上 下
333 / 373
第4章 少年期〜青年期 学園3学年〜卒業編

23話 手間暇はかけるもの

しおりを挟む

 どうも、僕です。ただいまカイ兄様の結婚披露宴の真っ最中です。

 今僕はソルやイネオス達と披露宴会場になっている庭園の隅、そこはテーブルと椅子が用意されている食事コーナーの一角、そのまたさらに隅にある、テーブル席で仲良く食事をとっている最中です。

「ふぅ、美味しかった、今回のスープの出来栄えは今までで最高だ・・・」ほぅ・・・

 今回の披露宴で1番楽しみにしていた料理の数々、これまで自分の記憶の中に存在する料理を気の赴くままに、家の料理人達にレジピを教えて、一緒に試行錯誤して、何回も味見をしながら再現させてきた僕だったが、そんな中でも1番好きだった料理の再現にはかなり苦戦していた。だが、今回の結婚式前に完全再現に成功した後に、披露宴での食事のメニューに入れることが決定したと料理長から知らされて、僕はすごく驚いた。どうやら、その料理をうちの家族が大層気に入ったらしい、それを聞いた僕は、自分が力を入れて作り上げた料理がカイ兄様の結婚披露宴で出されて、祝いの席を彩ることができて、なんとも言えない嬉しさが込み上げてきた。それにレシピが商業ギルドに登録されたと公表もする事になっていて、いい宣伝にもなったので僕はニッコニコだ。

 そして、今、僕の大好きな料理、某大手海外スーパー“コス○コ“のフードコーナーで期間限定で毎年販売されていたスープ、“チキントマトビスクスープ“をこれでもかっ!てほどに堪能しているのだ・・・

(これよ!これっ!このトマト程よい酸味とエビの独特の風味にブイヨンのジューシーさ、そして全体の味を整える生クリームのこくがなんとも言えない!スープの舌触りはシチューの様なまろやかなとろみがあって、そのとろみが食べやすい大きさに切った具材のチキンとマッシュルームとえびによく絡まり、全体に完璧に味が行き渡っている、その上、具材達の異なる食感が嚙みごたえがって最高!!)^o^(前世ではトマトを使った料理ってそんなにしなかったけどこれだけは別格だったな・・・そんな料理がこれからいつでも食べれるなんて・・・・まじ最高!・:*+.\(( °ω° ))/.:+)

 前世でこのスープが初めて売り出された時に食べて以来、衝撃を受けて、自分でもどうにか再現できないかと試行錯誤の末に、自分好みのクリーミーな味に整えて再現したスープは、家族の年間行事のクリスマスパーティーで振る舞った時から大好評となり、販売元のスープよりこっちの方が好きだと言って、毎年のハロゥインとクリスマスのパーティでの定番のメニューとなった。かなり手間がかかる料理だが、喜んで食べてくれる家族がいるから僕も良く喜んで作っていたものだ。でも、このスープ、販売元のスープはどのように作っているかは全く不明だったので、完全に僕オリジナルのレシピとなっていた。その際、前世で一般的に販売されている調味料を使用して作っていたため、その調味料の一部がこちらの世界では再現がとても困難だった。それの再現のためにかなりの月日が必要だった事を思うと考え深かった。

天華『かなり力を入れてましたもんね・・・』

(それはそうだよぉ~、前世で自分で作った料理の中で1番大好きな料理だもん!このレシピが完成するまで、屋敷の料理人達と試行錯誤した年月はいい思い出さ~、料理に使う材料の中で最も再現に苦労したのはブイヨンキューブだったけど、そのブイヨンができた後の味のバランスの調節も大変だったなぁ~(*´Д`*)でも、これからは料理長がレシピを完全に覚えてくれて作ってくれるから、いつでも食べれる様になったのは本当に最高だよね!\\\\٩( 'ω' )و ////)

 ヒャッホーイっと脳内でテンションアゲアゲでいると・・・

夜月『ふむ、どうやら自分で手間のかかる料理を完成させた達成感でかなりテンションが高くなっているな・・・』

ジュール『だねぇ、魔力は出てないけど、幸せ感たっぷりの“神力“が漏れ出てるねぇ』

(へっ!?それはやばいんじゃ!?Σ('◉⌓◉’))

