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第一章 Sランク冒険者のヤンデレ幼馴染、再起のロクデナシ編
第二十一話 王都散策
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「よーっし! じゃあ今度は王都を案内するよ! スーちゃんはどこに行きたい?」
「どこって……俺はここら辺の地理は何にも分からん。適当に案内してくれると助かる」
「分かった!」
クルシュの元での用事が終わったことで今日のすべきことは終了。
よってリンゼは俺に王都を案内しようとする。
王都に来て既に一週間ほどが経過しているが、俺はまともに王都のことをよく知らない。
そう言う意味で、リンゼの申し出はありがたくはあった。
『こうして見ると、やはり人が多いのう王都は』
「そりゃあ国の中心だからな。人口も都市や町の比じゃねぇさ」
リンゼの横を歩きながら俺は言う。
「そう言えばリンゼ」
「ん、何?」
「お前は家族でここに越して来たんだよな? なら家族はどうしたんだ?」
普通なら家族で暮らしていそうなものだが、そうでばないことに俺はふと疑問を抱く。
「あぁ、お父さんとお母さんは王城専属の学者だから私とは少し離れて暮らしてるの」
「えぇ!? お前の両親って王城で働いてんのか!? なら、引っ越したのは王都から召集掛けられたってことかよ!!」
「うん!」
「はぁー……」
王都には国王が住まう王城がある。
そこでは様々な優秀な人材を集い、日夜国の為に働いていると、風の噂で聞いたことがある。
両親は王城で学者、娘はSランク冒険者って……優秀すぎるだろこの家系。
俺は改めて、自分の幼馴染が超絶スペックであることを再認識する。
『む……? 何だあのけったいな格好の奴らは』
歩き続けていると、ふいにゼノが言う。
コイツの目……いや目がどこなのかは知らないが一先ずコイツが見たものが何なのか、それは俺にも分かった。
彼らは全員が同じような鎧を纏っており、そこには国の紋章が刻まれていた。
もし初めて見れば、ゼノのようにけったいな格好というような印象を持つ者もだろう。
「あれは騎士だろ」
『騎士ぃ?』
「そうだね。ここら辺を警備しているんだよ」
『冒険者とは違うのか?』
「あぁ、騎士ってのは王都みたいな巨大な都市に存在する騎士団に所属する奴らのことだ。冒険者と違ってモンスターを狩ったりアイテムを採集するのが目的じゃない。人を守ったり、都市の治安を維持するのが奴らの目的だ」
『ほぉーん。面倒なことをする奴らがいるもんじゃのう』
「まぁそういうことに誇りやらやりがいを見出すのも自由だろ」
それにしても、
「リンゼ」
「ん?」
「お前何で不気味がらないんだ?」
「何が?」
「いやだって……変だろ。俺が剣と話してるの」
再会してから、リンゼは俺がゼノと会話をしていても何も不気味がらなかった。
少し不思議がるだけだ。
「だって、スーちゃんには聞こえてるんでしょ?」
「っ!?」
リンゼの言葉に、思わず俺は目を見開いた。
「なら、私は信じるよ! 大好きなスーちゃんのことだもん!」
「……はは」
この一週間で、俺はリンゼの狂人っぷりをいやというほど実感した。
だが、それと同じくらい……感じていた。
コイツの真っすぐさを。
「羨ましいよ……本当に」
「え?」
思わず吐いてしまったその言葉が聞き取れなかったリンゼ。
「いや、何でもない」
だが、それでよかった。
何故なら、それは違うこと無い俺の本心だったから。
◇
その後も、リンゼの王都案内は続いた。
様々な施設、店、通り。
日常生活に必要な場所からそうでないものまで、リンゼは満遍なく教えてくれた。
「これくらいかな!」
「あぁ、助かった」
案内を終えたリンゼに俺は感謝の言葉を述べる。
