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3章:3歳になったらしい
25話:夢は真実を語る Ⅱ ※すみません。書き換えました
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「精霊の国は元々平和な国でいろんな精霊が仲良く暮らしていたの。丁度1000年前ある女の子がたまたま精霊の国に来てしまったの。女の子は何処か悲しそうな生きていることに失望したようなオーラがあったわ。
でも、関わっていくうちに女の子の優しくて人思いの性格に私達は女の子を大好きになった。女の子と1番仲良くなったのはあの方だったわ。いつも通り女の子と精霊たちで遊んでいるその時あの男が現れた。
どうやってきたのかは分からない。けれど、あの男の纏うオーラは黒くて憎しみで作り上げられたようなものだった。あの男は何処かで精霊についてや精霊の国について知ったんだと思うわ。あの男は私たち精霊を石に数人ずつ閉じ込めていった。
私も閉じ込められてその後はどうなったのかは私にもわからない。それから私とほかの精霊たちで暮らしてたんだけど私が穴を見つけて出られるかもしれないと思って入ろうとしたらさっきも言った通りこうなったのよ。
ほかの精霊の子達は馬鹿にしてたけれど助けようとしてくれたけど・・・無理だった。取れなかったって言うのもあるけれど・・・・あの男が丁度私が穴にハマった時にまた現れたの。その男のオーラは前よりももっともっと黒くなって狂いや憎しみで強くなってた。
何故か知らないけれどあの男はとてもイライラした様子だった。そして、闇魔法を手の上に出しながら言ってきた。『お前らみたいな弱い精霊なんかなんの価値もない!』そう叫びながら魔法をかけてきた。
幸にも魔法をかけたあと全滅すると思っていたみたいでそのままあの男は去っていった。私は光属性だから闇魔法は効かないから。私だけが生き残った。それからずーっと1人だった。」
目を瞑りあの日のことを思い出すように話し出す女の子。
どこかその表情は悲しそうだった。
長い沈黙が続く。
「あ、あの。あの男って今も生きているの?」
私はふと思ったことを聞いてみる。
沈黙を破りたかったのもある。
このまま何も話さずにいるのは居心地が悪い。
それに、もし女の子の言うあの男が人間だったとしたらもう生きてないよね?
1000年前の話だし。
でも、女の子からの答えは意外なものだった。
「・・・・・・・・生きてもいるわ。あの男は人間だから本当なら死んでいるはずなのよ。でも、あの男は時間魔法を使って自分の歳の時を止めたの。だから、今も生きているわ。」
「え・・・・い、いきてるの?一体なんのために・・・・あと、どうやったら貴女をその天井から離させられる?」
まさかの答えに私は一瞬言葉を失ったけれど何とか立て直して女の子に聞いた。
「なんのためかはあの男にしかわからないわ。・・・・ここから離れる方法はこの罠にかかっている魔法を壊すことね。」
魔法を壊す。
「なんのまほうがかかっているの?そのてんじょうに。」
私は天井を指しながら女の子に聞く。
「植物魔法で巻かれてるのよ。」
植物で巻かれている?
え?ん?ええええ!?
「いや、え?ん?あっと、その、しょ、しょくぶつってみどりいろの?」
混乱しすぎてうまく口が回らなかったけど何とか聞けた。
何故こんなに混乱してるのかと言うと女の子の体に巻かれているという植物らしきものは私の目には全く見えないのだ。
未確認植物かなにかですか??
「そうよ?緑色の植物私に巻きついてるのは弦だけど。色は完璧緑よ?」
ま、まじですか!?全然分からないよ?
弦という物体すらも見えないよ!
