周りに愛される主人公

あかさ

文字の大きさ
上 下
21 / 35
1章

21徹の大好きだった恋人

しおりを挟む
~徹side~


俺も先輩も昔はもっと初々しい反応でデートもした、キスだってしたし、
やることは多分やれたと思う……
キスは付き合ってるって証拠だし。


何より、先輩と俺はお互いの気持ちを口に出すことが多かった。

好きとか、
愛してるとか、
お互いがお互いを知って
自分なりの愛を相手に向ける。

先輩にそれ以上を求められたことも求めたこともなかった。
まぁ、怪しまれたくないからってのもあるけど、、

先輩は先輩なりに俺を好きでいてくれたのか、
今になって分からない。
だって、浮気されたんだから。


先輩が俺をずっと好きでいてくれるためにいっぱい頑張った。
先輩が好きと言ったカラーはアクセサリー
先輩が嫌いと言ったものは削除

今思えば、俺の愛は違うものだったのかもしれない。

好きな人とお揃いのものをつけて、同じ道を歩んで、老いるまでずっと一緒と指切りして、こんなの誰だって出来る。

誰だってこんな恋愛の終末なんてしってる
口約束は嘘を破るためにある。

みんながみんな、
飽きる時が来るのかもしれない……
先輩にただ飽きられただけ、
それだけなんだ。

先輩……
好きなんです、
愛してるんです。

いや、愛してたんです……
あの時から先輩が好きで好きで……
やっと幸せになれると思ったのに……

俺は、どうすれば良かったんですかね。
もっと先輩に飽きられないよう、

尽くして

努力して

頑張って

可愛くあろうと背伸びしてみて、そしたら先輩がどっかいっちゃって、愛して欲しくて、俺が神に祈っても、先輩は結局、見てくれない。
先輩だったから許したのに……

あの時、告白したのが先輩だったから……
好きだったから、嘘をつかないでずっと居てくれると思ったから……

先輩が誰よりも俺を助けてくれる愛してくれると思ったから……
だから、俺は誰でもない、他でもない先輩に嘘も偽りもないことを言ったのに……

先輩……
なんであなたは、、
どんな気持ちで俺に告白したんですか?

もしかして、お遊びだったんですか、
先輩がどんな回答をしても、俺はあなたが信用出来ない……
信じたくない、

先輩が今どんなこと考えてるのか分からない……、先輩が俺をどう思ってたかわかんない、先輩は俺のどこが好きだった、


先輩は……



いったい誰が好きなんですか????

今の先輩じゃあ、もしかしたら、俺はただの都合のいい男……
そうなのかも、先輩……
昔っからそう思ってたのかもしれない

先輩は俺なんかよりずっと好きな人がいた
、、
じゃあ、先輩の好きな人が俺じゃない他の人なら、
俺はいったい何役だったんだろうか、


周りから見たら……
先輩を尊敬してる後輩……
そういう存在だったのかもしれない……

確かに俺は先輩を尊敬してた、
そういう眼差しで見てた

何よりも……
先輩が好きだった。

先輩が女子にバレンタインデーでチョコをもらった。

先輩はモテますね。

先輩が後輩の女子から手紙を貰った。

先輩は尊敬されるんですね。

先輩が女子と話した。

先輩は男女問わず仲がいいですね。

先輩が女子の手伝いをしていた

優しいですね。

先輩が女子と手を繋いでいた。

迷子にならないようにしてるのかな?

先輩が女子と抱きついていた。

きっと先輩が慰めていたんだ。

先輩が女子と付き合ったと噂された。

先輩は勘違いされやすい。

先輩が女子とキスしてた





あれ……???キス、キス……???


