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お返しします!
夜会のラストダンスはあなたと共に。
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ドロシー達が連れていかれて、今日はそのまま夜会を楽しむことになった。ハマー家、ワーグナー家の今後についてはまた後日発表があるそうだ。
一通りダンスも終え、少し庭に出て涼んでいるとレン様が声をかけてきた。
「シア。ここにいたら風邪引くよ。」
「ありがとうございます。この1ヶ月色々あったので、ゆっくり空を見上げる時間は久しぶりな気がして…今日は月が綺麗ですね。」
ふたりで空を見ながら話す。本当にこの1ヶ月いろいろあった。こんなに本を読まなかったのは久しぶりな気がする。
そもそも私が噂されていることにすら気づかなかった。今でこそ思えばあの時もう少し周りが見えていたら、こんなにたくさんの人たちに迷惑をかけずに済んだかもしれない。
でも、もしそうだったとしたらレン様達に会うことはなかっただろう。
あの時こうしておけば…
あの時はこうだったのに…
今後悔しても全ては過去でしかないのだ。
でも過去の自分より今の私の方が好きだと自信を持って言える。
「レン様。私皆さんとお友達になれた本当によかったです。」
「そうだね。僕もシアと出会えてよかったと思っているよ。」
レン様は私を見ながら微笑んだ。月明かりに照らされたレン様の髪がキラキラとしていて一段と輝きを増している。
そのあとはお互い何も話さずただただ時間が過ぎていった。お互い話していなくても落ち着ける空間があるのはとても嬉しい。そういえば図書館にいた時もそうだった。お互い目の前にいても話すことなくそれぞれがそれぞれのしたいことをする。
「私、あの時からレン様との時間を心地いいと思っていたのね…」
少しの間2人の時間を過ごしていると、
「寒くなってきたし、そろそろ戻ろうか。」
と声をかけてきた。
レン様の言葉に頷き戻る。
中に戻るとルーシーにルイス様、マーティン様。そしてクレイ様。たくさんの友人が待っていた。今まで1人でいることが多かった私には考えられないことだ。
そして大切に思える人もできた。
1ヶ月前まではこんなに友人ができるなんて思っていなかった。
「これだけはトーマスとドロシーに感謝ね。」
今日のラストダンスの曲がながれ始める。
レン様が私に向かって手を差し出す。
「シア。ラストダンス。これからもずっと私と踊ってくれないだろうか。」
私はその手を取り、笑顔で返した。
「はい!喜んでお受けいたします。よろしくお願いいたします。」
完
⟡.·*.··············································⟡.·*.
あとがき。
みなさまここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
こんなにたくさんの方にお読みいただけるとは思っておらず、感謝しております。コメディと言いつつ途中からコメディ要素がなく申し訳ございません。
感想、ご意見、誤字脱字報告などとても励みになりました。
これにてシアの物語は終了となります。
最後、レン様とシアがどうなったのか。最後のラストダンスに意味合いをもたさせていただきましたが、こちらについては皆様のご想像にお任せいたします。
最後は少し駆け足になった感じが否めません💦稚拙な文章だったり色々読みづらいところもあったと思います。色々思うところはあると思いますが、またどこかでお会いできることをいのっています。ありがとうございました♪
ゆずこしょう
一通りダンスも終え、少し庭に出て涼んでいるとレン様が声をかけてきた。
「シア。ここにいたら風邪引くよ。」
「ありがとうございます。この1ヶ月色々あったので、ゆっくり空を見上げる時間は久しぶりな気がして…今日は月が綺麗ですね。」
ふたりで空を見ながら話す。本当にこの1ヶ月いろいろあった。こんなに本を読まなかったのは久しぶりな気がする。
そもそも私が噂されていることにすら気づかなかった。今でこそ思えばあの時もう少し周りが見えていたら、こんなにたくさんの人たちに迷惑をかけずに済んだかもしれない。
でも、もしそうだったとしたらレン様達に会うことはなかっただろう。
あの時こうしておけば…
あの時はこうだったのに…
今後悔しても全ては過去でしかないのだ。
でも過去の自分より今の私の方が好きだと自信を持って言える。
「レン様。私皆さんとお友達になれた本当によかったです。」
「そうだね。僕もシアと出会えてよかったと思っているよ。」
レン様は私を見ながら微笑んだ。月明かりに照らされたレン様の髪がキラキラとしていて一段と輝きを増している。
そのあとはお互い何も話さずただただ時間が過ぎていった。お互い話していなくても落ち着ける空間があるのはとても嬉しい。そういえば図書館にいた時もそうだった。お互い目の前にいても話すことなくそれぞれがそれぞれのしたいことをする。
「私、あの時からレン様との時間を心地いいと思っていたのね…」
少しの間2人の時間を過ごしていると、
「寒くなってきたし、そろそろ戻ろうか。」
と声をかけてきた。
レン様の言葉に頷き戻る。
中に戻るとルーシーにルイス様、マーティン様。そしてクレイ様。たくさんの友人が待っていた。今まで1人でいることが多かった私には考えられないことだ。
そして大切に思える人もできた。
1ヶ月前まではこんなに友人ができるなんて思っていなかった。
「これだけはトーマスとドロシーに感謝ね。」
今日のラストダンスの曲がながれ始める。
レン様が私に向かって手を差し出す。
「シア。ラストダンス。これからもずっと私と踊ってくれないだろうか。」
私はその手を取り、笑顔で返した。
「はい!喜んでお受けいたします。よろしくお願いいたします。」
完
⟡.·*.··············································⟡.·*.
あとがき。
みなさまここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
こんなにたくさんの方にお読みいただけるとは思っておらず、感謝しております。コメディと言いつつ途中からコメディ要素がなく申し訳ございません。
感想、ご意見、誤字脱字報告などとても励みになりました。
これにてシアの物語は終了となります。
最後、レン様とシアがどうなったのか。最後のラストダンスに意味合いをもたさせていただきましたが、こちらについては皆様のご想像にお任せいたします。
最後は少し駆け足になった感じが否めません💦稚拙な文章だったり色々読みづらいところもあったと思います。色々思うところはあると思いますが、またどこかでお会いできることをいのっています。ありがとうございました♪
ゆずこしょう
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完結おめでとう🎉御座います🍾㊗️とても楽しかったです。シアとレンの今後が気になります。後、ルーシー達のその後とか気になるので番外編があれば嬉しいですね♪これからも応援しますので頑張って下さいね!
この度はお読みいただきありがとうございました!そしてありがとうございます(^^)その後についてはまた機会があれば追加させていただければと思っています!また機会がありましたらよろしくお願いいたします(^^)
ラストダンスはあなたとともに🕺完結お疲れ様です☺️ハラハライ時にラっとしながら拝読しました😃これからの二人がどんな活躍をするのか気になります( *´艸`)。
この度はお読みいただきありがとうございました。
シアとレン様の今後については是非色々ご想像してみてください(^^)また機会がございましたらよろしくお願いします!