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第十六章 転身
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「今夜のゲストは出雲真凛改め、solemnityのプロデューサー伊王蒼海さんです」
シーホークさんのラジオに出演している。
出雲真凛として、月イチレギュラーを足掛け3年務めていた。
やっと本名での出演となった。
「今晩は、伊王蒼海です。真凛同様、可愛がってください」
もう真凛の時の様に高い声ではなく、自分の声で話す。
「しっかし、男に戻っても可愛いわあ。皆んなHPで見てな」
「ありがとうございます。
今日は、フィーデスのメンズで決めてみました」
「メンズは、プロデュースせんの?」
「考えてない訳じゃ無いんですが、色々な事情が有りまして」
「まあ立場上、言えん事もあるわな。
話は変わるけど、派手な引退式やったなあ」
「今まで関わった人達に来て頂きました」
「俺等も招待されてたんやけど、御免な」
「シーホークさんは売れっ子ですから、急にはスケジュールが合わなかったのは仕方が無いです。
来春、関西でのsolemnity meetingにはトークゲストで出て欲しいです」
「よっしゃ、出る」
「今からスケジュール、押さえておくわ」
「ありがとうございます」
「ファッションショーの映像を見たけど、沙織ちゃんが真凛そっくり。
生き写しやったわ」
「あれは、月奈が狙ってメイクしたんです」
「月奈ちゃんも以前にラジオに出てもらったけど、今や売れっ子スタイリストやな」
「月奈は、今でもシーホークさんのラジオに出たいって言ってます」
「それは呼びたいわ。番組ディレクター、頼むで」
「例のお嬢様は、真凛の引退には何か言うてるん?」
「いや、反対も賛成もしてないですね。
プロデュースが好きなら、いいんじゃないって言ってます」
「三島悠花、北宮芽亜里と立て続けにスカウトしたけど、何でなん?」
「存在感ですね、これって教えられないんですよ。
モデルを目指す皆さん、スタイルと顔だけではオーディションは合格出来ないんです。
個性を伸ばすことも、大事な事ですよ」
「もうすぐ大学も卒業やけど、結婚は考えてる?」
「卒論を書き上げたら、考えようと思います」
時々、話が脱線しながら、楽しく話せた。
聴取者のメールも友好的だったようで、恒例のクリスマス生放送までは出演してくれと言われた。
シーホークさんのラジオに出演している。
出雲真凛として、月イチレギュラーを足掛け3年務めていた。
やっと本名での出演となった。
「今晩は、伊王蒼海です。真凛同様、可愛がってください」
もう真凛の時の様に高い声ではなく、自分の声で話す。
「しっかし、男に戻っても可愛いわあ。皆んなHPで見てな」
「ありがとうございます。
今日は、フィーデスのメンズで決めてみました」
「メンズは、プロデュースせんの?」
「考えてない訳じゃ無いんですが、色々な事情が有りまして」
「まあ立場上、言えん事もあるわな。
話は変わるけど、派手な引退式やったなあ」
「今まで関わった人達に来て頂きました」
「俺等も招待されてたんやけど、御免な」
「シーホークさんは売れっ子ですから、急にはスケジュールが合わなかったのは仕方が無いです。
来春、関西でのsolemnity meetingにはトークゲストで出て欲しいです」
「よっしゃ、出る」
「今からスケジュール、押さえておくわ」
「ありがとうございます」
「ファッションショーの映像を見たけど、沙織ちゃんが真凛そっくり。
生き写しやったわ」
「あれは、月奈が狙ってメイクしたんです」
「月奈ちゃんも以前にラジオに出てもらったけど、今や売れっ子スタイリストやな」
「月奈は、今でもシーホークさんのラジオに出たいって言ってます」
「それは呼びたいわ。番組ディレクター、頼むで」
「例のお嬢様は、真凛の引退には何か言うてるん?」
「いや、反対も賛成もしてないですね。
プロデュースが好きなら、いいんじゃないって言ってます」
「三島悠花、北宮芽亜里と立て続けにスカウトしたけど、何でなん?」
「存在感ですね、これって教えられないんですよ。
モデルを目指す皆さん、スタイルと顔だけではオーディションは合格出来ないんです。
個性を伸ばすことも、大事な事ですよ」
「もうすぐ大学も卒業やけど、結婚は考えてる?」
「卒論を書き上げたら、考えようと思います」
時々、話が脱線しながら、楽しく話せた。
聴取者のメールも友好的だったようで、恒例のクリスマス生放送までは出演してくれと言われた。
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