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第13章(2)アカリside

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『アカリへ

遺書。
なんて言い方をすると、アカリはきっと怒るよな?

でも、万が一。
なんの気持ちも伝えられず、言葉を交わせずに離れ離れになる日が来たら……。
俺は絶対に後悔すると思う。

だから、最後まで読んでね?


俺は、アカリに会えて幸せでした。
アカリはいつも謙遜して、自分になかなか自信が持てないみたいだけどさ。

俺にとっては1番の女性で、妻で……。
出来れば、生まれ変わったらまたアカリと結婚したいと思ってます。

でも、その時は……。
出来れば、アカリとは同じ歳がいいかな。
そんで、ほんとに出来れば幼馴染で、子供の時から互いを知っていて……。

一緒に遊んで、学校に通って、成長して……。
アカリとまた恋をしたいです。

1分でも1秒でも、アカリと一緒の瞬間を逃さずに生きたいな。』


『俺はこんな性格だから、若い頃は人間が出来てなくてアカリをたくさん怒らせたり、悩ませたりするかも知れない。

けど、喧嘩しても仲直りしてさ。
俺も頑張って優しくするから、また大好きな笑顔で微笑って、許してほしい。


結婚したら、今度はなるべく忙しくない職種に就いて、家庭を大事にする。……つもり。

つもり、なんだけど……。
もしかしたら、俺にはやっぱり夢の配達人しかないのかも知れない。
今のところ、自分がそれ以外の仕事をしてる姿が想像出来ないんだよな。


ま、来世なんて分からないけどさ。
これだけは、本当に今ハッキリ言える。

アカリ。
俺は、生まれ変わってもお前と結婚したい。』
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