「え、えっと・・・・いちおう、かくにんしたいんだけど、その~つる?らしきぶったいはみかくにんしょくぶつてきなやつじゃなくてふつうのどこにでもはえているつる?」
もう一度女の子に聞く。
女の子も訳が分からない顔で頷く。
「わ、わかった・・・じょうほうていきょうありがとう。」
これ以上女の子を困らせるわけにはいけないし私自身頭を整理したい。
植物(弦)が女の子の体に巻きついてる。
ということはその弦を切ればいいんだよね。
「よおおし!いまからやってみるからね!」
女の子に手を振って合図を送る。
「わかったわ。おねがい。」
女の子は頷く。
私は目を瞑り意識を集中させる。
女の子を傷つけるわけにはいけないので弦の伸び部分を想像して鋏で切るイメージをする。
体が熱くなってくる。
ジョキッ
ドスッ
何か切れる音がしたあと何かが落ちる音がした。
私は目を開け天井を見ると女の子はいなかった。
「・・・・???あれ?消えた?・・・そう言えばさっきなにか落ちた落としたよね。」
私は恐る恐るしたに視線を落とす。
「いったたた。・・・・あ、璃杏ちゃんありがとう!助けてくれて。」
頭をさすりながら上をむく女の子。
「・・・・は、はい。どういたしまして。」
怪我してないんだろうか。
あんな高いところから落ちて。
落としちゃったの私だけど。
「だ、だいじょうぶ?けがしてない?」
女の子に近づきながら聞く。
「え?あ、ええ。だいじょうぶよ。」
女の子は頷き少し微笑む。
良かったー。
私は安堵のため息をした。
「・・・・・・・・・・・・」
な、なんだろう。
すごい見つめられている。
「・・・・・・・・・・」
私も無言で見つめ返す。
こういう時って一体どういう反応すればいいんだろう。
「・・・・・・・・・あの、璃杏ちゃん。私の主人になってくれないかしら?」
私を見つめたまま真剣な表情で言う女の子。
「え?しゅ、しゅじん!?なんで??」
驚きのあまり大きい声を出してしまった。
「なんでって私が貴女を気に入ったからよ。それに、姿は見えなくても声はここまで聞こえるもの。あなたのお父様が言ってたわよね?貴女の魔法を制御するって。その手助けもしたいしいいかしら?」
コテッと首を傾げる女の子。
こういう時はノリとノリでokをすればいいのだろうか。
まあ、少しというかかなり私もこの女の子と仲良くなりたいと思ってたし。
「・・・うん!いいよ!よろしくね!」
私は女の子に手を差し出す。
女の子も私の手を取る。
「・・・・え?」
かと思ったら手がふれる1・2cmで女の子は手の動きを止めた。
「そ・の・ま・え・に!名前をつけて欲しいわ。」
ウィンクして言う女の子。
うひゃあ!こんな完璧なウィンクするなんてすごい!しかも似合っている。
そして、可愛い!
「・・・・な、なななナマエデゴザイマスカ?」
あまりの可愛さに片言になった。
「ふふふっ。なんで片言なのよっ!あはははしかも、敬語っ。・・・・ふふふふっ。え、ええ。名前よ。名前を私に付けて。」
むぅーそんなに笑わなくても~!
でも、名前かー何すればいいかな。
ルビーみたいな赤い瞳だけど紅葉の葉っぱにも似てる。
そうだ!!紅葉とかどうだろう?
「ねえねえ!くれないにはってかいてくれはってどう?あなたのひとみのいろこうようみたいできれいだし!」
私は少し熱弁気味に女の子に向かって言った。
「紅葉・・・・ええ!いいわ!ありがとう!!」
今まで以上のいい笑顔で女の子──紅葉は笑った。
「じゃああらためて、よろしくね!くれは!」
私はまた紅葉に手を差し出す。
今度こそ紅葉は手を取る。
「ええ。よろしく。璃杏ちゃん。」
次の瞬間また眩しく輝き出した。
私は反射的に目を瞑る。
「じゃあ、またね。璃杏ちゃん。」
その声を最後に私の意識は途切れた。
意識がはっきりしていき目を開けるとそこはいつもの自分の部屋の天井だった。
でも、関わっていくうちに女の子の優しくて人思いの性格に私達は女の子を大好きになった。女の子と1番仲良くなったのはあの方だったわ。いつも通り女の子と精霊たちで遊んでいるその時あの男が現れた。
どうやってきたのかは分からない。けれど、あの男の纏うオーラは黒くて憎しみで作り上げられたようなものだった。あの男は何処かで精霊についてや精霊の国について知ったんだと思うわ。あの男は私たち精霊を石に数人ずつ閉じ込めていった。
私も閉じ込められてその後はどうなったのかは私にもわからない。それから私とほかの精霊たちで暮らしてたんだけど私が穴を見つけて出られるかもしれないと思って入ろうとしたらさっきも言った通りこうなったのよ。
ほかの精霊の子達は馬鹿にしてたけれど助けようとしてくれたけど・・・無理だった。取れなかったって言うのもあるけれど・・・・あの男が丁度私が穴にハマった時にまた現れたの。その男のオーラは前よりももっともっと黒くなって狂いや憎しみで強くなってた。
何故か知らないけれどあの男はとてもイライラした様子だった。そして、闇魔法を手の上に出しながら言ってきた。『お前らみたいな弱い精霊なんかなんの価値もない!』そう叫びながら魔法をかけてきた。
幸にも魔法をかけたあと全滅すると思っていたみたいでそのままあの男は去っていった。私は光属性だから闇魔法は効かないから。私だけが生き残った。それからずーっと1人だった。」
目を瞑りあの日のことを思い出すように話し出す女の子。
どこかその表情は悲しそうだった。
長い沈黙が続く。
「あ、あの。あの男って今も生きているの?」
私はふと思ったことを聞いてみる。
沈黙を破りたかったのもある。
このまま何も話さずにいるのは居心地が悪い。
それに、もし女の子の言うあの男が人間だったとしたらもう生きてないよね?