 ジュールから“神力“が漏れ出ていると指摘されて焦った。

天華『それは大丈夫ですよ。“神力“とは言っても今回は自然エネルギーに近い性質のものです。アトリーの感情に反応して、人に多幸感を感じさせるぐらいの影響が出てるだけですからね』

(???そうなの???“神力“ってもっと人体には悪い影響が出るものだと思ってたよ?( ´ ▽ ` ))

 以前聞いた“神力“の力は人体に悪影響が出る可能性があるものばかりだと思い込んでいたが、どうやらそうではないようだ。

天華『そうですね、以前お話した時は“神力暴走“を起こしていたので、どんな影響が身体に出るか予想ができなかったのですが、元々、“神力“は魔力と違って、本人の感情に反応しやすいものですから、その感情に他者を攻撃する意思がなければ、人に害のない効果の“神力“を出すことができますよ。“加護“などもそれに当たりますね。それと魔力は属性というもので細かく分類化されていて、その属性を軽くイメージするだけで魔法を発動させますが、“神力“は本人の感じている感情に強く反応して力を発揮します。魔力も“神力“もイメージを大切にするところは大事ですが、“神力“は意志の強さとでも言いますか、本人が強く求めることで目的にあった能力を発揮するものだと思ってください』

(ほーーじゃあ、今、僕は幸せだーって心の底から思っているから、漏れ出ている“神力“は周りの人にその幸せを共有?感じさせていると?・・・・ん?それなら、神々から貸し与えられる“神力“の能力は神々が事前にそう思いながら貸し与えているってこと?(*´Д`*))

 天華の説明を聞いてみると、意外と多様性に優れているものなのか?と感心した、だが、説明を聞いて気づいたが、神々が人間に“神力“を貸し出す際にはその“神力“の効果が一定の能力を発揮するのは、神々が意図して“神力“の能力を制限しているものだったのかぁ~と、思っていると。

夜月『そうだ、元々“神力“として変換する前の大元のエネルギーは世界が常に生産する自然エネルギー、または星のエネルギーとも呼ばれるものだ、その自然エネルギーとはとても純粋だ、多少その世界の特徴を持ったエネルギーにはなるけど、それを取り込んで生成された“神力“はどんな形や願いも体現できてしまう、だから神々はその世界が生産する自然エネルギーを自分に取り込み、個人の特徴を持った“神力“へと変換し使用目的を絞って、制限を設けてから“神力“を貸し与えるんだ。でないと、“神力“を悪用するものが多発するからな、まぁ、まだそれが人間なら何とかなるが、三年前のあの“邪神“みたいに自然エネルギー自体で何かしようとする奴もいる、それに“神力“を悪用するのがアイツみたいに“神格“高い神だと手がつけられない』

(あー、それは確かに、あの時は勇者召喚の術式に割り込んでこの世界の自然エネルギーの使用者権限を奪ったんだったよね、その奪ったこの世界の自然エネルギーで何かしようとしてたんだった、本当、何がしたかったのかはまるで分からなかったけどね・・・・てか、基本的に“神力“は魔力の上位互換みたいなものか?魔力はこの世界でしか使えないけど、“神力“は他の世界でも使えるものね?(*´ー`*)まぁ、“神力“の元になる自然エネルギーはその世界世界で使用者制限はあるけど、制約ってそれ以外はなそうだし、それに見つかっても構わないって思ってたら、他の世界でやりたい放題できたんじゃない?)