先輩が美女とデートに行ってた。

その日は俺との約束をドタキャンしたくせに……

先輩がいつも俺を見ている目で、美女を見ていた。

あれ、この頃俺には冷めた目つきだったのに。

先輩が、また、他の女と話してた、普通の会話じゃなかった。

俺に好き好き言っていたあの口は、
その女にも好き好き言っていた……

先輩が俺を愛してくれなくなった。

先輩が好きなのは俺……

先輩が俺を見てくれなくなった。

先輩の1番は俺……

先輩が俺を無視し始めた

もう、悔しくて悔しくてしょうがなかった
先輩は俺が尽くしてるのが分からなかったのかもしれない、
これは俺に問題があるのかも、
きっとそうだ、

先輩にその話をしたら、素っ気なかった。

諦めたくなかった。
何度でも先輩に話しかけた
先輩がまた俺を見てくれる

先輩にウザイと言われた……

俺は諦めた……











しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 全8話。1日1話更新(20時)。 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

やり直せるなら、貴方達とは関わらない。

いろまにもめと
BL
俺はレオベルト・エンフィア。 エンフィア侯爵家の長男であり、前世持ちだ。 俺は幼馴染のアラン・メロヴィングに惚れ込み、恋人でもないのにアランは俺の嫁だと言ってまわるというはずかしい事をし、最終的にアランと恋に落ちた王太子によって、アランに付きまとっていた俺は処刑された。 処刑の直前、俺は前世を思い出した。日本という国の一般サラリーマンだった頃を。そして、ここは前世有名だったBLゲームの世界と一致する事を。 こんな時に思い出しても遅せぇわ!と思い、どうかもう一度やり直せたら、貴族なんだから可愛い嫁さんと裕福にのんびり暮らしたい…! そう思った俺の願いは届いたのだ。 5歳の時の俺に戻ってきた…! 今度は絶対関わらない!

ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました

ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。 「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」 ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m ・洸sideも投稿させて頂く予定です

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

ヤンデレ蠱毒

まいど
BL
王道学園の生徒会が全員ヤンデレ。四面楚歌ならぬ四面ヤンデレの今頼れるのは幼馴染しかいない!幼馴染は普通に見えるが…………?

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する

知世
BL
大輝は悩んでいた。 完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。 自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは? 自分は聖の邪魔なのでは? ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。 幼なじみ離れをしよう、と。 一方で、聖もまた、悩んでいた。 彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。 自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。 心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。 大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。 だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。 それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。 小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました) 受けと攻め、交互に視点が変わります。 受けは現在、攻めは過去から現在の話です。 拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 宜しくお願い致します。

目が覚めたらαのアイドルだった

アシタカ
BL
高校教師だった。 三十路も半ば、彼女はいなかったが平凡で良い人生を送っていた。 ある真夏の日、倒れてから俺の人生は平凡なんかじゃなくなった__ オメガバースの世界?! 俺がアイドル?! しかもメンバーからめちゃくちゃ構われるんだけど、 俺ら全員αだよな?! 「大好きだよ♡」 「お前のコーディネートは、俺が一生してやるよ。」 「ずっと俺が守ってあげるよ。リーダーだもん。」 ____ (※以下の内容は本編に関係あったりなかったり) ____ ドラマCD化もされた今話題のBL漫画! 『トップアイドル目指してます!』 主人公の成宮麟太郎(β)が所属するグループ"SCREAM(スクリーム)"。 そんな俺らの(社長が勝手に決めた)ライバルは、"2人組"のトップアイドルユニット"Opera(オペラ)"。 持ち前のポジティブで乗り切る麟太郎の前に、そんなトップアイドルの1人がレギュラーを務める番組に出させてもらい……? 「面白いね。本当にトップアイドルになれると思ってるの?」 憧れのトップアイドルからの厳しい言葉と現実…… だけどたまに優しくて? 「そんなに危なっかしくて…怪我でもしたらどうする。全く、ほっとけないな…」 先輩、その笑顔を俺に見せていいんですか?! ____ 『続!トップアイドル目指してます!』 憧れの人との仲が深まり、最近仕事も増えてきた! 言葉にはしてないけど、俺たち恋人ってことなのかな? なんて幸せ真っ只中!暗雲が立ち込める?! 「何で何で何で???何でお前らは笑ってられるの?あいつのこと忘れて?過去の話にして終わりってか?ふざけんじゃねぇぞ!!!こんなβなんかとつるんでるから!!」 誰?!え?先輩のグループの元メンバー? いやいやいや変わり過ぎでしょ!! ーーーーーーーーーー 亀更新中、頑張ります。

処理中です...