1000年前の話だし。
でも、女の子からの答えは意外なものだった。
「・・・・・・・・生きてもいるわ。あの男は人間だから本当なら死んでいるはずなのよ。でも、あの男は時間魔法を使って自分の歳の時を止めたの。だから、今も生きているわ。」
「え・・・・い、いきてるの?一体なんのために・・・・あと、どうやったら貴女をその天井から離させられる?」
まさかの答えに私は一瞬言葉を失ったけれど何とか立て直して女の子に聞いた。
「なんのためかはあの男にしかわからないわ。・・・・ここから離れる方法はこの罠にかかっている魔法を壊すことね。」
魔法を壊す。
「なんのまほうがかかっているの?そのてんじょうに。」
私は天井を指しながら女の子に聞く。
「植物魔法で巻かれてるのよ。」
植物で巻かれている?
え?ん?ええええ!?
「いや、え?ん?あっと、その、しょ、しょくぶつってみどりいろの?」
混乱しすぎてうまく口が回らなかったけど何とか聞けた。
何故こんなに混乱してるのかと言うと女の子の体に巻かれているという植物らしきものは私の目には全く見えないのだ。
未確認植物かなにかですか??
「そうよ?緑色の植物私に巻きついてるのは弦だけど。色は完璧緑よ?」
ま、まじですか!?全然分からないよ?
弦という物体すらも見えないよ!
「え、えっと・・・・いちおう、かくにんしたいんだけど、その~つる?らしきぶったいはみかくにんしょくぶつてきなやつじゃなくてふつうのどこにでもはえているつる?」
もう一度女の子に聞く。
女の子も訳が分からない顔で頷く。
「わ、わかった・・・じょうほうていきょうありがとう。」
これ以上女の子を困らせるわけにはいけないし私自身頭を整理したい。
植物(弦)が女の子の体に巻きついてる。
ということはその弦を切ればいいんだよね。
「よおおし!いまからやってみるからね!」
女の子に手を振って合図を送る。
「わかったわ。おねがい。」
女の子は頷く。
私は目を瞑り意識を集中させる。
女の子を傷つけるわけにはいけないので弦の伸び部分を想像して鋏で切るイメージをする。
体が熱くなってくる。
ジョキッ
ドスッ
何か切れる音がしたあと何かが落ちる音がした。
私は目を開け天井を見ると女の子はいなかった。
「・・・・???あれ?消えた?・・・そう言えばさっきなにか落ちた落としたよね。」
私は恐る恐るしたに視線を落とす。
「いったたた。・・・・あ、璃杏ちゃんありがとう!助けてくれて。」
頭をさすりながら上をむく女の子。
「・・・・は、はい。どういたしまして。」
怪我してないんだろうか。
あんな高いところから落ちて。
落としちゃったの私だけど。
「だ、だいじょうぶ?けがしてない?」
女の子に近づきながら聞く。
「え?あ、ええ。だいじょうぶよ。」
女の子は頷き少し微笑む。
良かったー。
私は安堵のため息をした。
「・・・・・・・・・・・・」
な、なんだろう。
すごい見つめられている。
「・・・・・・・・・・」
私も無言で見つめ返す。
こういう時って一体どういう反応すればいいんだろう。
「・・・・・・・・・あの、璃杏ちゃん。私の主人になってくれないかしら?」
私を見つめたまま真剣な表情で言う女の子。
「え?しゅ、しゅじん!?なんで??」
驚きのあまり大きい声を出してしまった。
「なんでって私が貴女を気に入ったからよ。それに、姿は見えなくても声はここまで聞こえるもの。あなたのお父様が言ってたわよね?貴女の魔法を制御するって。その手助けもしたいしいいかしら?」
コテッと首を傾げる女の子。
こういう時はノリとノリでokをすればいいのだろうか。
まあ、少しというかかなり私もこの女の子と仲良くなりたいと思ってたし。
「・・・うん!いいよ!よろしくね!」
私は女の子に手を差し出す。
女の子も私の手を取る。
「・・・・え?」
かと思ったら手がふれる1・2cmで女の子は手の動きを止めた。
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ウィンクして言う女の子。
うひゃあ!こんな完璧なウィンクするなんてすごい!しかも似合っている。
そして、可愛い!
「・・・・な、なななナマエデゴザイマスカ?」
あまりの可愛さに片言になった。
「ふふふっ。なんで片言なのよっ!あはははしかも、敬語っ。・・・・ふふふふっ。え、ええ。名前よ。名前を私に付けて。」
むぅーそんなに笑わなくても~!
でも、名前かー何すればいいかな。
ルビーみたいな赤い瞳だけど紅葉の葉っぱにも似てる。
そうだ!!紅葉とかどうだろう?
「ねえねえ!くれないにはってかいてくれはってどう?あなたのひとみのいろこうようみたいできれいだし!」
私は少し熱弁気味に女の子に向かって言った。
「紅葉・・・・ええ!いいわ!ありがとう!!」
今まで以上のいい笑顔で女の子──紅葉は笑った。
「じゃああらためて、よろしくね!くれは!」
私はまた紅葉に手を差し出す。
今度こそ紅葉は手を取る。
「ええ。よろしく。璃杏ちゃん。」
次の瞬間また眩しく輝き出した。
私は反射的に目を瞑る。
「じゃあ、またね。璃杏ちゃん。」
その声を最後に私の意識は途切れた。
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※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
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