11 / 14
10話 犬が穴でも掘るかのように…
しおりを挟む
バーナードの愛撫は激しかった。
納屋の床で悶えるアンリエッタのドレスの中を土と砂……枯れ葉すらついた手を突っ込んでまさぐる……。
2人は唇を重ね合わせて夢中でその柔らかさを味わう。
「うんっ……んん……!ん……」
展開に怯えながらも、アンリエッタの官能を覚え始めた肉体は、バーナードの荒れたゴツゴツした手が肌の上をまさぐり、服をはぎ取る快感に悶てしまう。
自暴自棄になっているのかもしれない……。
アンリエッタはふとそんな事を考えたが、すぐその思考をかき消した。
夢中でバーナード体に抱きつき、彼の肌の暖かさを求める。
犬が穴でも掘るかのように……バーナードはアンリエッタの体を求めた。鼻と唇を首筋に埋め、舌でぬるりとアンリエッタの肌を舐める。
「あああああ!っんん!」
ぶるぶるとアンリエッタの体が震えた。
バーナードの手が、アンリエッタの下着を剥ぎ取り、小さな胸を揉む。
「柔らかい……お嬢さんの体……すっげぇいい匂い。そんで柔らかい……」
「んっうううう!あうっんん!」
陶酔した重く低いバーナードの声が、アンリエッタの官能をくすぐる。
バーナードがツンとしたアンリエッタの乳首をつまんだ。
「ひゃう……!」
体をそらし、アンリエッタはか細い声で叫んだ。
「いいね……お嬢さん。この反応……ホントはこんな事しちゃいけないんだけど……ずっとこうしたかった。あんたの匂いを嗅いでから……この匂い。
甘い匂いが……」
「匂い……」
鼻先で首筋をくすぐられる。アンリエッタはじたばたと足をもがかせたが、すぐバーナードの手に押さえつけられた。
ジェイドも力強かったが、バーナードの強さは全く異なっていた。肉体労働者の力だ。アンリエッタは為す術もなく足を開かされ、徐々に彼の手が下着の中に入り込んでいく。
「うふ…うっ」
アンリエッタの敏感な部分に、バーナードの指が触れた。
そこはもうすでに、バーナードに触れられる期待に蜜を溢れさせ始めていた。
「あうっ……」
「もう濡れてる……お嬢さん、あんたの匂い……いやらしい女の人の匂いだ。男を誘惑する……」
「そんな……違う……」
同じことをジェイドにも言われた気がする。ガナイアの王宮で何も知らず清純に暮らしていた頃のアンリエッタには決して放たれることがない言葉だ。
ガナイアから連れてこられて数日で……。アンリエッタは自分でも信じられないほど自分が変わってしまったと感じていた。
よく知らない男に囲まれて暮らし、その両方から淫らな愛撫を受けて身を捩りよろこんでいる。そして、さらに別の都に送られて、ころころと后候補を犯して追い返す獣王の慰み相手になるのだ。
(お父様、お母様ごめんなさい……)
一瞬、ガナイアの家族の顔が浮かんだが、バーナードの熱い吐息と、指先の動きに掻き消えた。
バーナードはアンリエッタの敏感な小さな突起を指でツンツンといじりはじめた。
「あううう!うううう……ッ」
「これ好きか?人間の女も感じる場所は変わらないんだな……じゃあこういうのはどうだ?」
ぐりぐりっ
バーナードの指の腹が、アンリエッタのクリトリスを押しつぶし、左右にゆっくり揺さぶり始めた。
「ふあああああ!」
アンリエッタの、中が、きゅうううんと収縮すし、まだ少女としか言えないはずの王女の体が弓なりに反り返った。
軽い絶頂だ。
アンリエッタはいきなり与えられた強い刺激にすぐ昇り詰めてしまう。
どっと汗が吹き出した。
「あっあ……ああああ……」
「感じやすいんだなあ。お嬢さんは」
バーナードは目を細め、唇を舐めて見せた。耳先はピンと立ち、嬉しそうにピクピクと動いている。
そして、その欲望にギラギラと光る眼は、獣のそれだった。
その目つきに射抜かれ、アンリエッタはゴクリと息を呑んだ……。
(続く
