわ!今日はありがとうございますわ!!ではまた!!」
そう言って素早く去っていった舞璃花様。
見送るすきも与えてくれなかった。
華美様に続いて嵐のような人だと思う璃杏なのであった。
そして、後日塔城家からパーティーの招待状が届いた。
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