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「結婚式に出向くのですか!?」
「あぁ」
俺とスーザンは結局、婚約解消になった
そして、スーザンは隣国の王子に嫁ぐ事になり結婚式に行く事になった。
「あの.....前持っていた飴はあるか?」
「ありますけど.......」
「アイツの結婚式の日にひとつ欲しい」
「分かりました」
..............
「お久しぶりです、王子」
《まさか来てくれるとは.....意外だな》
「久しいな」
「貴方が.....スーザンの元婚約者の王子ですか」
《貴方があの男爵令嬢を気に入ってくれて良かった....そのお陰でスーザンと結婚出来るようになった》
隣国の王子か.....
「末永く幸せにな.....」
「えぇ、ありがとうございます」
《お前に言われなくてもなりますよー》
「どうでしたか?殿下?」
「..........もしかしてだが......あの男爵令嬢の出身は......」
「.......隣国ですね。嵌められたと言うヤツですか」
「っは、アイツの花嫁姿を見たら.....もしかしたら、俺との未来も合ったのかと思ってしまった」
「殿下........」
「お前は何だ?俺の側近では無いだろう」
「気付きましたか?ワシは魔女じゃよ。隣国の王子に頼まれてのう.......」
「あの王子はいつからスーザンの事が好きだったんだ?」
「ずっと前からじゃ」
「俺が.......スーザンを大切にしていれば良かったのか?」
「どうじゃろうな。お主がスーザン様を大切にしてた所で無駄じゃよ......相手が悪いわ」
そう言い残して魔女は消えた。
多分だが、隣国の王子が魔女と男爵令嬢を俺の元に送り込んだのだろう。スーザンが俺の事幻滅する様に。
側近を魔女にして、情報操作をしたのだろう。俺の知らない事が多かった
俺が悪いのにこんなに悲しくなるなんてな。
「あぁ」
俺とスーザンは結局、婚約解消になった
そして、スーザンは隣国の王子に嫁ぐ事になり結婚式に行く事になった。
「あの.....前持っていた飴はあるか?」
「ありますけど.......」
「アイツの結婚式の日にひとつ欲しい」
「分かりました」
..............
「お久しぶりです、王子」
《まさか来てくれるとは.....意外だな》
「久しいな」
「貴方が.....スーザンの元婚約者の王子ですか」
《貴方があの男爵令嬢を気に入ってくれて良かった....そのお陰でスーザンと結婚出来るようになった》
隣国の王子か.....
「末永く幸せにな.....」
「えぇ、ありがとうございます」
《お前に言われなくてもなりますよー》
「どうでしたか?殿下?」
「..........もしかしてだが......あの男爵令嬢の出身は......」
「.......隣国ですね。嵌められたと言うヤツですか」
「っは、アイツの花嫁姿を見たら.....もしかしたら、俺との未来も合ったのかと思ってしまった」
「殿下........」
「お前は何だ?俺の側近では無いだろう」
「気付きましたか?ワシは魔女じゃよ。隣国の王子に頼まれてのう.......」
「あの王子はいつからスーザンの事が好きだったんだ?」
「ずっと前からじゃ」
「俺が.......スーザンを大切にしていれば良かったのか?」
「どうじゃろうな。お主がスーザン様を大切にしてた所で無駄じゃよ......相手が悪いわ」
そう言い残して魔女は消えた。
多分だが、隣国の王子が魔女と男爵令嬢を俺の元に送り込んだのだろう。スーザンが俺の事幻滅する様に。
側近を魔女にして、情報操作をしたのだろう。俺の知らない事が多かった
俺が悪いのにこんなに悲しくなるなんてな。
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