これで王都の地理についての理解が大分進んだ。
「じゃあ帰ろっか! もうすぐ日が暮れるし!」
「そうだな」
リンゼの言う通り、辺りは既に暗くなり始めていて、人々はそれぞれの帰路についていた。
『散策はまぁまぁ楽しかったがそろそろ本格的に腹が減る! 帰るぞ!!』
ゼノもこう言っている。
俺とリンゼは家の方向へ足を向けようとした。
すると、
「……っと!」
「あ、悪い」
振り向き様に俺は人とぶつかってしまい、咄嗟に謝罪をする。
「おぉ、別に構わねぇよ。俺も前見てなかった」
目の前の男は無精髭《ぶしょうひげ》を生やしており、年齢は四十代程度と見受けられた。
悪く言えば、一見浮浪者のように見えるが……それだけでは形容できないどこか不思議な雰囲気を纏っていた。
「悪かったな」
外見的な特徴のみを頭に入れていると、男はそう言いながら、そのまま俺の横を通り過ぎていく。
「……」
「どうしたの?」
過ぎ去るその背中を見る俺に、リンゼは声を掛ける。
「いや……なんか、変な感じが……」
「?」
俺の言葉足らずな説明に、リンゼはキョトンとした。
『ほう』
そこに、物珍しそうにゼノが言葉を漏らす。
「ゼノ、今の奴……」
『そこそこ強いな。まぁ、儂らの方が強いが!!』
分析風自慢をかますゼノ。
「リンゼ。お前は今の男のこと知ってるか?」
「いや、初めて見たよ」
「そうか……」
どうやらリンゼには特に何も感じなかったらしい。
奴の強さの片鱗、そこから派生しているのか分からない異様な雰囲気を見たのは俺とゼノだけのようだ。
「……」
しかし、いつまでも足を止めていても仕方がない。
違和感が拭えないまま、俺たちは再び帰路についた。
◇
「ほぉう」
フラフラと足を動かしながら、先ほどの浮浪者のような男は物思いに耽るように右手で顎髭をなぞる。
「ははっ、ジジィ言われて面白そうだから見に行ったが……行って正解だったな。まさかあんな奴がいるとは。最初聞いた時は耳を疑ったが……いいじゃねぇか……!!」
そう言って、男はニヤリと口角を吊り上げるのだった。
「どこって……俺はここら辺の地理は何にも分からん。適当に案内してくれると助かる」
「分かった!」
クルシュの元での用事が終わったことで今日のすべきことは終了。
よってリンゼは俺に王都を案内しようとする。
王都に来て既に一週間ほどが経過しているが、俺はまともに王都のことをよく知らない。
そう言う意味で、リンゼの申し出はありがたくはあった。
『こうして見ると、やはり人が多いのう王都は』
「そりゃあ国の中心だからな。人口も都市や町の比じゃねぇさ」
リンゼの横を歩きながら俺は言う。
「そう言えばリンゼ」
「ん、何?」
「お前は家族でここに越して来たんだよな? なら家族はどうしたんだ?」
普通なら家族で暮らしていそうなものだが、そうでばないことに俺はふと疑問を抱く。
「あぁ、お父さんとお母さんは王城専属の学者だから私とは少し離れて暮らしてるの」
「えぇ!? お前の両親って王城で働いてんのか!? なら、引っ越したのは王都から召集掛けられたってことかよ!!」
「うん!」
「はぁー……」
王都には国王が住まう王城がある。
そこでは様々な優秀な人材を集い、日夜国の為に働いていると、風の噂で聞いたことがある。
両親は王城で学者、娘はSランク冒険者って……優秀すぎるだろこの家系。
俺は改めて、自分の幼馴染が超絶スペックであることを再認識する。
『む……? 何だあのけったいな格好の奴らは』
歩き続けていると、ふいにゼノが言う。
コイツの目……いや目がどこなのかは知らないが一先ずコイツが見たものが何なのか、それは俺にも分かった。
彼らは全員が同じような鎧を纏っており、そこには国の紋章が刻まれていた。
もし初めて見れば、ゼノのようにけったいな格好というような印象を持つ者もだろう。
