婚約破棄を言い渡された側なのに、俺たち...やり直せないか...だと？やり直せません。残念でした〜

5

「ティア様！晴れて婚約を認めて貰えました！！」

早くない！？うちの家は即OK出すだろうけど....

「アンデルセン様のご両親も認めて下さったのですか？」

「はい！ティア様は社交界では淑女と有名ですから、すぐに了承が得られました！」

「マジか........ 」

「では、デートしましょう！」

両親公認ならまぁ良いか

「分かりました」

．．．．．．．．．．．．．．．

「で？デートに今から行くの？」
「そ！」

「ふーん.....美術展ねぇ....中々やるわね。アンデルセン様は」
「私が行きたいと思ってたものだから普通に嬉しい!!」

「美術展なんて、私はあの静かな雰囲気好きじゃないけどね～」
「そう？社交界なんてオバサン達がしゃべくり倒すだけでしょ？静かな雰囲気、好きだけどなぁ......」

「オバサン言うな！ティアは社交界では淑女とか言われてるのになんでオバサンなんて言うのよ.......」
「別に良くない？？あ！これ、似合ってる？」
「うん、めっちゃ可愛いね......口も可愛くなろうか？」

「はーーーーーい」

私の友達が虐めてくる～

「じゃ！行ってくる！」

「行ってらー」