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第4章 少年期〜青年期 学園3学年〜卒業編

4話 自分の中に潜む何か・・・

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 どうも僕です。今、人の多さにちょっと引いてます・・・・

(あはははっ、お付きの人を連れてきて良いとは言ったけど、3人それぞれが従者達を3人ずつ連れてくるとは思わんだろう?(:-∀-)人口密度が高すぎるわ!!)

 今いる場所は僕がいつも着替える為に用意して貰っている個室の前に来ている。ここは普段ロシュ君やイネオス達が使っている“更衣棟“とは別にある建物、通称“部室棟“この建物は王族や高位貴族専用の着替え室がある他、部活動用の部室や生徒会の執務室、またその他の委員会などのための会議室などがある、複合施設となっている。その中の高位貴族専用更衣室が並んでいるエリアの一室に、僕専用となっている部屋があり、そこで今回の話し合いをする事にしたのだが、流石に10人以上が入るには狭過ぎた・・・

天華『アトリーとソル君が着替えるだけの部屋ですからねぇ、どうやっても狭過ぎますね・・・』

(だよね・・・よし、じゃあ・・・・(*゚▽゚*))

ソル「申し訳ありませんが、流石に室内が狭過ぎるので、お三方のお付きを1人に絞って頂けませんか?」

(あ、・・・まぁ、良いか・・・(。-∀-))

 個室の扉を開けて中を確認した後少し考えて、後ろをついて来ていた人達にそう言おうとしたら、それを察したソルが僕の代わりに言った。その言葉を聞いて彼らは、それぞれが視線を交わし頷き合った。

セリニデュシス第2王女殿下「分かりました、少々お待ちください」

 そう言うと後ろに着いて来ていた側近達に指示を出し出した。

エルフ1・年下?・男「そんな!殿下!いけません!あのお話が本当かも分からないのに、他国との会談の場で付人を1人だけにすることはできません!」

エルフ2・ちょい年上・女「そうです。向こうは人族のくせに聖獣を従えているのです。姫殿下の御身に何かあったらどうするのです⁉︎」

エルフ3・年上・男「それに、あの人族の従者も只者ではない実力者ですよ?何をされるかわかった物じゃないです。そんな中で護衛が1人だけと言うのは危険すぎます!その上、あの様子ですよ?」

ダークエルフ1・同学年?・女「殿下、大丈夫でしょうか?周囲の話を聴く限りあちらの子息は大変気難しいとお聞きしてます」

ダークエルフ2・年上?・男「あちらが何かの拍子で機嫌を損ねると護衛が1人だけでは対応しきれません。それにあれは・・・」

ダークエルフ3・年上男「・・・そうですね。どう見ても異常なのは分かります。ですが、なおさらちゃんとお話ししなければいけません」

鬼族1・同学年?・男「どうします?俺が同伴しますか?」

鬼族2・ちょい年上?・女「はぁ?お前が行くと問題を起こしかねん、私が行く!」

人族1・年上・女「いや、2人ともダメですよ。私が行くので大人しくしていてください」

(小声で話してんだろうけど、全部聞こえてますよ~~~っと(*´Д`*)・・・しかし、エルフ族の反応は予想通りだけど、ダークエルフ族の方は意外とまともか?鬼族の方は好戦的なのが多いのか、…でも魔王国の王子殿下の側近に人族の人がいるのはこれまた珍しいな?(*´ー`*)・・・てか、僕の方をチラチラ見ながら怖がっているのは一体何なんだ?(。-∀-))

 個室の前の扉付近でそれぞれが側近としている会話を性能のいい耳が拾ってくる。おかげでそれぞれの種族が僕の事をどう思っているのかが、何となくわかる内容だった。

(警戒心に恐怖心、好奇心、まぁ、それぞれの反応は面白いけど、2か国はそれなりに礼節を守ろうとしているのが伺える、だがやはりセリニデュシスのエルフは多種族を見下す傾向にあるな・・・( ´ ▽ ` )いっちょかましとくか?あ″ぁ?)

夜月『こらこら、落ち着け、今回は平和的に話合うだけなんだろう?』

(・・・チッ、そうなんだけど、自分達の主があそこまで丁寧に僕に接しているのに、あの側近達はその行動を無にしているような態度が許せないんだよね。はぁ、エルフの側近は全員外に追い出すか?てか、結局3人揃ってきたってことは互いの要件の内容は分かってるってことでいいのかね?ここまできて、それぞれ個別に話をさせてくれって言われたら、従者全員入れるかもだけど、国ごとに話しをしてる間は他の2国の王族を外に締め出すことになるんだが?(*´Д`*)?それを我慢できるのか?)

