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外伝3(ダニエル)
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僕はダニエル・ハワード
父上から当主の座を譲り受けて今はハワード家の当主になった。
そして、クリスタとは結婚した。盛大な結婚式をしたし、僕の出来る範囲ではあるが全力で楽しませようとした。
お義母様の前例があるからなるべく社交界では僕が付いていたし、出来るだけクリスタが社交界に出なくても良いように気を使った。
しかし、クリスタは何故か日に日に顔色が悪くなって行った。聞いてみると.....
「そんなことないですよ!」
と言われた。嘘だと思ったので友人の貴族に社交界でクリスタがイジメられているか調べて貰ったし、前よりも僕が社交界に出てクリスタの負担を減らそうと家を空けるようになった。
「ダニエル、奥さんはイジメられてないぞ??」
「嘘だ、なら....何故あんなに辛そうなのだ?」
「さぁ?それは夫婦の問題なのではないか?」
僕せいなのか?だが、こんなにも大事にしているのに........???
僕は何が正解か分からなくなってしまった。
そして......クリスタは部屋から出て来なくなった。
「クリスタ?大丈夫か???」
「ほっといて下さい..........」
僕なりに全力で幸せにしようとしたのだが......何が悪かったのだろうか?
後日、クリスタが自ら毒を飲もうとしたのが分かった。
「何故、毒なんか飲んだんだ!?」
「諦めたんです、人生に」
「そんなに僕が嫌なのか!!」
僕が会いに行ったから毒を飲んだのか??????
そしてその日から僕は罪悪感からクリスタの元に行かなくなった。
幸せにすると誓ったのに出来なかった........そう思いダニエルはクリスタに対して罪悪感を持ちながら、使用人達からクリスタが何をしているかを聞いて、幸せになって貰えるように.......また自分を好きになって貰えるように願った。
父上から当主の座を譲り受けて今はハワード家の当主になった。
そして、クリスタとは結婚した。盛大な結婚式をしたし、僕の出来る範囲ではあるが全力で楽しませようとした。
お義母様の前例があるからなるべく社交界では僕が付いていたし、出来るだけクリスタが社交界に出なくても良いように気を使った。
しかし、クリスタは何故か日に日に顔色が悪くなって行った。聞いてみると.....
「そんなことないですよ!」
と言われた。嘘だと思ったので友人の貴族に社交界でクリスタがイジメられているか調べて貰ったし、前よりも僕が社交界に出てクリスタの負担を減らそうと家を空けるようになった。
「ダニエル、奥さんはイジメられてないぞ??」
「嘘だ、なら....何故あんなに辛そうなのだ?」
「さぁ?それは夫婦の問題なのではないか?」
僕せいなのか?だが、こんなにも大事にしているのに........???
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そして......クリスタは部屋から出て来なくなった。
「クリスタ?大丈夫か???」
「ほっといて下さい..........」
僕なりに全力で幸せにしようとしたのだが......何が悪かったのだろうか?
後日、クリスタが自ら毒を飲もうとしたのが分かった。
「何故、毒なんか飲んだんだ!?」
「諦めたんです、人生に」
「そんなに僕が嫌なのか!!」
僕が会いに行ったから毒を飲んだのか??????
そしてその日から僕は罪悪感からクリスタの元に行かなくなった。
幸せにすると誓ったのに出来なかった........そう思いダニエルはクリスタに対して罪悪感を持ちながら、使用人達からクリスタが何をしているかを聞いて、幸せになって貰えるように.......また自分を好きになって貰えるように願った。
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退会済ユーザのコメントです
表紙に惹かれて来ました、面白かったです。
ご感想ありがとうございます。
表紙に出来るだけ凝っているつもりなので嬉しいです!!
メリバは、私にはまだ早かった…後味悪くて。ある意味すごい小説だった!
この主人公の底知れなさが怖い((゚Д゚ll))ヒ~
ご感想ありがとうございます。
主人公は可愛い子ですよ〜!
怖くなんかないハズ.......