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「パンは、いくらで売るんですか?」
田辺女史が、一番に質問した。
「ブールは、800円です。
ハーフサイズのスライスが350円で市販されていますから、少し高いです。
レーズンが600円、ライ麦パンは400円で販売します」
他に質問が無いので、先生が引き取った。
「良く出来ている。
製菓やカフェ科でも、ここまでの発表は無い。
八神さん、あとで教職員室に来て下さい」
経営学の先生に連れられて、教職員室の応接スペースに座った。
カフェ専科と製菓科の主任が呼ばれて、今日の発表の事を説明した。
「これは、良く出来ている。
ケーキ屋、カフェに転用出来ないかな?」
「設備費用や変動費率が違うので、そのまま当てはめることは出来ません。
ただひな型はあるので、数字を入れ替えれば不可能では無いと思います」
私が答えると、学務主任が言った。
「放課後にもう一度、発表してくれないか?
他の先生、製菓やカフェの有志にも見せたい」
私は了解して、放課後に再度発表をした。
自分の問題点を聞かれて、400個のパンを一人で作ったことが無い事と答えた。
発表が終わると、武尊や稜也たちが待っていてくれた。
「姉さんの発表で、今まで経営学で泣かされた連中も納得してたよ」
武尊が、笑って教えてくれた。
夢みたいな発表する学生を、質問責めで泣かせていた事を思い出す。
「どれぐらい、かかったんですか?」
亜紀が聞いてる。
「計画自体は、3日で作ったよ。
コンセプトは、もう何年も前からだけど」
「あれを3日で作るって、どんな頭してるの」
稜也が感心していた。
「親父が、姉さんを嫁に貰えって言う意味が判った」
武尊が、また余計なことを言う。
隣で、妃奈がふくれていた。
「自由が丘では、ダメなんですか?」
麻未が聞いている。
「自由が丘は人気過ぎて、丁度いい広さの空き物件が無かった。
私が麻未なら、自宅の駐車場に店を建てるけど」
田辺女史が、一番に質問した。
「ブールは、800円です。
ハーフサイズのスライスが350円で市販されていますから、少し高いです。
レーズンが600円、ライ麦パンは400円で販売します」
他に質問が無いので、先生が引き取った。
「良く出来ている。
製菓やカフェ科でも、ここまでの発表は無い。
八神さん、あとで教職員室に来て下さい」
経営学の先生に連れられて、教職員室の応接スペースに座った。
カフェ専科と製菓科の主任が呼ばれて、今日の発表の事を説明した。
「これは、良く出来ている。
ケーキ屋、カフェに転用出来ないかな?」
「設備費用や変動費率が違うので、そのまま当てはめることは出来ません。
ただひな型はあるので、数字を入れ替えれば不可能では無いと思います」
私が答えると、学務主任が言った。
「放課後にもう一度、発表してくれないか?
他の先生、製菓やカフェの有志にも見せたい」
私は了解して、放課後に再度発表をした。
自分の問題点を聞かれて、400個のパンを一人で作ったことが無い事と答えた。
発表が終わると、武尊や稜也たちが待っていてくれた。
「姉さんの発表で、今まで経営学で泣かされた連中も納得してたよ」
武尊が、笑って教えてくれた。
夢みたいな発表する学生を、質問責めで泣かせていた事を思い出す。
「どれぐらい、かかったんですか?」
亜紀が聞いてる。
「計画自体は、3日で作ったよ。
コンセプトは、もう何年も前からだけど」
「あれを3日で作るって、どんな頭してるの」
稜也が感心していた。
「親父が、姉さんを嫁に貰えって言う意味が判った」
武尊が、また余計なことを言う。
隣で、妃奈がふくれていた。
「自由が丘では、ダメなんですか?」
麻未が聞いている。
「自由が丘は人気過ぎて、丁度いい広さの空き物件が無かった。
私が麻未なら、自宅の駐車場に店を建てるけど」
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