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おまけ 1 星の輝きを胸に
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その後の話。
………の話し合いから
どれだけの時間が流れたか…。
あれから
半死者の数は増えることも減ることもなく
内容もより複雑になり
悩むことはかなり増えたけど
その度に 家族(みんな)に
助けられてばかりというか…。
『さて、
1つ問題が生じた訳だが…』
今まであったことを思い出していると
私の前にいつも座っていた男の人が言った。
『うん?
問題って?』
私が言うと
マシュマロヘアーの女の人が
『うん、
実に由々しき問題だよ』と言い
腕組みをした。
『えっと…』
空気についていけず困っていると
スキンヘッドの男の人が
私の隣に来て
『どうもあの2人が
おまえさんの呼び名を決めたいらしくてな。
気にせずいつも通りやってたんだから
俺はそのままでもいいんじゃないか?
って言ったんだが…』と言い
聞いていたのか
マシュマロヘアーの女の人が
『そのままなんて
絶対ダメだよ。
私とかおまえとか
名前じゃないじゃん!!』と言った。
『お…落ち着いて?』
私がマシュマロヘアーの女の人に言うと
男の人が『俺達はそのままでいいけど
やっぱり至上者の後任になったなら
せめて呼び名くらいは無いと
ややこしいというか…察してくれ!!』と言い
マシュマロヘアーの女の人が
うんうんと首を縦に振った。
『う~ん、
呼び名って言われても…』
私が困っていると
エリスがやって来て
『面白そう!!』と言った。
面白がったエリスに裏切られた…。
『何事も名前や肩書きは必要ですわ。
それに 家族の好意は素直に受け取った方が
良いと思うけど?
ねぇ、
エステル』
いつのまにか
背後に立っていたサイドテールの女の人
改め レイナが言った。
『エステル?』
スキンヘッドの男の人が言い
誤魔化そうと私が
『えっと…』と呟き考えつつ
エリスの方を見ると
エリスが『エステル、
それ賛成!!』と言った。
『えっ?でも…』
エリスが名前を言っちゃいけないって
前に言っていたことを言おうとしたら
マシュマロのヘアーの女の人が
『エステル、
綺麗な響き…
私も賛成!!』と言った。
『いや…ちょっと…』
困っていると
男の人が『確かに綺麗な響きだな』と呟き
『俺もエステルに1票』と言った。
助けを求めるように
スキンヘッドの男の人を見ると
スキンヘッドの男の人が
『エステルか、
確かに澄んだ響きだな。
それに 親しみ深いから
俺的にも呼びやすい』と言った。
『エステル、
確かラテン語のステラを変えた名前ですね。
意味は 燃えるもの 輝くもの…そうですね。
私もエステルに賛成です』
いつから居たのか
眼鏡の女の人が
スキンヘッドの男の人の隣に立ち言った。
『えぇ…でも…』
再びエリスを見ると
エリスは私を見て
頑張れと言わんばかりの顔をした。
またエリスに裏切られた。
『そうだな。
まだ少ししか記憶が戻ってないが
俺もその名前が良いと思う。
なにより聞き馴染みがあるしな』
そう聞こえ、
男の人が振り返ると
暗闇から執事のような格好をした男の人が
着慣れていないのか
動きづらそうな表情をしながら歩いて来た。
『そう言えば、
執事君はずいぶん性格変わったよね?
前までは格好に
しっくりくるような喋り方だったのに』
マシュマロヘアーの女の人が言った。
………の話し合いの後にわかった事だけど
執事のような格好の男の人が変わったのは
至上者によって
姿や性格を変えられていたからって
資料室の閲覧禁止の棚に置かれた
ノートに書かれていた。
もちろん、
ノートには
それ以外に彼の本当の名前や
何故ここに来たかも書かれていて
私が彼に何をしたか…
彼が生きてる時に何を民にしたか…
全部知ったけど
何も言わない事にした。
だって 彼は
私と同じで まだ記憶を取り戻してないし
いつか記憶を取り戻した時は
その時に話せば良いと思ったから。
『う~ん、
そんなもんか?
