周りに愛される主人公

あかさ

文字の大きさ
上 下
3 / 35
1章

3優しい恋人

しおりを挟む
~徹side~

俺って、
凄いやつなのかも(。 ・`ω・´) キラン☆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この考えに至ったのは数分前の出来事
俺は蜜柑と廊下を歩いていた事だ
蜜柑が廊下の窓辺を見て
何かを見つけたようだった
俺はどうしたのかと思い
蜜柑の向いている方角を見た
そこにはなんと、
女子生徒に囲まれている先輩がいた


蜜柑「ま、マジかよww、」
徹「光希先輩すごい、(´・д・`)ホヘー」
蜜柑「あの人って意外にモテるんだな」
徹「ま、まぁ、光希先輩は優しくて男前でイケメンで成績優秀、運動神経抜群だからな、(゚Д゚ )フムフム…」


これが女子にモテないわけが無い
いやぁ~
さすが光希先輩
……
え、じゃあ光希先輩と付き合ってる
俺って、
凄いやつなのかも(。 ・`ω・´) キラン☆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして冒頭に入る


徹「光希先輩、そっかぁ、(´・ω・`)」
蜜柑「おい、徹その顔やめて、俺の良心まで傷つくから」
徹「へ?どんな顔してた?」
蜜柑「捨てられた子犬」
徹「それはいいすぎだろ、」
蜜柑「本当なんだけどな」


俺はまた光希先輩の方を向く
はぁ、
先輩、
なんか、悔しいな
なんだろ、
モヤモヤして、
……


徹「むしゃくしゃする、なんでだ~」
蜜柑「(´Д`)ハァ…行くぞ徹」
徹「え、ちょっ、蜜柑?」
蜜柑「もう少しで授業始まるよ、早く」
徹「そんなに強く引っ張らなくても~」
蜜柑「いいから!」

そう言って蜜柑は俺の腕を強引に引っ張る
蜜柑って細い腕してんのに、
力強いな
握力どれくらいあんだ?


蜜柑(この腕折れそうで怖ー!折れないでくれよ徹の腕!!)
徹「……」


あぁ、なんか、
蜜柑と話すとモヤモヤが少し消えたな
なんでだろ、
もしかして、
何かしらの病気!?
あ、後で保健室行ってみよう、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キーンコーンカーンコーン ♪
キーンコーンカーンコーン ♪

チャイムがなった




……
あれ、いつの間に6時間目終わったの!?
と、時の流れって早いんだな、
そう思いながら
俺は窓辺を見た


徹「あれ、あそこにいるの、蜜柑と光希先輩だ、2人で何してんだろ(・・)ジー」

モヤモヤ

また、モヤモヤした

やっぱり、
これは保健室に行ったほうがよさそうだな
でも、俺は何故かそこから目が離せなかった
何故だか分からなかったが
俺はまるで焦っているようだった


待て、
なんで俺が焦る必要があるんだ
そうだ、
今日の俺はずっと何かを気にしてる
な、何を気にしてるんだ
光希先輩が女子に囲まれてる時も
今の光景も、
何が気になってるんだ
まるで俺が……
嫉妬してるみたい、、




全身の血液が物凄いスピードで巡るのが分かった


徹「お、お、俺が嫉妬?誰に?」

た、確かに思いやるふしは、
たくさんあるけど、
それでも、
光希先輩に嫉妬?
あ、有り得ない
こ、これはきっと気のせいだ
そう、気の所為 気の所為
……

徹「はぁ~、」

先輩、俺、
嫉妬してます、
こんな感情、
初めてかもしれません
まぁ、
確かに
俺なんかより、
もっといい人なんてたくさんいる
あの時の女子も、蜜柑も
俺なんかより数十倍、数百倍
可愛いし
スタイルいいし
気遣いもできる
……


徹「悔しい:( •ᾥ•):」

ガラガラ

光希「どうしたんだ、徹」
徹「光希先輩……なんでもないです、気にしないてください」

俺は光希先輩に冷たく返す
あぁ、
恥ずかし
なんで自分は可愛げがないんだろうか

光希「気になるよ、だって俺たち恋人だろ、恋人の事気になんのは普通じゃんか」
徹「……」

少し、
心の中のモヤモヤが無くなった気がした
なんだろう、

徹「いや、あの、本当にくだらないんで(´^ω^`;)」
光希「聞かせろよ~(。・ω・)σ゛ツンツン」
徹「わ、笑わないでくださいね」
光希「笑わない笑わない」
徹「絶対ですよ」
光希「おう!」
徹「あ、の、先輩が休み時間女子に囲まれてるの見て、し、嫉妬しちゃって///」

