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第15話 Sランク冒険者、ライ
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「宇宙要塞って……どういうことよ!? 戦争でも始める気!?」
「違う。事業を拡大してくうちに、いろいろと手狭になってきただろ」
合点がいったのか、エクリが「ああ……」とつぶやいた。
当初は俺の宇宙船シーシュポスとエクリの宇宙船エトワールを拠点に、ドローンによるデブリの回収を行なってきた。
その後、デブリ解体を加速させるべく、海賊を捕まえては強制労働をさせるに至った。
規模が大きくなるにつれ、人やモノを収容できるだけの場所が足りなくなっていた。
奪った海賊船を一時拠点として活用しているものの、いかんせん船を跨いでの物資のやりとりや人の移動が面倒になってきたのだ。
「その点、宇宙要塞があれば全部解決するだろ。拠点にもなるし、今後宇宙船の修理を請け負うにあたって、何かと都合がいい」
「そりゃそうだけど……宇宙要塞なんて買えるの? 宇宙船を買うのとはワケが違うのよ!?」
「それなんだが……思った以上に値が張りそうでな……」
カタログで相場を見てみたところ、新品で数百億、中古でも100億はくだらないシロモノだ。
「ダメじゃん……」
エクリがガックリと項垂れる。
「……だから作ることにした」
「はぁ!?」
エクリが再び目を白黒させた。
「作るって……宇宙要塞を!?」
「なにもイチから作るわけじゃないぞ」
その場にウィンドウを出現させると、ドローンから送られた画像を開いた。
そこには、小規模ながらも宇宙要塞が映し出されており、荒廃した様子からは既に持ち主が不在であることを教えていた。
「廃棄された宇宙要塞を見つけた。リフォームすれば、使えないこともないだろ」
必要な動力系や発電系も海賊から奪った宇宙船から流用できる上、船体を接舷できる入口が生きているのも大きい。
頭の中で修繕計画を立てようとしていると、エクリが割り込んだ。
「いや……いやいやいや! 簡単に言わないでよ! 船を修理するのとはワケが違うのよ!?」
「大丈夫だ。足りない人手は海賊を使って補うから」
捕まえた海賊はおよそ20人。必要な知識とスキルは既に強制インストールしたため、あとはこちらで計画を立てるだけだ。
「いや……そもそも無理でしょ、個人で宇宙要塞を持つなんて!」
「そうなのか?」
『帝国法第3711条によると、個人による宇宙要塞の所持は原則禁じられています。認可を貰うには特別な資格が必要となりますが、現在のカイルは条件を満たしていません』
シシーの援護にエクリが勢いを増した。
「シシーの言う通りよ! まったく……個人で宇宙要塞を持つなんて……それこそ、Sランク冒険者にでもならないと許可がおりないし――」
「今すぐSランク冒険者になりたいんだが、どうすればいい?」
俺は冒険者ギルドの受付窓口にやってくると、開口一番受付嬢に詰め寄った。
「えっと……」
受付嬢が困惑した様子で苦笑する。
「そうですね……カイルさんの実績ならCランクに昇格させることはできるのですが、今すぐSランクというのは……」
「だが、Sランク冒険者にならないと、宇宙要塞を所持する許可がおりないんだろ?」
理由を説明すると、受付嬢は少し考え、
「それなら、Sランク冒険者の方に名義を貸してもらえばいいんじゃないでしょうか」
「……そんなことができるのか?」
受付嬢は耳元に口を近づけ、「あんまり大きな声じゃ言えないですけど」と口にした。
「カイルさんみたいに拠点として宇宙要塞を持ちたいという冒険者も一定数いましてね。そうした方は、Sランク冒険者と共同か、あるいはお金と引き換えに名義を貸してもらうことで条件を満たしているんですよ」
なるほど、たしかに理にかなっている。
金銭と引き換えに宇宙要塞所持の条件を満たせるのであれば、通常の冒険者とSランク冒険者の双方に利益がある。
「それじゃあ、名義を貸してくれそうなSランク冒険者に心当たりはないか?」
「そうですねぇ……」
ギルド内を見回すと、受付嬢は上のフロアに座る糸目の男を指さした。