というか、
この執事服 俺の趣味と違うから
着心地が…』
執事のような格好の男の人が言いかけて
暗闇から子供が歩いてくるなり
私の前で立ち止まって
『それで、
どうでもいいけど
エステルで決まりなのか?』と言った。
『えっ…それは…』
困っていると
『ちょっといいですか?』と声が聞こえ
スーツ姿の女の人がいつのまにか
椅子に座っていた。
『えっ…』
さっきまで居なかった
スーツ姿の女の人に少し驚いていると
スーツ姿の女の人が
『私も賛成です。
輝くもの…
あなたにピッタリじゃないですか!!』と言い
子供に『ねぇ!!
あなたもそう思いますよね?』と言った。
『お…おう』
スーツ姿の女の人に詰め寄られ
いつになく子供が困っていると
暗闇から『輝くもの…星みたいね』と聞こえ
カツンコツンと靴音を鳴らし
オカマ口調の男の人が現れ
私の前に来ると
『エステル…良い名前じゃない』と
微笑みつつ言った。
『ありがとう…けど、
名前負けしてないかな…私』
私がそう言うと
オカマ口調の男の人が
『名前負け?
そうね…今のままなら名前負けね。
けど、
これからその名前にふさわしい
あなたになれば良いと思うわ』と言った。
『名前にふさわしい私…』
私が言うと
オカマ口調の男の人が
『まぁ、
どれだけ時間が
かかるかだけどね…』と言った。
『うん…うん!!
ありがとう 私 頑張るよ』
『そうね、
せいぜい頑張りなさい。
エステル』
オカマ口調の男の人が言うと
全員が同意するように
首を縦に振った。
それから
私は エステルと呼ばれるようになった。
星の輝き…には
まだまだ遠いかもだけど
私を信じてくれる家族(みんな)のために
頑張ろうと思う。
~~~星の輝きを胸に~~~
END
………の話し合いから
どれだけの時間が流れたか…。
あれから
半死者の数は増えることも減ることもなく
内容もより複雑になり
悩むことはかなり増えたけど
その度に 家族(みんな)に
助けられてばかりというか…。
『さて、
1つ問題が生じた訳だが…』
今まであったことを思い出していると
私の前にいつも座っていた男の人が言った。
『うん?
問題って?』
私が言うと
マシュマロヘアーの女の人が
『うん、
実に由々しき問題だよ』と言い
腕組みをした。
『えっと…』
空気についていけず困っていると
スキンヘッドの男の人が
私の隣に来て
『どうもあの2人が
おまえさんの呼び名を決めたいらしくてな。
気にせずいつも通りやってたんだから
俺はそのままでもいいんじゃないか?
って言ったんだが…』と言い
聞いていたのか
マシュマロヘアーの女の人が
『そのままなんて
絶対ダメだよ。
私とかおまえとか
名前じゃないじゃん!!』と言った。
『お…落ち着いて?』
私がマシュマロヘアーの女の人に言うと
男の人が『俺達はそのままでいいけど
やっぱり至上者の後任になったなら
せめて呼び名くらいは無いと
ややこしいというか…察してくれ!!』と言い
マシュマロヘアーの女の人が
うんうんと首を縦に振った。
『う~ん、
呼び名って言われても…』
私が困っていると
エリスがやって来て
『面白そう!!』と言った。
面白がったエリスに裏切られた…。
『何事も名前や肩書きは必要ですわ。
それに 家族の好意は素直に受け取った方が
良いと思うけど?
