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42話、魔法の訓練
しおりを挟む母親のマリシャーヌが誘拐された事件の後からリュウトは態度を変えた!
自分の事を僕から俺と呼ぶようし、敵に対して甘さが無くして雰囲気を変えたのだ。
前世では自分のことを俺と言っていた、実年齢が40歳以上なのに僕というのもある。
一番は、優しさと甘さを勘違いしていたからだ。
堕天使と戦うのを前にして甘い考えをなくすために態度を変えたのだ。
前世の機関銃と戦車を作っていたが、戦争用具の知識が乏しく創造の魔法でも作る事が出来なかった。
考えてみると、前世の機関銃や戦車よりも、自然災害の方が、威力が強力なので魔法でなら竜巻、流星、氷結、重力、その他色々な自然現象を操る事が可能なのだと思い。
魔法のレベルを上げる訓練をする事にしたのだ。
先ず、仲間たちと話し合い今より強力な新しい戦い方を開発する事にして全員のステータスを鑑定すると。
ダンライ・ランキン
ランキン公爵家、長男
年齢、 17歳
種族、人族
魔力、600 → 800
能力、 7 → 8
火、雷の属性
職業、剣神
「光速剣の舞」
サヨナァ・シャロム
ガンゾイ・シャロム辺境伯家、長女
年齢、 17歳
種族、人族
魔力、600 → 700
能力、 6 → 7
水、風の属性
職業、魔法槍士
[トルネード、スピア]
ナナファーナ・オスガン、
オスガン王国、第一王女、
年齢、17歳
種族、人族
魔力、600 → 800
能力、 7 → 8
聖、水の属性、防御魔法、(水の属性)
職業、聖女(王族)
ライナ・パイオニ
S級冒険者
年齢、 120歳(人間の18歳)
種族、エルフ族、女性
バンダイ公国、第2王女
魔力、800 → 900
能力、 8 → 9
風、木、土、水の属性
職業、魔法賢者
全員の魔力と能力が上がって、ライナの職業が魔法賢者になっていたのだ。
ダンライには、剣に雷か炎の光線いわゆる前世のビームを付与させた戦い方の訓練。
サヨナァも魔力と能力が上がっていたので、槍に氷結と竜巻を付与させた戦い方の訓練。
ナナファ―ナには防御魔法のバリアーを強化して自分だけでなく、敵から味方の軍を守る事と、聖の光線と粒子を降らせる訓練。
ライナは、魔法賢者なので自分で考えて訓練する事にしたのだ。
だが、今度の魔法の訓練は災害級なので、訓練の場所の選定に困っているとライナが。
「人のいない砂漠を知っているわよ。あそこなら災害級の魔法の練習も出来ると思うわ」
「その場所は遠いのか?」
「王国と公国の境界の海沿いにある砂漠よ」
魔法の練習の場所が決まり、マジックバッグに食料などを大量に入れてライナが言った砂漠に向かったのだ。
行ったことのある場所までは移転して行き、其処からはいつものように車で行こうとした。
車を誰が運転するかで揉めて、あみだくじ思い出し、くじの結果ライナが勝ち運転が好きなので飛び上がって喜んだ。
だが、誰も助手席に乗らずにあみだくじに夢中になり、銅貨を賭けて騒いで楽しんでいると、運転しているライナが。
「私だけ仲間外れなの。もう~」
愚痴っていたのだ。
その日の夕方に目的地の砂漠が見えて来て、所々に大きな岩が小さな山みたいに聳え立っていて不思議な光景だった。
その晩は砂漠から少し戻り、砂の飛んでこない小さな森の中に創造の魔法で前世のバンガローみたいな家を作り始めた。
女性陣の注文で水洗トイレとお風呂も付けたのだ。
その晩は食事の後に、前世のゲーム、オセロを作り、ルールを教えると皆が直ぐに覚えて勝負に熱中して一番勝負事が嫌いだと思っていたナナファ―ナが勝ち負けに拘り、負けると。
「もう一回! もう一回して」
と騒ぐのでサヨナァとライナが呆れている。
リュウトは母親の誘拐事件で、自分がもう少し早く気を付けていればと落ち込んでいたが、久しぶりに前世の学生時代のような雰囲気に一緒になって騒いで楽しんだ。
次の日に砂漠に行き、最初はダンライに剣に魔法を付与させるか試すと、何と直ぐに出来て剣からバキバキと稲妻を放ち。
その剣に魔力を流して剣を振るうと雷が50m位先の岩に当たり岩を粉々に砕いたのだ。
ライナは、自分の武器に魔法を付与するのは以前から出来ていたので、得意な弓に自分の使える全部の魔法を付与出来る。
混合魔法の事を教えると、口も利かずに混合魔法の練習をしていた。
サヨナァも槍に魔法を付与してトルネード、スピアの技の威力上げる練習と、水魔法で敵を凍らせる氷結の魔法、トルネード、スピアの技に風と水魔法を混合させ新しい魔法に取り組んでいる。
一か月近く魔法の訓練に明け暮れ、全員が魔法の威力を上げる事が出来、ナナファ―ナが素晴らしい成長をして、5km四方に防御バリアーを張る事が出来るようになり。
絶対マイナス零度(セ氏マイナス273.15度)全ての物を凍らせる魔法を使える様になった。
今の仲間たちなら、SS級魔物と戦っても倒すことが出来る実力が付いたと思い。魔法の訓練を終了して領地の城に帰ろうとした。
最終日に、ライナが弓矢を氷結させてその矢にドリル状に真空刃を付けて砂浜の大きな20m位の岩に連続で5本を放つと。
まるでミサイルを撃ち込んだみたいに岩が爆発して砕け散り、砂浜に100m以上のクレーターが出来る程だ。
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