「ライさんなんてどうでしょう。いつもラウンジでお酒を飲んでいるので、話くらいなら聞いてくれると思いますよ」
冒険者ギルドを見下ろす席で酒を飲んでる糸目の男を見つけると、俺は隣の席に腰を降ろした。
「あんたがSランク冒険者のライか?」
「Exactly。いかにも、オレがSランク冒険者のライだ」
俺は受付嬢にランクを上げてもらったばかりのギルドカードを見せた。
「Cランク冒険者のカイル・バトラーだ。折り入って、あんたに頼みがあって来た」
「頼み?」
「宇宙要塞が欲しいんだが、所持するにはSランク冒険者の名義を貸してもらわないといけないらしくてな。そこで、あんたには名義を貸してもらいたい」
「なるほどな」
ライがグラスに入った酒をあおる。
「……いいだろう。ただし、マネーの方はそれなりにかかるがな」
ライは指でお金のマークを見せると、ニヤリと笑みを浮かべた。
「……いくらだ」
「1本」
「1000万か……」
少なくはないが、事業が軌道に乗れば十分回収可能な金額である。
俺が頷こうとしたところで、ライがクビを振った。
「いや、1億だ」
「……なに?」
「こっちにもリスクってもんがあるんでな。これくらい貰ってもバチは当たらねぇ」
「コイツ……」
自分に有利な話と見て、金額を吊り上げようという魂胆か。
1億ゼニー。不本意だが、払えない額ではない。
宇宙要塞がなくてはさらなる事業拡大が見込めないのだ。
それならば、これくらいの出費で済んだと思うべきだろう。
俺が同意の証に手を差し出すと、ライが握手に応じた。
「……決まりだな。取引成立だ」
俺とライは固く握手をすると、その場をあとにするのだった。
シーシュポスに戻ると、自室のソファに腰を降ろした。
ふぅ、と息をつき、今日の出来事を思い出す。
「なんというか……すごい迫力だった。あの男、タダ者じゃないぞ」
とはいえ、これでこれで名義の件は片付いた。
あとは改修の計画を練るだけだ。
身体を起こそうとしたところで、シシーが口を開いた。
『冒険者データベースを閲覧したところ、ライの記録に不審な点を発見しました。高確率で、Sランクは虚偽の疑いがあります』
「……なに?」
予期せぬ言葉に、俺は耳を疑った。
「どういうことだ?」
『帝国データベースを閲覧します。……閲覧が完了しました、ライには犯罪歴があります。罪状は詐欺罪です』
「違う。事業を拡大してくうちに、いろいろと手狭になってきただろ」
合点がいったのか、エクリが「ああ……」とつぶやいた。
当初は俺の宇宙船シーシュポスとエクリの宇宙船エトワールを拠点に、ドローンによるデブリの回収を行なってきた。
その後、デブリ解体を加速させるべく、海賊を捕まえては強制労働をさせるに至った。
規模が大きくなるにつれ、人やモノを収容できるだけの場所が足りなくなっていた。
奪った海賊船を一時拠点として活用しているものの、いかんせん船を跨いでの物資のやりとりや人の移動が面倒になってきたのだ。
「その点、宇宙要塞があれば全部解決するだろ。拠点にもなるし、今後宇宙船の修理を請け負うにあたって、何かと都合がいい」
「そりゃそうだけど……宇宙要塞なんて買えるの? 宇宙船を買うのとはワケが違うのよ!?」
「それなんだが……思った以上に値が張りそうでな……」
カタログで相場を見てみたところ、新品で数百億、中古でも100億はくだらないシロモノだ。
「ダメじゃん……」
エクリがガックリと項垂れる。
「……だから作ることにした」
「はぁ!?」
エクリが再び目を白黒させた。
「作るって……宇宙要塞を!?」
「なにもイチから作るわけじゃないぞ」
その場にウィンドウを出現させると、ドローンから送られた画像を開いた。
そこには、小規模ながらも宇宙要塞が映し出されており、荒廃した様子からは既に持ち主が不在であることを教えていた。
「廃棄された宇宙要塞を見つけた。リフォームすれば、使えないこともないだろ」
必要な動力系や発電系も海賊から奪った宇宙船から流用できる上、船体を接舷できる入口が生きているのも大きい。
頭の中で修繕計画を立てようとしていると、エクリが割り込んだ。
「いや……いやいやいや! 簡単に言わないでよ! 船を修理するのとはワケが違うのよ!?」
「大丈夫だ。足りない人手は海賊を使って補うから」
