魔法最弱の世界で魔法少女に転生する〜魔法少女はチート魔導士?〜

東雲ノノメ

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1章 魔法少女と異世界の街

16話  魔法少女は強化、生成をする

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 んー…ふぁーん………朝っ!

 私は布団を退かし、飛び起きる。今は朝?昼?…その中間くらいか。

「ちょっと長く寝過ぎた…」
起きよ。昨日の昼からずっと寝てたってことだよね?私、寝過ぎじゃん。

 朝ご飯食べよう。
私はご飯を食べるために下の階に降りる。

「ソラ、おはよ。遅かったね。」
エリーはそう言う。

 私は短く「おはよう」と言って席に着く。

「朝ご飯食べたいからお願いできる?」

「分かった。ちょっと待ってて。」
エリーはそう言って料理を始める。

 今日は強化したり服買ったりお金貰ったりしなきゃいけないな。
 こんな寝てたのに今日やること沢山あるんだけど…

「はい、出来たよ。」
私は完成した料理を食べ始める。

 いつも通り美味しそう。

 私は少し早めにもぐもぐと食べる。

「ふぅ、ごちそうさま。美味しかったよ。」
私はいつも通りエリーにそう言って部屋に戻る。

 SPどれだけ貯まったかなー、レベルもどれだけ上がったかなー。

 私は布団に座り、確認を始める。


 名前 美水 空
 
 年齢 17歳

 職業 魔法少女

 レベル 21

 攻撃540    防御590                 

素早さ760   魔法力990   魔力1050

 装備 魔法少女服 魔法少女ステッキ

 魔法 アクアソーサーⅢ 魔導書Ⅴ 神速Ⅲ

 スキル 魔法生成 魔力強化 魔力付与 
 魔力感知 魔法記憶 身体強化 詠唱破棄
  覚醒 魔法分解

  SP   2850

 えっ凄い貯まってる。色々出来るじゃん。魔法も結構創れるし、やったね。
 新スキルも見てみようかな。

 私はポチッとスキルの項目を押す。

 詠唱破棄

完全に詠唱を破棄することが出来る。魔力付与による詠唱の手助けの効果も上昇。

 覚醒

魔法少女服の状態でのみ発動できる。全ステータスを4倍する。一度使うと1日は使えなくなり、ステータスも3日半減する。

 魔法分解

魔法を分解し、合成することによって新しい魔法になる。(2つの魔法に変化する)分解することが出来なくなると魔力に変化する。

 色々言いたいことはあるけど、まとめよう。

「やばくない?このスキル。」

 魔法を分解して別の物にする?ステータス4倍?詠唱破棄はどうでもよ…くないけど微妙だね。

 魔導書、分解してみるか。

 ファイアとライニングを魔導書から分解、そして私の魔力と一緒に合成。新魔法ファイボルト生成。

 よっし、出来た。

 あと私、物理系の攻撃がないからそっち方面の魔法でも創ろうかな。
…剣、属性剣、魔法剣を創る魔法、それを投げつける。そんな感じの魔法。

 私は魔法生成で、新魔法万属剣、新魔法投擲を生成する。
 SPが結構削られた…それぞれにプラス値を振って、…魔力付与で魔法に特殊能力でもつけられないかな?これもやってみよ。

「…ふぅ、出来た。余っちゃったけど、その時に創ればいいよね。」
今の魔法はこんな感じ。

 魔法 アクアソーサーⅤ 魔導書Ⅵ(-2)  神速Ⅴ
  ファイボルトⅣ+1 万属剣Ⅳ+1 投擲Ⅲ

 こんな感じ。
やってみたら特殊能力つけられた。あと、結構プラス値に使うSPも増えてきたからこれからはそういう方面からも魔法を強化しよう。

 それにしてもこの間までは一つしか魔法は使えなかったけどだいぶ増えてきたね。
 
 受けられる依頼も増えてきたし、そろそろ別の街にも行ってみたいな。
 …そろそろってまだ全然この街にいないけど。

 魔法の強化も終わったし、服買いに行くか。
それ終わったらギルドに顔出さないと。ギルマスに怒られちゃう。

 支度をして下の階に降りる。

「ソラ、どこか行くの?」
エリーがこちらに来て聞いてくる。

「うん、まぁそんなとこ。」
私はそう言う。

「行ってらっしゃい」とエリーが言うので私は「行ってきます」と言って宿を出る。

 あの上着買ったのって宿屋の少し右に曲がったところの角にあったお店だよね?
 あるかな?あの上着。地味に気に入ってたのに。

 私はのれんみたいなのをくぐり、入る。
また人がいる雰囲気じゃない。こないだは奥に人がいたんだよね。

 上着を探すため、ぐるぐると店を回る。
うーん無いなぁ。

「なにを探してるんだい。」
すると店の奥から人がやってくる。

 紫のフードを被っててよく顔は見えないけど30代くらいの女の人?なのかな。

「こないだここでフードが付きの大きめの上着を買ったんだけど…破れちゃって、新しいの買いに来たんだけど…」
その人はジッとこっちを見る。

 …なに?知らない人にそんな見られると怖いんだけど。

「分かった。用意しよう。」
店の奥に戻って行ったと思ったら少ししたら手に何か持ってこっちに来た。

「これか、嬢さんの欲しいものは。」
上着を私の前に持っていき、確認をとる。

 おぉ、多分これだ。

「それだと思います。」
私はそう答え、買うためにレジ(?)に行く。

「はい、銀貨1枚だよ。」
私は銀貨を渡し、上着をもらう。
 それをエリカから貰った上着と交換する。

 エリカから貰った上着を脱いで、収納する。

「使えなくなったらまた来なさい。」
そう言って店の奥に戻って行った。

 次はギルドに行くため、のれんをくぐって店を出る。

 そのまま右に真っ直ぐ進み、左に曲がる。その先をずっと歩いていくと見えてくる。ってかここからでもギリギリ見える。

 お金ってどのくらい貰えるんだろう。
沢山もらえたらロアに美味しいご飯奢ってあげよ。

 そう思いながら歩いてるとギルドの入り口近くにロアがいて、中に入る。

「ロア?」
遠目だからよくわかんないけど多分ロアだ。

「また薬草かな。」
そんなに家庭、大変なのかな?

 私にできることだったら私も手伝いたい。今度ロアにお父さんでも紹介してもらおうかな?
 私は生まれも育ちも日本だ。日本にしか無い知識で助けられるかもしれない。

 まずはギルドに行くのが先だけどね。

———————————————————————

 いろんなスキルや魔法が増え始めました。
このままいったら自分でも忘れちゃいそうです。

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