金髪ド派手な憧れの先輩を後ろから呼び止めて告ったら、高校デビューしたウザい幼なじみでした

 金城先輩は見た目こそ派手だし、目つきも悪いし、恐そうな印象があるけど……ほんとは優しい人だって知ってる。 この1年、先輩を目で追いかけるだけの毎日だったけど、今日から学年が上がり、先輩は3年生となり、3月には卒業して離れてしまう。だから、ここで行動を起こさなきゃって思った。あと1年間黙って先輩のことを見つめてるだけで終わるより、たとえ砕け散っても告白したら、何か変わるかもしれない。「あ、あの……私……
 ずっと、好きで……目で、追いかけてました……
 もし良かったら、私と付き合ってください」
 先輩、なんて答えるんだろう。

 不安な気持ちで背中を見つめていると、先輩がくるりとこちらを向いた。

 金城先輩じゃ、ない……
 どころか……

「あ、|歩《あゆむ》……」

 私が告白したのは、近所に住む幼なじみの1個下の歩だった。
24h.ポイント 7pt
0
小説 34,701 位 / 192,221件 恋愛 15,345 位 / 57,281件

あなたにおすすめの小説

憧れの先輩にハンカチを拾ってもらおうとしたら、拾い上げた別の男がストーカーになりました

奏音 美都
恋愛
 生徒会長で学年トップの成績、テニス部部長を務め、インターハイにも出場した経験があり、モデルにスカウトされたこともある憧れの河野先輩と知り合うきっかけがほしくて、後ろを歩く先輩に向けてハンカチを落としたんだけど…… 「これ、落としましたよ」 拾ってくれたのは、チビでデブでニキビだらけの顔に分厚いメガネ、肉付きのいい頬に分厚い唇……厨二病入っててキモイって、女子が噂してた山田だった。

憧れの先輩を空き教室に呼び出したら、間違えておじいちゃん先生に告白しちゃいました

奏音 美都
恋愛
新入生のオリエンテーションで知り合って、色々と優しく教えてもらったことをきっかけに好きになった秋山先輩。会えば挨拶は交わすけど、それから先に進むことはなくて……ここで一歩踏み出そうと、告白することを決意した。  窓から教室へと振り返り、ギュッと目を瞑って勇気を振り絞って大声で叫ぶ。 「あなたのことが、ずっと好きでした!!」 けれど、そこにいたのはおじいちゃん先生だった。

友達から私のことを好きな男子がいるって聞かされてオッケーしたのに、同じ名前の別の女の子でした

奏音 美都
恋愛
ただのクラスメートだと思ってた誠。それなのに、琴美から誠が私のことを好きだと聞いて、急に意識してしまった。 ふたりきりの帰り道…… 「あ、あの……誠。  私……付き合っても……いいよ?」 「どこに?」 ちぐはぐな私たちの会話。 それもそのはず。誠が好きだったのは、同じ名前の別の女の子だったのだから。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

憧れの先輩の靴箱にバレンタインチョコ入れたら間違ってたみたいで、なぜか女生徒に迫られてます

奏音 美都
恋愛
先輩のクラスの靴箱に行き、そっと周りを見回す。  誰もいない……よし。 『佐藤』のネームタグを確認し、靴箱の蓋を開けて、チョコの入った紙袋を入れる。  先輩に、気持ちが伝わりますように……  そう思ってたのに……  渡したのは、同じ佐藤先輩でも、女の佐藤先輩の方でした。

一途な王子の想いが重すぎる

なかな悠桃
恋愛
高校一年の中村舞衣は、『爽やかイケメン王子』こと稚日野春と小中高と一緒の幼なじみ。今はあることがきっかけで疎遠になっている。そんなある日、偶然帰り道が一緒になり.....

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...