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発表 1
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12月第2週の木曜日、遂に決戦の日がやって来た。
前日に、発表資料を映し出すプロジェクターとパソコンの接続をテストしていた。
機械に詳しい武尊と大地の二人が手伝ってくれて、上手く行った。
今日も二人が接続してくれて、テストもOKが出た。
経営学の授業が始まる。
前に出て、静かに発表を始めた。
「私の夢は、triticumという店名にしました。
ラテン語の麦と言う意味です」
最初に、店のコンセプトについて説明した。
パンの原点である天然酵母で全粒粉、ショートニングフリーのパンが売りたい。
出来ればイーストすら、使いたく無い。
素朴で料理に合うパン、それを売りたい。
私の説明に、食いつきが悪い。
理想論を言ってるよ、って顔が見えた。
興味無しの連中も、結構多そうだ。
「私が目をつけたのは、武蔵小杉です」
いきなり、店舗の映像をプロジェクターで見せた。
実際の画像を見せると、どよめきが起きた。
突然、リアルな話になって、みんなの見る目が変わった。
「場所は、武蔵小杉と新丸子駅の中間で、9階建て賃貸マンションの1階、19坪の物件です」
スライドで外観から、店舗の中、周辺の映像を流す。
みんなの視線が痛いほど、真剣に見ている。
敷金と家賃をかいた不動産会社の書類を発表すると、歓声があがった。
「武蔵小杉にしたのは、世帯所得800万以上の家庭に人気の土地だからです。
私のパンは値段が高めの設定なので、余裕のある世帯が多い地区を選びました」
損益計算書を発表すると、いきなり静かになる。
理解出来ているのか?リアルな数字に驚いてるのか?みんなの反応が、面白い。
商品の話をする中で、目玉商品のドライフルーツとクリームチーズのブール、全粒粉のレーズンブレッド、ライ麦20%の食パンと、家で焼いて来た実物を見せた。
みんなパンは、大好きだ。
また歓声が上がる。
最後に、資金計画を発表した。
私募債について説明したが、理解した子はいたのかな?
発表が終わって、質疑応答になった。
前日に、発表資料を映し出すプロジェクターとパソコンの接続をテストしていた。
機械に詳しい武尊と大地の二人が手伝ってくれて、上手く行った。
今日も二人が接続してくれて、テストもOKが出た。
経営学の授業が始まる。
前に出て、静かに発表を始めた。
「私の夢は、triticumという店名にしました。
ラテン語の麦と言う意味です」
最初に、店のコンセプトについて説明した。
パンの原点である天然酵母で全粒粉、ショートニングフリーのパンが売りたい。
出来ればイーストすら、使いたく無い。
素朴で料理に合うパン、それを売りたい。
私の説明に、食いつきが悪い。
理想論を言ってるよ、って顔が見えた。
興味無しの連中も、結構多そうだ。
「私が目をつけたのは、武蔵小杉です」
いきなり、店舗の映像をプロジェクターで見せた。
実際の画像を見せると、どよめきが起きた。
突然、リアルな話になって、みんなの見る目が変わった。
「場所は、武蔵小杉と新丸子駅の中間で、9階建て賃貸マンションの1階、19坪の物件です」
スライドで外観から、店舗の中、周辺の映像を流す。
みんなの視線が痛いほど、真剣に見ている。
敷金と家賃をかいた不動産会社の書類を発表すると、歓声があがった。
「武蔵小杉にしたのは、世帯所得800万以上の家庭に人気の土地だからです。
私のパンは値段が高めの設定なので、余裕のある世帯が多い地区を選びました」
損益計算書を発表すると、いきなり静かになる。
理解出来ているのか?リアルな数字に驚いてるのか?みんなの反応が、面白い。
商品の話をする中で、目玉商品のドライフルーツとクリームチーズのブール、全粒粉のレーズンブレッド、ライ麦20%の食パンと、家で焼いて来た実物を見せた。
みんなパンは、大好きだ。
また歓声が上がる。
最後に、資金計画を発表した。
私募債について説明したが、理解した子はいたのかな?
発表が終わって、質疑応答になった。
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