「あれは騎士だろ」
『騎士ぃ?』
「そうだね。ここら辺を警備しているんだよ」
『冒険者とは違うのか?』
「あぁ、騎士ってのは王都みたいな巨大な都市に存在する騎士団に所属する奴らのことだ。冒険者と違ってモンスターを狩ったりアイテムを採集するのが目的じゃない。人を守ったり、都市の治安を維持するのが奴らの目的だ」
『ほぉーん。面倒なことをする奴らがいるもんじゃのう』
「まぁそういうことに誇りやらやりがいを見出すのも自由だろ」
それにしても、
「リンゼ」
「ん?」
「お前何で不気味がらないんだ?」
「何が?」
「いやだって……変だろ。俺が剣と話してるの」
再会してから、リンゼは俺がゼノと会話をしていても何も不気味がらなかった。
少し不思議がるだけだ。
「だって、スーちゃんには聞こえてるんでしょ?」
「っ!?」
リンゼの言葉に、思わず俺は目を見開いた。
「なら、私は信じるよ! 大好きなスーちゃんのことだもん!」
「……はは」
この一週間で、俺はリンゼの狂人っぷりをいやというほど実感した。
だが、それと同じくらい……感じていた。
コイツの真っすぐさを。
「羨ましいよ……本当に」
「え?」
思わず吐いてしまったその言葉が聞き取れなかったリンゼ。
「いや、何でもない」
だが、それでよかった。
何故なら、それは違うこと無い俺の本心だったから。
◇
その後も、リンゼの王都案内は続いた。
様々な施設、店、通り。
日常生活に必要な場所からそうでないものまで、リンゼは満遍なく教えてくれた。
「これくらいかな!」
「あぁ、助かった」
案内を終えたリンゼに俺は感謝の言葉を述べる。
これで王都の地理についての理解が大分進んだ。
「じゃあ帰ろっか! もうすぐ日が暮れるし!」
「そうだな」
リンゼの言う通り、辺りは既に暗くなり始めていて、人々はそれぞれの帰路についていた。
『散策はまぁまぁ楽しかったがそろそろ本格的に腹が減る! 帰るぞ!!』
ゼノもこう言っている。
俺とリンゼは家の方向へ足を向けようとした。
すると、
「……っと!」
「あ、悪い」
振り向き様に俺は人とぶつかってしまい、咄嗟に謝罪をする。
「おぉ、別に構わねぇよ。俺も前見てなかった」
目の前の男は無精髭《ぶしょうひげ》を生やしており、年齢は四十代程度と見受けられた。
悪く言えば、一見浮浪者のように見えるが……それだけでは形容できないどこか不思議な雰囲気を纏っていた。
「悪かったな」
外見的な特徴のみを頭に入れていると、男はそう言いながら、そのまま俺の横を通り過ぎていく。
「……」
「どうしたの?」
過ぎ去るその背中を見る俺に、リンゼは声を掛ける。
「いや……なんか、変な感じが……」
「?」
俺の言葉足らずな説明に、リンゼはキョトンとした。
『ほう』
そこに、物珍しそうにゼノが言葉を漏らす。
「ゼノ、今の奴……」
『そこそこ強いな。まぁ、儂らの方が強いが!!』
分析風自慢をかますゼノ。
「リンゼ。お前は今の男のこと知ってるか?」
「いや、初めて見たよ」
「そうか……」
どうやらリンゼには特に何も感じなかったらしい。
奴の強さの片鱗、そこから派生しているのか分からない異様な雰囲気を見たのは俺とゼノだけのようだ。
「……」
しかし、いつまでも足を止めていても仕方がない。
違和感が拭えないまま、俺たちは再び帰路についた。
◇
「ほぉう」
フラフラと足を動かしながら、先ほどの浮浪者のような男は物思いに耽るように右手で顎髭をなぞる。
「ははっ、ジジィ言われて面白そうだから見に行ったが……行って正解だったな。まさかあんな奴がいるとは。最初聞いた時は耳を疑ったが……いいじゃねぇか……!!」
そう言って、男はニヤリと口角を吊り上げるのだった。
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