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第2章 別に…
第17話 別に
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「「…」」
俺は葵とまた、椅子に座って向き合っていた。
状況はさっきと逆。俺が葵を椅子に無理やり座らせて、俺が葵を問い詰める、いや聞いている状態だ。
「…何で泣いてんだよ?」
「…」
葵は先程から無言を貫いている。
別に1人で泣くのなら兎も角、俺の前、しかも俺の話を聞いた後に泣いている姿を見ると、聞かざるを得ない。
(こんな事になるなら話さなければ良かった…)
俺は大きく溜息を吐いて、項垂れる。その瞬間、葵の身体がピクッと動く。
(…ほう?)
それに気づいた俺は、もう1度、さっきよりも大きく溜息を吐く。
「はぁ~~~っ」
ビクッ
葵の身体が一段と大きく跳ねる様にして、動く。
葵には少し悪いけど、こんな事しないと言ってくれないだろ。俺は心の中で頭を下げながらも、葵の様子を伺う。
「……くて」
「ん?」
葵の口が小さく開かれる。しかしあまりにその声が小さくて、俺の聴力では聞こえなかった。
「ご、ごめん。もう1回言ってくれるか?」
「っ!!」
葵は勢いよく顔を上げる。俺は反射的に殴られると思って目を瞑るが、いつまで経っても拳は飛んでこない。
ゆっくりと目を開けると、葵は拳を振おうとはせずに、ただ悲しそうな表情で此方を見ているだけだった。
「……もう1回言ってくれるか?」
「………自分が、情けなくて」
目からはポロポロと涙が流れる。
な、情けない? どう言う事だ?
それを言ったら俺の方が情けなくて、ダサかっただろ? 親父の事をヒーローだなんて言って! 俺はもう大学生なんだぞ!!
世理は1人で嘆きながら、葵へと話しかける。
「情けないってどう言う事だよ、情けないのは俺の方だろうが」
葵はそれに対して力強く首を横に振った。
(そこまで否定するか?)
世理は困った様子で肩をすくめてしまった。
それに対して、葵はまた否定する様に少し大きめな声で言った。
「あ、貴方は! ちゃんと自分の事ではなく、その、色々頑張っていたので…」
「あ、あぁ、そうなのか?」
「う、上手く言えないですけどそうなんです!!」
「そうか、分かった」
疑問に思った俺だったが、葵に少し気圧されて無理矢理納得させられながら、話を続ける。
「それで、結局何で自分を情けないって思ったんだ?」
「別に…何でもないです。気にしないで下さい」
葵は先程とは打って変わって凛々しそうな顔つきになると、椅子から立ち上がる。
俺が勇気を持って質問した言葉はテキトーに流された。もっと真剣に答えてくれても良くないか?
そんな事を思って笑っていると、葵は椅子を持って俺の隣へと来る。
「ど、どうしたんだ、いきなり?」
「さっき言いましたよね? ビデオ通話するんですよ」
テキパキとビデオ通話のセッティングがされて行く。俺達の前にはスマホが立てかけられ、葵は俺と肩が触れるぐらいに近づく。
「…息荒くないですか」
「ち、ちげーよ! 元から俺はこうなんだ!」
俺が否定すると、そうなんですか、とスマホを操作していく葵。
何だかんだで、葵とこんなに近づいたのは初めてだったので、俺は少し緊張していたのかもしれない。
しかし、あまりに冷静に対応されて、何故か俺も落ち着いてしまった。
「じゃあ、電話掛けますね」
葵はスマホをタップした。
プルルルル プルルルル
『もしもーし、葵ー! 久しぶり~!!』
画面に元気で綺麗なお姉さんが映し出される。髪は茶髪でミディアムでウェーブがかかっている。パッチリとした二重まぶたに、日本人特有の少し低めな鼻が童顔さを引き立てている。
(ん? 誰だこれ?)
「ママ、久しぶり」
隣にいる葵が俺の疑問を解消した、と言うかママ? この人めっちゃ若くね?
