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数日後

「ティア様、俺では貴女の婚約者には相応しく無いでしょうか.....?」

「おはようございます。アンデルセン様......その...近いですよ?」

「すみません、余り女性経験が無くて.....」

うーん.....適正距離が分からないはず無いでしょ??

「そうですか.....」

「ティア様、俺の前では畏まらないで下さい」

「それは無理です。私よりもアンデルセン様は身分が上なのですよ?」

この人からしたら、素の私が好きなのか?

「そうですか.......」

ショボーン見たいな顔しないでくれ

「あと....近いです」

「善処します」

傍から見れば婚約者同士と思われるような距離だったな......ちょっと恥ずかしいかも....

あれ?私って元婚約者と居た時って恥ずかしいとか思った事合ったっけ?

「ティア様はどうすれば俺を好きになってくれますか?」

「貴族の結婚には好き.....などと言う感情は不必要かと。一緒に過ごせば愛情が湧くそうですし........」

「俺は"今すぐ"好きになって欲しいのです!」

今すぐ.......出会って数回なんだけどなぁ......

「ですが....私はアンデルセン様の事をよく知りませんから」

知ってるのは家柄と能力ぐらいだし.....

「では.....デートでもしますか?」

「早くない!?進展!?着いてけんわ!!」

「やっと素になってくれましたね」

ニコニコすんなや!この人もしかして策士系?

「めんどくなったから素で話すね。デートとか進み過ぎじゃない??マジで距離感理解してくれ......」

「デート行ってくれないのですか?」

「だからっ」

「では....婚約者になればデートしてくれますか?」

「えっ!?発想が理解不能なんだけど....」

「絶対に貴女の婚約者になってまた来ます!」

え?確定なの?!まぁ、良いんやけど
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