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「柊木の部屋を見せてよ」
柚木武尊が言うと、麻未が二人を案内して3階に上がって行った。
「失礼だが、八神さんは離婚して専門学校に来てるとか。
娘とは、覚悟が違う。
足手まといになってないか、気になってます」
父親から聞かれた。
「こんな家のお嬢さんが、大学にも行かずに専門学校に来ている。
彼女にも、事情があるんでしょう。
詮索はしませんが、彼女は素直で一生懸命です。
足手まといには、なっていませんよ」
「さすがに八神さんは、大人だ。
世の中が見えている、娘を宜しく頼みます」
「彼女が足を踏み外そうになったら、やかましく言います。
私に出来る事は、それぐらいです」
「それで十分です。
いやあ、お話出来て良かった。
麻未が貴女の話ばかりするので、お会いしたかったんです」
「麻未さんが何て話したか気になりますが、私も弱い女です。
過度に、期待されないように」
話していたら、3人が降りてきた。
「絵に書いたような、お嬢様の部屋だった」
伊桜稜也が言ってる。
「お食事の準備が、出来ました。
ダイニングにどうぞ」
麻未の母親が呼んでいる。
「こちらへ、どうぞ」
父親に案内されて、ダイニングに入った。
私でも知っている有名ホテルの、洋風のオードブルが並んでいた。
若い子にはノンアルコール、両親と私にはシャンパンが用意された。
フルートグラスが配られて、父親が挨拶をした。
「みんなの未来に、乾杯」
グラスを合わせて、みんな一気に飲んだ。
「頂いた紗栄子さんのパンを、スライスしてきました」
母親が、みんなに一切れずつ配ってくれた。
私は、チーズを乗せて食べる。
まあ、自分なりには納得出来る味だった。
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「失礼だが、八神さんは離婚して専門学校に来てるとか。
娘とは、覚悟が違う。
足手まといになってないか、気になってます」
父親から聞かれた。
「こんな家のお嬢さんが、大学にも行かずに専門学校に来ている。
彼女にも、事情があるんでしょう。
詮索はしませんが、彼女は素直で一生懸命です。
足手まといには、なっていませんよ」
「さすがに八神さんは、大人だ。
世の中が見えている、娘を宜しく頼みます」
「彼女が足を踏み外そうになったら、やかましく言います。
私に出来る事は、それぐらいです」
「それで十分です。
いやあ、お話出来て良かった。
麻未が貴女の話ばかりするので、お会いしたかったんです」
「麻未さんが何て話したか気になりますが、私も弱い女です。
過度に、期待されないように」
話していたら、3人が降りてきた。
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伊桜稜也が言ってる。
「お食事の準備が、出来ました。
ダイニングにどうぞ」
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私でも知っている有名ホテルの、洋風のオードブルが並んでいた。
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フルートグラスが配られて、父親が挨拶をした。
「みんなの未来に、乾杯」
グラスを合わせて、みんな一気に飲んだ。
「頂いた紗栄子さんのパンを、スライスしてきました」
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私は、チーズを乗せて食べる。
まあ、自分なりには納得出来る味だった。
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