納屋の床で悶えるアンリエッタのドレスの中を土と砂……枯れ葉すらついた手を突っ込んでまさぐる……。
2人は唇を重ね合わせて夢中でその柔らかさを味わう。
「うんっ……んん……!ん……」
展開に怯えながらも、アンリエッタの官能を覚え始めた肉体は、バーナードの荒れたゴツゴツした手が肌の上をまさぐり、服をはぎ取る快感に悶てしまう。
自暴自棄になっているのかもしれない……。
アンリエッタはふとそんな事を考えたが、すぐその思考をかき消した。
夢中でバーナード体に抱きつき、彼の肌の暖かさを求める。
犬が穴でも掘るかのように……バーナードはアンリエッタの体を求めた。鼻と唇を首筋に埋め、舌でぬるりとアンリエッタの肌を舐める。
「あああああ!っんん!」
ぶるぶるとアンリエッタの体が震えた。
バーナードの手が、アンリエッタの下着を剥ぎ取り、小さな胸を揉む。
「柔らかい……お嬢さんの体……すっげぇいい匂い。そんで柔らかい……」
「んっうううう!あうっんん!」
陶酔した重く低いバーナードの声が、アンリエッタの官能をくすぐる。
バーナードがツンとしたアンリエッタの乳首をつまんだ。
「ひゃう……!」
体をそらし、アンリエッタはか細い声で叫んだ。
「いいね……お嬢さん。この反応……ホントはこんな事しちゃいけないんだけど……ずっとこうしたかった。あんたの匂いを嗅いでから……この匂い。
甘い匂いが……」
「匂い……」
鼻先で首筋をくすぐられる。アンリエッタはじたばたと足をもがかせたが、すぐバーナードの手に押さえつけられた。
ジェイドも力強かったが、バーナードの強さは全く異なっていた。肉体労働者の力だ。アンリエッタは為す術もなく足を開かされ、徐々に彼の手が下着の中に入り込んでいく。
「うふ…うっ」
アンリエッタの敏感な部分に、バーナードの指が触れた。
そこはもうすでに、バーナードに触れられる期待に蜜を溢れさせ始めていた。
「あうっ……」
「もう濡れてる……お嬢さん、あんたの匂い……いやらしい女の人の匂いだ。男を誘惑する……」
「そんな……違う……」
同じことをジェイドにも言われた気がする。ガナイアの王宮で何も知らず清純に暮らしていた頃のアンリエッタには決して放たれることがない言葉だ。
ガナイアから連れてこられて数日で……。アンリエッタは自分でも信じられないほど自分が変わってしまったと感じていた。
よく知らない男に囲まれて暮らし、その両方から淫らな愛撫を受けて身を捩りよろこんでいる。そして、さらに別の都に送られて、ころころと后候補を犯して追い返す獣王の慰み相手になるのだ。
(お父様、お母様ごめんなさい……)
一瞬、ガナイアの家族の顔が浮かんだが、バーナードの熱い吐息と、指先の動きに掻き消えた。
バーナードはアンリエッタの敏感な小さな突起を指でツンツンといじりはじめた。
「あううう!うううう……ッ」
「これ好きか?人間の女も感じる場所は変わらないんだな……じゃあこういうのはどうだ?」
ぐりぐりっ
バーナードの指の腹が、アンリエッタのクリトリスを押しつぶし、左右にゆっくり揺さぶり始めた。
「ふあああああ!」
アンリエッタの、中が、きゅうううんと収縮すし、まだ少女としか言えないはずの王女の体が弓なりに反り返った。
軽い絶頂だ。
アンリエッタはいきなり与えられた強い刺激にすぐ昇り詰めてしまう。
どっと汗が吹き出した。
「あっあ……ああああ……」
「感じやすいんだなあ。お嬢さんは」
バーナードは目を細め、唇を舐めて見せた。耳先はピンと立ち、嬉しそうにピクピクと動いている。
そして、その欲望にギラギラと光る眼は、獣のそれだった。
その目つきに射抜かれ、アンリエッタはゴクリと息を呑んだ……。
(続く
0
お気に入りに追加
316
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる