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第12章 (2)ヴァロンside

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「アカリ。
一緒に気持ち良くなろ?」

アカリの背中と腰に腕を回して、俺は彼女との結合部に隙間がない位までグッと自身を挿し込んだ。


「!ッ……ぁ……ゃ……だ、めっ!
っ……そこ、だ……めッ……!」

アカリが身体を震わせながら俺に訴える。

知ってる。
奥の腹側の部分。
此処を擦られるのが気持ち良いって。


「……駄目じゃ、ないだろ?」

アカリを支えながら、ゆっくり腰を動かして内部を刺激する。


「やっ……ゃ……ッ。
……変にっ、なる……ッ」

「……なれよ。
見ててやるから……っ」

俺はアカリの胸に唇を落とすと、ワザと敏感な頂の部分を避けて舌を滑らせた。
繋がっている腰の動きを次第に激しくすると、アカリがそれから逃れようと身を捩る。

逃がさない。
すっかりS心にスイッチの入った俺は、暴れるように乱れるアカリを決して離さない。


「っ……言えよ」

アカリに口付けて、すぐに唇を離して間近で見つめる。


「気持ち良いって、言え。
もっと、俺を感じろ……」

真っ赤な顔で俺を見つめて、瞳を潤ませるアカリ。
涙を唇で拭ってやると……。
アカリは唇をキュッと結んで、俺のしがみ付くように抱き付いて、自ら腰を揺らし始めた。


「ッ……!」

アカリの大胆な行動に驚きながらも、ゾクッとする。


「あッ……!っ……きも、ちぃ。
気持ち……ぃ……っ。ヴァ……ロ、ンッ!」

彼女が腰を揺らす度にグチュグチュとヤラシイ音を立てる俺達の結合部。

もう一度アカリを絶頂に導いてから、全て終わらせるつもりだった。

……けど、予定変更。
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