ねぇ、
エステル』
いつのまにか
背後に立っていたサイドテールの女の人
改め レイナが言った。
『エステル?』
スキンヘッドの男の人が言い
誤魔化そうと私が
『えっと…』と呟き考えつつ
エリスの方を見ると
エリスが『エステル、
それ賛成!!』と言った。
『えっ?でも…』
エリスが名前を言っちゃいけないって
前に言っていたことを言おうとしたら
マシュマロのヘアーの女の人が
『エステル、
綺麗な響き…
私も賛成!!』と言った。
『いや…ちょっと…』
困っていると
男の人が『確かに綺麗な響きだな』と呟き
『俺もエステルに1票』と言った。
助けを求めるように
スキンヘッドの男の人を見ると
スキンヘッドの男の人が
『エステルか、
確かに澄んだ響きだな。
それに 親しみ深いから
俺的にも呼びやすい』と言った。
『エステル、
確かラテン語のステラを変えた名前ですね。
意味は 燃えるもの 輝くもの…そうですね。
私もエステルに賛成です』
いつから居たのか
眼鏡の女の人が
スキンヘッドの男の人の隣に立ち言った。
『えぇ…でも…』
再びエリスを見ると
エリスは私を見て
頑張れと言わんばかりの顔をした。
またエリスに裏切られた。
『そうだな。
まだ少ししか記憶が戻ってないが
俺もその名前が良いと思う。
なにより聞き馴染みがあるしな』
そう聞こえ、
男の人が振り返ると
暗闇から執事のような格好をした男の人が
着慣れていないのか
動きづらそうな表情をしながら歩いて来た。
『そう言えば、
執事君はずいぶん性格変わったよね?
前までは格好に
しっくりくるような喋り方だったのに』
マシュマロヘアーの女の人が言った。
………の話し合いの後にわかった事だけど
執事のような格好の男の人が変わったのは
至上者によって
姿や性格を変えられていたからって
資料室の閲覧禁止の棚に置かれた
ノートに書かれていた。
もちろん、
ノートには
それ以外に彼の本当の名前や
何故ここに来たかも書かれていて
私が彼に何をしたか…
彼が生きてる時に何を民にしたか…
全部知ったけど
何も言わない事にした。
だって 彼は
私と同じで まだ記憶を取り戻してないし
いつか記憶を取り戻した時は
その時に話せば良いと思ったから。
『う~ん、
そんなもんか?
というか、
この執事服 俺の趣味と違うから
着心地が…』
執事のような格好の男の人が言いかけて
暗闇から子供が歩いてくるなり
私の前で立ち止まって
『それで、
どうでもいいけど
エステルで決まりなのか?』と言った。
『えっ…それは…』
困っていると
『ちょっといいですか?』と声が聞こえ
スーツ姿の女の人がいつのまにか
椅子に座っていた。
『えっ…』
さっきまで居なかった
スーツ姿の女の人に少し驚いていると
スーツ姿の女の人が
『私も賛成です。
輝くもの…
あなたにピッタリじゃないですか!!』と言い
子供に『ねぇ!!
あなたもそう思いますよね?』と言った。
『お…おう』
スーツ姿の女の人に詰め寄られ
いつになく子供が困っていると
暗闇から『輝くもの…星みたいね』と聞こえ
カツンコツンと靴音を鳴らし
オカマ口調の男の人が現れ
私の前に来ると
『エステル…良い名前じゃない』と
微笑みつつ言った。
『ありがとう…けど、
名前負けしてないかな…私』
私がそう言うと
オカマ口調の男の人が
『名前負け?
そうね…今のままなら名前負けね。
けど、
これからその名前にふさわしい
あなたになれば良いと思うわ』と言った。
『名前にふさわしい私…』
私が言うと
オカマ口調の男の人が
『まぁ、
どれだけ時間が
かかるかだけどね…』と言った。
『うん…うん!!
ありがとう 私 頑張るよ』
『そうね、
せいぜい頑張りなさい。
エステル』
オカマ口調の男の人が言うと
全員が同意するように
首を縦に振った。
それから
私は エステルと呼ばれるようになった。
星の輝き…には
まだまだ遠いかもだけど
私を信じてくれる家族(みんな)のために
頑張ろうと思う。
~~~星の輝きを胸に~~~
END
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