も、もう、どうにでもなれ!
……

徹「あ、あの、先輩?」

俺は先輩の顔を見る
何故か先輩は顔を真っ赤にして
俺の方を見ていたのだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヤンデレだらけの短編集

BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。 全8話。1日1話更新(20時)。 □ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡 □ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生 □アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫 □ラベンダー:希死念慮不良とおバカ □デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。 かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

やり直せるなら、貴方達とは関わらない。

いろまにもめと
BL
俺はレオベルト・エンフィア。 エンフィア侯爵家の長男であり、前世持ちだ。 俺は幼馴染のアラン・メロヴィングに惚れ込み、恋人でもないのにアランは俺の嫁だと言ってまわるというはずかしい事をし、最終的にアランと恋に落ちた王太子によって、アランに付きまとっていた俺は処刑された。 処刑の直前、俺は前世を思い出した。日本という国の一般サラリーマンだった頃を。そして、ここは前世有名だったBLゲームの世界と一致する事を。 こんな時に思い出しても遅せぇわ!と思い、どうかもう一度やり直せたら、貴族なんだから可愛い嫁さんと裕福にのんびり暮らしたい…! そう思った俺の願いは届いたのだ。 5歳の時の俺に戻ってきた…! 今度は絶対関わらない!

【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。

白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。 最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。 (同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!) (勘違いだよな? そうに決まってる!) 気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。

ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました

ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。 「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」 ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m ・洸sideも投稿させて頂く予定です

ヤンデレ蠱毒

まいど
BL
王道学園の生徒会が全員ヤンデレ。四面楚歌ならぬ四面ヤンデレの今頼れるのは幼馴染しかいない!幼馴染は普通に見えるが…………?

周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)

ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子 天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。 可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている 天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。 水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。 イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする 好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた 自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語

目が覚めたらαのアイドルだった

アシタカ
BL
高校教師だった。 三十路も半ば、彼女はいなかったが平凡で良い人生を送っていた。 ある真夏の日、倒れてから俺の人生は平凡なんかじゃなくなった__ オメガバースの世界?! 俺がアイドル?! しかもメンバーからめちゃくちゃ構われるんだけど、 俺ら全員αだよな?! 「大好きだよ♡」 「お前のコーディネートは、俺が一生してやるよ。」 「ずっと俺が守ってあげるよ。リーダーだもん。」 ____ (※以下の内容は本編に関係あったりなかったり) ____ ドラマCD化もされた今話題のBL漫画! 『トップアイドル目指してます!』 主人公の成宮麟太郎(β)が所属するグループ"SCREAM(スクリーム)"。 そんな俺らの(社長が勝手に決めた)ライバルは、"2人組"のトップアイドルユニット"Opera(オペラ)"。 持ち前のポジティブで乗り切る麟太郎の前に、そんなトップアイドルの1人がレギュラーを務める番組に出させてもらい……? 「面白いね。本当にトップアイドルになれると思ってるの?」 憧れのトップアイドルからの厳しい言葉と現実…… だけどたまに優しくて? 「そんなに危なっかしくて…怪我でもしたらどうする。全く、ほっとけないな…」 先輩、その笑顔を俺に見せていいんですか?! ____ 『続!トップアイドル目指してます!』 憧れの人との仲が深まり、最近仕事も増えてきた! 言葉にはしてないけど、俺たち恋人ってことなのかな? なんて幸せ真っ只中!暗雲が立ち込める?! 「何で何で何で???何でお前らは笑ってられるの?あいつのこと忘れて?過去の話にして終わりってか?ふざけんじゃねぇぞ!!!こんなβなんかとつるんでるから!!」 誰?!え?先輩のグループの元メンバー? いやいやいや変わり過ぎでしょ!! ーーーーーーーーーー 亀更新中、頑張ります。

処理中です...