 三年前のあの事件の発端になった“邪神“は身バレを気にして、自身の世界の自然エネルギーで変換して保持していた“神力“を使い渋らなければ、この世界を滅茶苦茶にする事もできたんだろうな、と、ちょっと怖い想像もしてしまった。

夜月『そうだな、どの世界でも自然エネルギーは最も純粋なエネルギーとして存在して、“神力“へと変換されて扱われるからな、どこの世界でも通用はする、だが、どこの世界でその“神力“を生成したかはすぐわかるのは避けられない、それでも有用性が高すぎて、自分がどこの世界の神かバレるのと“神格“を汚れても構わないと思うならば、強行手段に出る者もいるかもしれない、だが、それをするとすぐに他の神々に見つかった捕らえられてしまうし、以前も話したかもしれないが、膨大な“神力“を使ってその世界に多大な被害を出した場合、一気に“神格“が汚れてすぐに“邪神“と認定された上に、“神力“を扱う資格をすぐに無くすんだ、そして膨大な“神力“の行使には反動で、自分自身の存在すらも危うくなる。だからな、強大な力の行使にはそれ相応のリスクも存在すると覚えておくといいぞ』

(うわぁ、そうか、うん、強力な力にはいつでもメリットとデメリットが伴うって事だね。何事にも全て自分の都合のいいものは神々の間にも存在しないってことか・・・( ̄▽ ̄))

 夜月の話から神々の奇跡の力にもメリットとデメリットが存在する。それはどの世界であっても“真理“、真の理なんだなぁとしみじみ納得した。

夜月『それと、アトリー、一応言っておくが、アトリーが使用している“神力“はアース世界由来の自然エネルギーだが、通常の人間から“神創機関“を得て、“神力“を扱える様になった者、“現人神“《アラヒトガミ》と呼ばれる種族に、』(えっ!?今の僕は“現人神“って言うの!?いつの間に“人族“じゃなくなってた!?えっ?ん?でも、今日ステータス見た時は“人族“のままだったけどな?(*´Д`*))

夜月『アトリー、落ち着け、それはまだアトリーが他者から“現人神“として認識されてなかったり、“神力“で加護などを与えたりしていなかったから、あの時点ではステータスにも“現人神“と認識されてなかっただけだ』

(え、て事は、今日、神殿で加護をカイ兄様に与えちゃったから!Σ('◉⌓◉’))

 淡々と説明された内容にビックリし過ぎて、思わず夜月の話を遮ってしまった僕、自身の“種族欄“は以前から謎に“?“マークが増えてきていたのは分かっていたが、今日の朝までは確かに自分の種族は“人族“だった。なのに急に自分の種族に変更があったなんて、寝耳に水状態でものすごく困惑したが、夜月の更なる説明で自分のやらかしで種族の変更に一役買っていた事も判明し、次は困惑より驚きが勝った。でも夜月は僕のそんな驚きをよそに、

夜月『あぁ、今、ステータスを見たら“現人神“に種族が変わっているんじゃないか?』

 と、軽い感じで告げられて・・・

(まじかぁ(・Д・)、僕いつの間にか“人族“やめてたんかぁ・・・_(:3 」∠)_)

 と、地味にショックを受けた僕、

夜月『まぁ、もうなってしまったものはしょうがないから諦めることだ、では、さっきの話を進めるぞ』

(あ、はい、進めてください(*´-`)・・・)

 最終的には、“種族“の件はどうにもできないから諦めなさいとサクッと言われてしまい、それよりも僕が遮ってしまった話の続きを進めるぞと言われて、僕は少ししょんぼりしながらも話の続きを聞くことにした。

夜月『うむ、では続ける、要は通常の“現人神“とは、まだ現世で肉体を持ったまま“神力“を使える様になった者のことを指し、この世界では自分自身の肉体で、“神力“の素になるものが自力で生産できるエネルギーが魔力しかない。なので、それを踏まえて説明すると、“神力“として変換に使用できる素であるエネルギーが魔力の場合は、その一個人が人族だった時から持っていた属性や特殊な能力が、その人の付与できる効果の“神力“となるんだ、それはその人の“神力“には常に制限となり、そんな偏った“神力“しか生成できないエネルギーを使っている者は、もう既に純粋な自然エネルギーを使用している神々やアトリーほど自由自在に“神力“の力を発揮はできないと覚えておいてくれ』

(・・・そうなんだね・・・あ、要は変換する前のエネルギーの質ってやつの違いか?( ̄▽ ̄))

 自分の扱う“神力“の万能性はそんな質の違いから生まれるものなのかと、自分と他者の違いを再度認識していると。

夜月『あぁ、その通りだ、魔力から還元された“神力“は制限がある、と説明したがもっと詳しく言うと、“神力“を扱う本人の得意な分野や特性などでの“神力“の行使は容易だが、それ以外はかなり難しかったり全く使えなかったりするな・・・』

