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一番最初

第三話

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私は二人の手を引いてゆっくり歩き始めた。
少し先に家っぽいものがいくつか見える。

村などがあるのだろうか、、

なんにしても今二人を連れてうろうろするのは得策ではない。
私は二人の手を引き家のある方に向かった。
大きな荷物と二人の小さな娘達、私はノソノソ歩いていると段々と家々が近づいてきた。

「ここはなんだか村っぽい気がするなぁ」

私は警戒しながら村の中に入って行く。
小さな村だが人もいるようで、何人か外で作業している人を見かける。

「ママー、人がいるよー」「わ、うしさんー!!」「あのクルクルまわるのなぁーにー?」「あー、もぉーしゃん!キャハー」と、小さな娘達は珍しい光景に大興奮な様子。

「とりあえず村の中に入ってみよう!!」
私は覚悟を決めて村の中に入り歩いている女の人に声をかけて見ることにした。

「こんにちは、あの、すみませんがちょっといいですか?
私ここ初めて来たんですけど、何ていう村なんでしょうか?」

「あらぁ、こんにちは~、他所からきたのかい?こんな何もない村によく来たねぇ。
ここはサーブル村って言うのよ~。
人もそんなに多くないし、馬や牛に鶏に畑、水がきれいな小さい河が流れる小さな村さ!!
あんたのその格好、どっからきたんだい?
それにあんたの子供達かい?足元の?」

小さな娘達は見知らぬおばさまを見て泣くかと思いきや、、、

「こんにちわぁ~」とあかね、「こんちわぁ~」とひよりがご挨拶をする。

「まあまあ!!可愛いじゃないの~、こんにちは~、いい子達ね~。」おばさまは娘達の頭を座ってナデてくれる。

「こんな所で立ち話もなんだから家においで!!なんにもないけどさっ!!」と、誘って頂いた。
私達は話しを聞き少し状況がわかるといいなと思い、ご厚意に甘えお邪魔する事にした。

「ささっ、どうぞ~!!
遠慮しないで入ってちょうだい!!」

「ありがとうございます!!」
「ありがとうございましゅ!!」
「ありゃーと!!」
私達三人は声を合わせお礼をいい中に入らせて貰うと、すすめられるままイスに座り自己紹介をはじめた。

「ありがとうございます。
私はマキと言います。
上の娘はあかね、二才
下の娘はひより、一才です。」

「あらあら、丁寧にありがとう。
私はリーサだよ。
この村に嫁いできて20年ここで暮らしてるさ。
でも、よく見るとマキは変わった格好してるね。
どっから来たんだい?
もしよかったら話してみないかい?
何か力になれる事あったら協力するからさ。」

「本当ですか?」

「もちろんだよ。」


私は、私達の身に起こった不思議な話を、ゆっくりリーサさんに聞いてもらう事にした。



そう・・・本当に不思議な不思議な話を・・・


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村の名前を間違えてたので直しました。
申し訳ありません。








 
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