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第4章 (4)バロンVS夢の配達人
4-8
しおりを挟むもっと、バロンを知りたい。
近付きたいと思う事は、ダメな事なんだろうか?
私の耳元に、微かに触れるバロンの頬。
それだけで私の身体の熱は少し熱くなる。
きっと真っ赤になっている顔を見られたくなくて、私はずっとそのままでいた。
「……お疲れでしょう?
着くまで、よろしければお休み下さい」
「……うん」
バロンの言葉に甘えて、そっと目を閉じてみる。
けど。
心地良いような、落ち着かないような暖かい温もりに包まれて……。
ドキドキし過ぎて、私は眠る事なんて出来なかった。
……
…………。
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