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「すまないが....婚約破棄してくれ!!」
「えぇ!!いいですよ。ですが、婚約破棄ではなく婚約解消にして下さいませ。隣にいらっしゃる.....クリスタさんにも迷惑が掛かりますよ?」


「だが.....婚約解消は親のサインが居るだろう....婚約破棄は2人のサインだけでいいんだぞ?」

「貴方は何も分かってませんねぇ......
良いですか!婚約破棄とはどちらかが、やらかしたら出来るんですよ?私達が......婚約破棄したら....まぁ、どちらかが悪いかは目に見えてますねぇ...だって、貴方....一応、浮気してますからね?」
「そうすると....クリスタさんが社交界で笑い物になる訳ですよ

良いんですか?それで」

「だが..........親が許してくれるか.......」
「ハァ…親でグチグチ言うんなら.....最初っから、浮気すんなぁ!!知ってます?!学園では、私は浮気されるようなお堅い人で、クリスタさんは人の婚約者を盗むアバズレと言われてるんですよ!!

学園内での事は口外厳禁なので社交界ではそこまで広まらないでしょうけど........それに.....貴方達って私と婚約解消したら、婚約を結ぶのでしょう?婚約を結ぶのには両家の両親の同意が必要ですから.....今、親に言っても問題ないのでは......?」

「わ...分かった、婚約解消しよう」
「分かって貰えて嬉しいです」


「クリスタさん」
「は...はい!」
「貴方はこの人と本当に....この先の人生を歩んで行くんですか?」
「公爵家となると....色々大変でしょうけど、頑張りたいと思ってます!」
「この先....特に社交界で大変でしょうが、頑張って下さいね」
「まぁ、私の前に来ただけでも勇気がいるでしょうから.....この先いちばん重要な、メンタルがありそうですから....社交界は上手く行くと思いますよ」
「は......はい!」
「では、両家に3人で行きましょうか」
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