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「やっぱりお母さんのご飯が、世界一美味しい」
りゅうきゅうにだご汁、ブリ大根と、私の大好物を母が作ってくれた。
りゅうきゅうは、お刺身を生姜、醤油、みりんで作ったつけ汁に漬けたもの。
すりゴマをかけて、青ネギを散らしていただきます。
父親は、麦焼酎のロック、私と母は日本酒を飲みながら、夕食をいただく。
久しぶりの両親との食事で、専門学校の話をたくさん聞かれた。
来年2月の学園祭には、夫婦で見に行くと言ってる。
あの時、母に連絡して良かった。
明日は、空港まで両親が送ってくれることになった。
今晩は智貴の家に泊まるので、タクシーで戻った。
部屋に入ると、彼は風呂に入っている。
声を掛けると、直ぐにあがってきた。
「ご飯、食べた?」
「いや、これから」
「じゃあ、これ。
母が、あなたの分を持たせてくれた」
密閉容器に、だご汁とブリ大根が入っている。
「温めるから、ちょっと待って」
器に移して、レンジにかけた。
テーブルに並べたら、ビールを注いであげる。
彼をおいて、私もお風呂に入る。
ゆっくりしてから上がると、彼は2本目のビールを開けていた。
私も冷蔵庫から出して、グラスに注いで一気に飲んだ。
「食器は、結構残ってるじゃないか?」
「私が買いそろえた、和食器が欲しかったの。
普段使いの食器は、置いておくわ。
どうせ貴男に彼女が出来たら、全部入れ替えると思うから」
「そういうものなのか?」
「それが、バツイチなの。
貴男に彼女が出来たら、彼女は私の影を消したいと思うわ」
「君は、割り切れてるんだな」
「だから、セフレでいいって言ったじゃない。
私は今、製パンの事が最優先なの。
彼氏も作らないし、縛られたくない」
「SEXするのは、いいんだ」
「智貴だから、SEXするの。
貴方が割り切れないなら、もうしないわ」
りゅうきゅうにだご汁、ブリ大根と、私の大好物を母が作ってくれた。
りゅうきゅうは、お刺身を生姜、醤油、みりんで作ったつけ汁に漬けたもの。
すりゴマをかけて、青ネギを散らしていただきます。
父親は、麦焼酎のロック、私と母は日本酒を飲みながら、夕食をいただく。
久しぶりの両親との食事で、専門学校の話をたくさん聞かれた。
来年2月の学園祭には、夫婦で見に行くと言ってる。
あの時、母に連絡して良かった。
明日は、空港まで両親が送ってくれることになった。
今晩は智貴の家に泊まるので、タクシーで戻った。
部屋に入ると、彼は風呂に入っている。
声を掛けると、直ぐにあがってきた。
「ご飯、食べた?」
「いや、これから」
「じゃあ、これ。
母が、あなたの分を持たせてくれた」
密閉容器に、だご汁とブリ大根が入っている。
「温めるから、ちょっと待って」
器に移して、レンジにかけた。
テーブルに並べたら、ビールを注いであげる。
彼をおいて、私もお風呂に入る。
ゆっくりしてから上がると、彼は2本目のビールを開けていた。
私も冷蔵庫から出して、グラスに注いで一気に飲んだ。
「食器は、結構残ってるじゃないか?」
「私が買いそろえた、和食器が欲しかったの。
普段使いの食器は、置いておくわ。
どうせ貴男に彼女が出来たら、全部入れ替えると思うから」
「そういうものなのか?」
「それが、バツイチなの。
貴男に彼女が出来たら、彼女は私の影を消したいと思うわ」
「君は、割り切れてるんだな」
「だから、セフレでいいって言ったじゃない。
私は今、製パンの事が最優先なの。
彼氏も作らないし、縛られたくない」
「SEXするのは、いいんだ」
「智貴だから、SEXするの。
貴方が割り切れないなら、もうしないわ」
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