見た目は葵と姉妹だと言われても、納得するぐらいに若く見えた。
葵がそんな俺の思いに気づいたのか、ははっと、乾いた笑みを見せる。
『もしかして、隣にいるのが世理くん? 』
俺は名前を呼ばれた瞬間に、気持ち背筋を伸ばす。
「は、はい、初めまして」
『うん、私は茜って言います! これから宜しくね』
笑顔で答える茜さん、愛想が良くて笑顔がキラキラしている。明るそうな人だ。
しかし、今日は家族でビデオ通話の予定ではなかったのか? 親父が見当たらないんだが。
そう思った俺は茜さんに疑問をぶつけた。
「所で親父はいないんですか?」
『あー…聡さんなら用事があるとかで今居ないの』
ごめんと、眉を八の字にして謝る茜さん。
ならしょうがない。親父は忙しい人だから。
『そ、そう言えば世理くんは葵と上手くやっていけてるのかしら!』
茜さんが焦った様に俺に聞いてくる。
上手くやってるかだって? そんなの今…さっきまで泣かせてました、なんて言えないし。
「え、えーと…」
「上手くやっていますよ」
俺が答えに困っていると、葵が代わりに答えた。
『今は葵じゃなくて、世理くんに聞いてるのよ? それに葵にはこの前聞いたじゃない?』
そう言われて、俯く葵。
…この前聞いた?
茜の一言に、世理の中で疑問が生まれる。
葵と喧嘩してからはあまり声をかけない様にしていた。だから基本あまり一緒に居なかった。暫くは態度が変わらなかったが、急に態度を変えた日がある。
それは、何故か声をかけて来てくれた今日。
(…いつ話を?)
今までの葵の言動が反芻され、俺の中で全てが繋がる。
(もしかして…昨日電話をして、俺が仲良くやっていると言った話を聞いたのか?)
何故俺が電話をするのを避けているのか…それが葵には分かっていたんだ。
俺達が仲良くない事を、知られない様にしていた事を。
そうだ。そうだと今までの行動に納得がいく。
『ママ達の為なんですよね…』
世理の頭の中に葵の言葉が思い出される。
そして、その時の真剣な表情も。
コイツももしかして…
『世理くん?』
茜さんが訝しげに此方を見ている。
「えっと、」
俺が何を話そうか迷っている途中、そんな時に下から少し引っ張られる力を感じ、視線を下に向けた。
テーブルの下では、隣から服の裾を引っ張っている思っているよりと小さく綺麗な手が伸びていた。
俺は思わず、引っ張っている本人の方を向く。
「……」
顔は見えない。そっぽを向いている。
だけど、伝わった。
自分の思ってる事を自分の口で伝える事は思ってるよりも難しい。
けど、
口で伝えてなくても、行動を示すだけでも何となく分かった。
俺は口角を上げ、ゆっくりと口を開く。
「仲良くやってますよ」
コイツも俺と同じなんだ。
親を、茜さんを大切に思ってるんだ。俺が親父を大切にしている様に。
俺は茜さんに渾身の笑顔を見せつける。
『…あら。あらあらあら! そう!! なら良かったわ!!』
茜さんは何処かニヤけながら画面に顔を近づけている。
な、何だ…? いきなりオバさん味が増したな。
『なら安心ね!! 茜には上手くやってるかは…聞かなくても良さそうね!! ふふっ!! 残り少ないけど2人の時間楽しんでね! バイバーイ!!』
茜さんに捲し立てられ、ビデオ通話はほんの数分で終わりを迎えた。
いきなり終わったんだが…。
俺が呆然としていると、葵はそっぽを向いたまま立ち上がり、テーブルの上にあったスマホを素早く取った。
そのまま流れる様な早歩きでリビングの扉へと向かう。
「お、おい!」
世理は、リビングから出ようとしている葵を呼び止める。
「お、怒ってるのか…?」
あまりに無言で立ち去ろうとしていたのでそう聞くと、
「別に!!! 何でもありません!!!」
葵は怒鳴り声を上げ、リビングの扉を閉めた。
「…えぇ」
世理の口からは、困惑の声が漏れ出た。
俺は葵とまた、椅子に座って向き合っていた。
状況はさっきと逆。俺が葵を椅子に無理やり座らせて、俺が葵を問い詰める、いや聞いている状態だ。
「…何で泣いてんだよ?」
「…」
葵は先程から無言を貫いている。
別に1人で泣くのなら兎も角、俺の前、しかも俺の話を聞いた後に泣いている姿を見ると、聞かざるを得ない。
(こんな事になるなら話さなければ良かった…)
俺は大きく溜息を吐いて、項垂れる。その瞬間、葵の身体がピクッと動く。
(…ほう?)
