（完結） 転生して１６歳から人生やり直し

ご褒美をあげてみた

「お昼にしようか？」

２時間、ほぼ無言で課題をしたので疲れた。
お腹も空いた。

国道沿いのマックまで行って、セットメニューを食べた。

「図書館で勉強して、マックでご飯。
デートって、感じ」

「健全だな」

「帰りに、頑張ったご褒美が欲しい」

「結奈は欲しがりやさん」

自転車で寄り道しながら、結奈の家に着いた。
誘われて、部屋に入った。

「キレイにしてる。
片付いて無いって、言ってたのに」

「光希が来てもいいように、片付けたの」
下のリビングには親がいる。
怪しまれる前に、抱きしめてキスをした。

すぐに２階から降りて、母親に挨拶した。

「久しぶりだけど、随分大きくなった」

「今頃になって、成長期がきてます」

「貴方のお母さん、一時期心配してたのよ。
でも、もう安心ね」

幼馴染だけあって、親同士は仲良しの様子だ。

結奈と別れて、家に戻った。
土曜日なので、姉が来ていた。

「最近、落ち着いてるようじゃない」
姉が言ってくる。

「姉ちゃんが、生き返らせてくれたから。
一回死んだ気で、頑張ってる」

「それでいい」
お腹に子供がいる女は、神々しかった。