(ほへぇ~、変換前のエネルギー次第って事か、意外と“現人神“と言っても変換前の魔力では“神力“は使い勝手が悪いんだね?・・・ん、じゃあ、僕ってかなり異例?な“現人神“の成り立ち方してる?( ̄▽ ̄))

 “現人神“と大層な名が付いてはいても“神力“の使い勝手は悪いんだなぁ、とか思っている時に自分はその点、かなり優遇されているような?と、今まで気づかなかった様々な違いを自分と他者を比較して見たところ。自分の“現人神“になった経緯はかなり“レア“、いや、“異例“なんじゃ無いのかと気づいた。

天華『そうですね。異例中の異例ではないかと・・・』

(さよかぁ・・・(*´Д`*)てかさ、天華達は何で急にこんな話し出したの?)

 天華の返事は予想通り、異例だと肯定する返事が返ってきて、僕はまぁ、そうだよねぇ、と呆れた感じで納得。そこで今までちょっと気になっていた、急な説明のオンパレードにも説明を求めた。

天華『・・・まぁ、ちょうど良い具合に話題になったので、知っておかないといけない事だったんで、勉強までに・・・それと、この話をすればアトリーが少しは落ち着くかと思いまして・・・』

(・・・あ、・・・うん、落ち着いたね、“神力“でなくなったし(・∀・)確かに僕はまだ“神力“のことはほとんど知らないね。教えてくれてありがとう(о´∀`о)その他の事ももっと色々教えてね♪( ^∀^))

 天華の説明にあまりしっくり来なかった僕だが、“神力“放出の件は本当に申し訳ないと感じてはいたので素直にお礼を返したのだった・・・・

















しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~

ふゆ
ファンタジー
 私は死んだ。  はずだったんだけど、 「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」  神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。  なんと幼女になっちゃいました。  まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!  エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか? *不定期更新になります *誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください! *ところどころほのぼのしてます( ^ω^ ) *小説家になろう様にも投稿させていただいています

幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない… そんな中、夢の中の本を読むと、、、

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

隠された第四皇女

山田ランチ
ファンタジー
 ギルベアト帝国。  帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。  皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。 ヒュー娼館の人々 ウィノラ(娼館で育った第四皇女) アデリータ(女将、ウィノラの育ての親) マイノ(アデリータの弟で護衛長) ディアンヌ、ロラ(娼婦) デルマ、イリーゼ(高級娼婦) 皇宮の人々 ライナー・フックス(公爵家嫡男) バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人) ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝) ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長) リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属) オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟) エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟) セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃) ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡) 幻の皇女(第四皇女、死産?) アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補) ロタリオ(ライナーの従者) ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長) レナード・ハーン(子爵令息) リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女) ローザ(リナの侍女、魔女) ※フェッチ   力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。  ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。

転生した愛し子は幸せを知る

ひつ
ファンタジー
 宮月 華(みやつき はな) は死んだ。華は死に間際に「誰でもいいから私を愛して欲しかったな…」と願った。  次の瞬間、華は白い空間に!!すると、目の前に男の人(?)が現れ、「新たな世界で愛される幸せを知って欲しい!」と新たな名を貰い、過保護な神(パパ)にスキルやアイテムを貰って旅立つことに!    転生した女の子が周りから愛され、幸せになるお話です。  結構ご都合主義です。作者は語彙力ないです。  第13回ファンタジー大賞 176位  第14回ファンタジー大賞 76位  第15回ファンタジー大賞 70位 ありがとうございます(●´ω`●)

世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない

猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。 まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。 ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。 財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。 なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。 ※このお話は、日常系のギャグです。 ※小説家になろう様にも掲載しています。 ※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!

七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」 その天使の言葉は善意からなのか? 異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか? そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。 ただし、その扱いが難しいものだった。 転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。 基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。 ○○○「これは私とのラブストーリーなの!」 主人公「いや、それは違うな」

処理中です...