それに気づいた俺は、もう1度、さっきよりも大きく溜息を吐く。
「はぁ~~~っ」
ビクッ
葵の身体が一段と大きく跳ねる様にして、動く。
葵には少し悪いけど、こんな事しないと言ってくれないだろ。俺は心の中で頭を下げながらも、葵の様子を伺う。
「……くて」
「ん?」
葵の口が小さく開かれる。しかしあまりにその声が小さくて、俺の聴力では聞こえなかった。
「ご、ごめん。もう1回言ってくれるか?」
「っ!!」
葵は勢いよく顔を上げる。俺は反射的に殴られると思って目を瞑るが、いつまで経っても拳は飛んでこない。
ゆっくりと目を開けると、葵は拳を振おうとはせずに、ただ悲しそうな表情で此方を見ているだけだった。
「……もう1回言ってくれるか?」
「………自分が、情けなくて」
目からはポロポロと涙が流れる。
な、情けない? どう言う事だ?
それを言ったら俺の方が情けなくて、ダサかっただろ? 親父の事をヒーローだなんて言って! 俺はもう大学生なんだぞ!!
世理は1人で嘆きながら、葵へと話しかける。
「情けないってどう言う事だよ、情けないのは俺の方だろうが」
葵はそれに対して力強く首を横に振った。
(そこまで否定するか?)
世理は困った様子で肩をすくめてしまった。
それに対して、葵はまた否定する様に少し大きめな声で言った。
「あ、貴方は! ちゃんと自分の事ではなく、その、色々頑張っていたので…」
「あ、あぁ、そうなのか?」
「う、上手く言えないですけどそうなんです!!」
「そうか、分かった」
疑問に思った俺だったが、葵に少し気圧されて無理矢理納得させられながら、話を続ける。
「それで、結局何で自分を情けないって思ったんだ?」
「別に…何でもないです。気にしないで下さい」
葵は先程とは打って変わって凛々しそうな顔つきになると、椅子から立ち上がる。
俺が勇気を持って質問した言葉はテキトーに流された。もっと真剣に答えてくれても良くないか?
そんな事を思って笑っていると、葵は椅子を持って俺の隣へと来る。
「ど、どうしたんだ、いきなり?」
「さっき言いましたよね? ビデオ通話するんですよ」
テキパキとビデオ通話のセッティングがされて行く。俺達の前にはスマホが立てかけられ、葵は俺と肩が触れるぐらいに近づく。
「…息荒くないですか」
「ち、ちげーよ! 元から俺はこうなんだ!」
俺が否定すると、そうなんですか、とスマホを操作していく葵。
何だかんだで、葵とこんなに近づいたのは初めてだったので、俺は少し緊張していたのかもしれない。
しかし、あまりに冷静に対応されて、何故か俺も落ち着いてしまった。
「じゃあ、電話掛けますね」
葵はスマホをタップした。
プルルルル プルルルル
『もしもーし、葵ー! 久しぶり~!!』
画面に元気で綺麗なお姉さんが映し出される。髪は茶髪でミディアムでウェーブがかかっている。パッチリとした二重まぶたに、日本人特有の少し低めな鼻が童顔さを引き立てている。
(ん? 誰だこれ?)
「ママ、久しぶり」
隣にいる葵が俺の疑問を解消した、と言うかママ? この人めっちゃ若くね?