捕まえた海賊はおよそ20人。必要な知識とスキルは既に強制インストールしたため、あとはこちらで計画を立てるだけだ。
「いや……そもそも無理でしょ、個人で宇宙要塞を持つなんて!」
「そうなのか?」
『帝国法第3711条によると、個人による宇宙要塞の所持は原則禁じられています。認可を貰うには特別な資格が必要となりますが、現在のカイルは条件を満たしていません』
シシーの援護にエクリが勢いを増した。
「シシーの言う通りよ! まったく……個人で宇宙要塞を持つなんて……それこそ、Sランク冒険者にでもならないと許可がおりないし――」
「今すぐSランク冒険者になりたいんだが、どうすればいい?」
俺は冒険者ギルドの受付窓口にやってくると、開口一番受付嬢に詰め寄った。
「えっと……」
受付嬢が困惑した様子で苦笑する。
「そうですね……カイルさんの実績ならCランクに昇格させることはできるのですが、今すぐSランクというのは……」
「だが、Sランク冒険者にならないと、宇宙要塞を所持する許可がおりないんだろ?」
理由を説明すると、受付嬢は少し考え、
「それなら、Sランク冒険者の方に名義を貸してもらえばいいんじゃないでしょうか」
「……そんなことができるのか?」
受付嬢は耳元に口を近づけ、「あんまり大きな声じゃ言えないですけど」と口にした。
「カイルさんみたいに拠点として宇宙要塞を持ちたいという冒険者も一定数いましてね。そうした方は、Sランク冒険者と共同か、あるいはお金と引き換えに名義を貸してもらうことで条件を満たしているんですよ」
なるほど、たしかに理にかなっている。
金銭と引き換えに宇宙要塞所持の条件を満たせるのであれば、通常の冒険者とSランク冒険者の双方に利益がある。
「それじゃあ、名義を貸してくれそうなSランク冒険者に心当たりはないか?」
「そうですねぇ……」
ギルド内を見回すと、受付嬢は上のフロアに座る糸目の男を指さした。
「ライさんなんてどうでしょう。いつもラウンジでお酒を飲んでいるので、話くらいなら聞いてくれると思いますよ」
冒険者ギルドを見下ろす席で酒を飲んでる糸目の男を見つけると、俺は隣の席に腰を降ろした。
「あんたがSランク冒険者のライか?」
「Exactly。いかにも、オレがSランク冒険者のライだ」
俺は受付嬢にランクを上げてもらったばかりのギルドカードを見せた。
「Cランク冒険者のカイル・バトラーだ。折り入って、あんたに頼みがあって来た」
「頼み?」
「宇宙要塞が欲しいんだが、所持するにはSランク冒険者の名義を貸してもらわないといけないらしくてな。そこで、あんたには名義を貸してもらいたい」
「なるほどな」
ライがグラスに入った酒をあおる。
「……いいだろう。ただし、マネーの方はそれなりにかかるがな」
ライは指でお金のマークを見せると、ニヤリと笑みを浮かべた。
「……いくらだ」
「1本」
「1000万か……」
少なくはないが、事業が軌道に乗れば十分回収可能な金額である。
俺が頷こうとしたところで、ライがクビを振った。
「いや、1億だ」
「……なに?」
「こっちにもリスクってもんがあるんでな。これくらい貰ってもバチは当たらねぇ」
「コイツ……」
自分に有利な話と見て、金額を吊り上げようという魂胆か。
1億ゼニー。不本意だが、払えない額ではない。
宇宙要塞がなくてはさらなる事業拡大が見込めないのだ。
それならば、これくらいの出費で済んだと思うべきだろう。
俺が同意の証に手を差し出すと、ライが握手に応じた。
「……決まりだな。取引成立だ」
俺とライは固く握手をすると、その場をあとにするのだった。
シーシュポスに戻ると、自室のソファに腰を降ろした。
ふぅ、と息をつき、今日の出来事を思い出す。
「なんというか……すごい迫力だった。あの男、タダ者じゃないぞ」
とはいえ、これでこれで名義の件は片付いた。
あとは改修の計画を練るだけだ。
身体を起こそうとしたところで、シシーが口を開いた。
『冒険者データベースを閲覧したところ、ライの記録に不審な点を発見しました。高確率で、Sランクは虚偽の疑いがあります』
「……なに?」
予期せぬ言葉に、俺は耳を疑った。
「どういうことだ?」
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