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第5章 里奈side
(1)里奈side
しおりを挟むでも、あの民宿に着いた時の将ちゃんとのやり取り……。
思い出して、もしかして将ちゃんと涼さんの間に何かあったのかと思い気になる。
それに涼さんは将ちゃんのお友達だし、以前のカラオケボックスでの件で優しい人だという事も知っている。
別に遠出する訳じゃないし、少し話すくらい大丈夫だよね。
「分かりました。
ちょっと荷物だけ置いてくるんで、待ってて下さい」
「分かった。
じゃあ、表にいるね」
私は一旦部屋に戻りお風呂用具を置くと、未来さんに声をかけ、スマホだけ持って涼さんの待つ民宿の外へ出掛けた。
……
…………。
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