（完結） 転生して１６歳から人生やり直し

忙しくなってみた

毎週、木曜日に英語研究会のお話し会に参加することになった。

火曜金曜が書道部、木曜日が英語になって、結奈の機嫌が悪い。
土曜日をデートの日にして、何とかご機嫌を取っている。

「南城君、抱え込み過ぎじゃない？」
美乃里に心配される始末だ。

「俺もそう思ってる」

水曜日は早く学校を出て、結奈の待つコンビニに向かった。

「遅いよ」

「これでも全速で来た」

「生理がきたよ」
当たり前の報告だが、初回だったからホッとする。

俺の家に着いて、ダイニングに並んで座った。

「ねえ、キスして」
唇に、チュッとする。

「もっと」

「元気になったら、困る」

「生理中は、お口でしてあげるよ」

「いいよ、俺はただ出したいわけじゃない。
結奈と愛し合いたいんだ」

「光希って、大人だね」

「めちゃめちゃ、やせ我慢してるけどな」

「バレンタイン、何処か行きたいね」

どちらの両親も、俺たちが付き合ってることを了解している。
泊まりでもない限り、拒否はしないだろう。

「浮ついて、成績が下がると親の眼が厳しくなる。
頑張ろうぜ」

「応援してもらわないとね」
結奈も分かっていた。