見た目は葵と姉妹だと言われても、納得するぐらいに若く見えた。
葵がそんな俺の思いに気づいたのか、ははっと、乾いた笑みを見せる。
『もしかして、隣にいるのが世理くん? 』
俺は名前を呼ばれた瞬間に、気持ち背筋を伸ばす。
「は、はい、初めまして」
『うん、私は茜って言います! これから宜しくね』
笑顔で答える茜さん、愛想が良くて笑顔がキラキラしている。明るそうな人だ。
しかし、今日は家族でビデオ通話の予定ではなかったのか? 親父が見当たらないんだが。
そう思った俺は茜さんに疑問をぶつけた。
「所で親父はいないんですか?」
『あー…聡さんなら用事があるとかで今居ないの』
ごめんと、眉を八の字にして謝る茜さん。
ならしょうがない。親父は忙しい人だから。
『そ、そう言えば世理くんは葵と上手くやっていけてるのかしら!』
茜さんが焦った様に俺に聞いてくる。
上手くやってるかだって? そんなの今…さっきまで泣かせてました、なんて言えないし。
「え、えーと…」
「上手くやっていますよ」
俺が答えに困っていると、葵が代わりに答えた。
『今は葵じゃなくて、世理くんに聞いてるのよ? それに葵にはこの前聞いたじゃない?』
そう言われて、俯く葵。
…この前聞いた?
茜の一言に、世理の中で疑問が生まれる。
葵と喧嘩してからはあまり声をかけない様にしていた。だから基本あまり一緒に居なかった。暫くは態度が変わらなかったが、急に態度を変えた日がある。
それは、何故か声をかけて来てくれた今日。
(…いつ話を?)
今までの葵の言動が反芻され、俺の中で全てが繋がる。
(もしかして…昨日電話をして、俺が仲良くやっていると言った話を聞いたのか?)
何故俺が電話をするのを避けているのか…それが葵には分かっていたんだ。
俺達が仲良くない事を、知られない様にしていた事を。
そうだ。そうだと今までの行動に納得がいく。
『ママ達の為なんですよね…』
世理の頭の中に葵の言葉が思い出される。
そして、その時の真剣な表情も。
コイツももしかして…
『世理くん?』
茜さんが訝しげに此方を見ている。
「えっと、」
俺が何を話そうか迷っている途中、そんな時に下から少し引っ張られる力を感じ、視線を下に向けた。
テーブルの下では、隣から服の裾を引っ張っている思っているよりと小さく綺麗な手が伸びていた。
俺は思わず、引っ張っている本人の方を向く。
「……」
顔は見えない。そっぽを向いている。
だけど、伝わった。
自分の思ってる事を自分の口で伝える事は思ってるよりも難しい。
けど、
口で伝えてなくても、行動を示すだけでも何となく分かった。
俺は口角を上げ、ゆっくりと口を開く。
「仲良くやってますよ」
コイツも俺と同じなんだ。
親を、茜さんを大切に思ってるんだ。俺が親父を大切にしている様に。
俺は茜さんに渾身の笑顔を見せつける。
『…あら。あらあらあら! そう!! なら良かったわ!!』
茜さんは何処かニヤけながら画面に顔を近づけている。
な、何だ…? いきなりオバさん味が増したな。
『なら安心ね!! 茜には上手くやってるかは…聞かなくても良さそうね!! ふふっ!! 残り少ないけど2人の時間楽しんでね! バイバーイ!!』
茜さんに捲し立てられ、ビデオ通話はほんの数分で終わりを迎えた。
いきなり終わったんだが…。
俺が呆然としていると、葵はそっぽを向いたまま立ち上がり、テーブルの上にあったスマホを素早く取った。
そのまま流れる様な早歩きでリビングの扉へと向かう。
「お、おい!」
世理は、リビングから出ようとしている葵を呼び止める。
「お、怒ってるのか…?」
あまりに無言で立ち去ろうとしていたのでそう聞くと、
「別に!!! 何でもありません!!!」
葵は怒鳴り声を上げ、リビングの扉を閉めた。
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世理の口からは、困惑の声が漏れ出た。
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