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2章
9弟の独占欲
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~アースside~
人には秘密が何個もある。数え切れないほどの秘密を人は抱えて生きている。そんな俺にだって隠し事、秘密、内緒なことをしたことなんていくつもある。でも、これだけは誰にも知られたくない。それは……
俺が兄を嫌いなこと、
アース「……また、2位、、、」
テスト結果を見て俺はまた落ち込んだ。
俺の双子の兄はいつも1位だった。親からも1番期待されて1番愛されて1番頼られる。友達も多く、俺なんかとはまた違った。それに反して俺は万年2位で兄に劣っている。友達もあまり多くはないし、好きな人なんか全て兄が好きだとか、そんなんばっかで誰も俺の事なんて見てくれるはずがなかった。
ずっとそう思って生きてきた。なのにそいつがいきなり現れたんだ。葉澄徹が……
人のことを知ったかぶって俺に話しかけてきて、俺を2人っきりで遊びに誘って、なんなら好きって言って、、
なんなんだコイツは!?
能天気でアホで、誰彼構わず好きにさせて、裏ではファンがいるくらい、それなのにそいつはその事に気がついていないなんて……こんなやつ、こんなやつなんか、、
誰が好きになるか!!!!????
徹「アースってかっこいい名前だよな~
俺もそんなかっこいい名前がよかった。
あ!!俺にあだ名つければよくね??
徹だから、トールとか!?」
アース「なにそれ、俺の真似???
しかもトールは日本語でなんて言うか知ってんのか??」
徹「知らね。」
アース「……」
アース「高いとかだよ、お前これ中学の英単語にも出てたろ。」
徹「知らね。」
アース「はぁ、」
徹「だから英語はトールに教えてもらうんだ!!お前は英語得意なんだろ!?」
アース「……2位だよ。」
徹「え!!2位!いいな!?俺なんか下から数えた方が早いんだぜ!?」
そう言って自分の順位を見せた。酷い点数に酷い順位で俺は何故徹が高校に入れたのかも分からなかった。中学で何やってたんだこいつ?????だけどそんな所も少しだけ、少しだけ、可愛いと思ってしまった。少しだけだから、本当に少しだけ、俺なんかが徹を好きになるわけない。こんなやつのどこを好きになるんだ。
トールか……
あ、でも1つだけ、
トールと言う名前に心当たりがあった。
それは俺が納得してしまうほどに徹にピッタリだと思った。徹は分からないかもしれないが、俺にとって徹はトールだった。
俺がトールいうあだ名を気に入った理由は、、
徹が本当に俺を救ってくれるトールと言う神様の名前だからだ。
だから俺は徹に心入りしていたのかもしれない。俺の兄はまた人に取り囲まれて楽しそうにしているが、俺はまた好きな人と一緒にご飯を食べれて幸せだ。
周りに合わせるなんかより、こっちの方がまだマシだ。
人には秘密が何個もある。数え切れないほどの秘密を人は抱えて生きている。そんな俺にだって隠し事、秘密、内緒なことをしたことなんていくつもある。でも、これだけは誰にも知られたくない。それは……
俺が兄を嫌いなこと、
アース「……また、2位、、、」
テスト結果を見て俺はまた落ち込んだ。
俺の双子の兄はいつも1位だった。親からも1番期待されて1番愛されて1番頼られる。友達も多く、俺なんかとはまた違った。それに反して俺は万年2位で兄に劣っている。友達もあまり多くはないし、好きな人なんか全て兄が好きだとか、そんなんばっかで誰も俺の事なんて見てくれるはずがなかった。
ずっとそう思って生きてきた。なのにそいつがいきなり現れたんだ。葉澄徹が……
人のことを知ったかぶって俺に話しかけてきて、俺を2人っきりで遊びに誘って、なんなら好きって言って、、
なんなんだコイツは!?
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誰が好きになるか!!!!????
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あ!!俺にあだ名つければよくね??
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アース「なにそれ、俺の真似???
しかもトールは日本語でなんて言うか知ってんのか??」
徹「知らね。」
アース「……」
アース「高いとかだよ、お前これ中学の英単語にも出てたろ。」
徹「知らね。」
アース「はぁ、」
徹「だから英語はトールに教えてもらうんだ!!お前は英語得意なんだろ!?」
アース「……2位だよ。」
徹「え!!2位!いいな!?俺なんか下から数えた方が早いんだぜ!?」
そう言って自分の順位を見せた。酷い点数に酷い順位で俺は何故徹が高校に入れたのかも分からなかった。中学で何やってたんだこいつ?????だけどそんな所も少しだけ、少しだけ、可愛いと思ってしまった。少しだけだから、本当に少しだけ、俺なんかが徹を好きになるわけない。こんなやつのどこを好きになるんだ。
トールか……
あ、でも1つだけ、
トールと言う名前に心当たりがあった。
それは俺が納得してしまうほどに徹にピッタリだと思った。徹は分からないかもしれないが、俺にとって徹はトールだった。
俺がトールいうあだ名を気に入った理由は、、
徹が本当に俺を救ってくれるトールと言う神様の名前だからだ。
だから俺は徹に心入りしていたのかもしれない。俺の兄はまた人に取り囲まれて楽しそうにしているが、俺はまた好きな人と一緒にご飯を食べれて幸せだ。
周りに合わせるなんかより、こっちの方がまだマシだ。
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