夜月『まぁ、少し落ち着けアトリー、向こうの出方を見てからでいいじゃないか、何の話や質問であろうとアトリーはいつも通りに対応すれば良い事だ、向こうが個別の対応を望むのなら向こうで順番を決めさせれば良いし、それにもし、あからさまに無礼な態度をすれば、強制的にこの部屋から叩き出せば良いだけの話だ。だからもう少し落ち着いて寛大な気持ちで待ってやれ。いつもならそうするだろう?』

(むぅ、そうだけど、…ごめんね、今日は何だか気分?がイライラ?ムカムカ?モヤモヤ?するんだ。いつもなら何となく原因がわかるんだけど、今回は原因がわからなくて更にモヤモヤして、イライラが溜まってる感じ・・・・( ;´Д`)決して彼らを嫌って苛ついてたわけじゃないんだよ?・・・)

夜月『そうか、気分がすぐれないのか?身体に違和感などはあるか?』

天華『大丈夫ですか?アトリー、胸がムカムカしてたりしませんか?もしくは何処かが痛むとか…』

(ううん、身体に異変はないと思うんだけど、なんかスッキリしない感じ・・・多分だけど、僕さ、ここの所、ちゃんと眠れてないようなんだよね。それで、寝不足なんじゃないかと思うだけど、・・・天華達は気づいているでしょう?)

 最近の自分が他人に対しての言動がきつくなっているのを自覚してきていた僕は、自分の中で燻っている何か、自覚がない大きな力のような、感情のような、大事な記憶のような、さまざまな感覚がはっきりしないことでもどかしさを感じ、苛立ちが募る、そんな気持ちが夜寝ている時に強く感じるこの頃。今まで自覚がなかったが夜寝た時に見る夢か何かがそれを引き起こしている、そう薄々勘づいてはいた。

天華『そ、それは・・・』

夜月『そうだな。その事には前々から気づいていたが寝不足は昼寝で解消できると思っていた、それにアトリーにその事を言うと、そのことが逆に気にしすぎて寝不足が悪化しそうだったからな、だからあえて指摘はしなかった。それも自分で気づいてしまったのなら隠す必要もなくなったな。アトリー、確かにお前は今、夜の睡眠時は必ずと言って良いほど夢見が悪いのかうなされている。その夢の内容をアトリー自身が覚えていないようだったので、誰もアトリーに指摘しなかったんだ・・・』

(そうか、やっぱり、前にもそんな事があったけど、僕が悪夢の内容を覚えていないのはどうして何だろう?何か重要な事だったような・・そんな・・・・)すぅ・・・

夜月達『『『っ!!アトリー!?』』』

(っ!!)

 自分の身に何が起きたのか、それを深く考えようと意識を内側に向けた時、何かに引っ張られるように意識が薄れた、すぐに夜月達が気づき声をかけたので昏倒することはなかったが、今、自分の内側に感じた何かにどこか懐かしい感覚を覚えた。

天華『アトリー、今はその何かに意識を向けてはいけません、せめて、今から行われる話し合いが終わって、お屋敷に帰ってからもっと詳しく探りましょう?』

(あ、あぁ、分かった・・・ごめん、そうだよね、今から彼らとの話し合いがあるんだった・・・よしっ!今は目の前の事に集中!集中!(*゚∀゚*))

 そう自分に言い聞かせて、向こうが側近、護衛を選んで部屋に入ってくるのを、ソルが用意してくれたお茶を一口飲んで待ち構えた。
 そうしていると、付き添いが決まったのか、それぞれが側近を1人連れて室内に入って来て、扉前で並び軽くお辞儀をした。

セリニデュシス第2王女殿下「お待たせしてしまいすみませんでした、デューキス子息。今日はこのような話し合いの場を設けて頂きありがとうございます。改めまして自己紹介をさせて頂きます。私はエルフ女王国セリニデュシスの第2王女、“フィエルテ・ファム・ロア・セリニデュシス“と申します。以後お見知り置きを、そして、誠に勝手ながら、隣にいるお二人を今回の話し合いの場にお誘いしました、ご紹介はご本人方々からさせて頂きます・・・」

エルフ1・年下?・男「っ!!」 キッ!

 と言って、自分の隣にいた“ダークエルフ“の王子に目配せをした。彼女が挨拶をしている最中に、室内に護衛として選ばれたエルフの側近がショックを受けた顔をした後、僕を鋭い目で睨みつけてきた。その反応に僕は何も表情は変えず、自己紹介を促された左隣の“ダークエルフ“に視線を向けた。

エッケ第3王子殿下「・・・続けて挨拶をさせて頂きます。私はエッケ・ダークエルフ王国の第3王子、“アンテレ・レクス・エッケ“と申します。以後お見知り置きを、そして、これまでの無礼の数々をここで謝罪させて頂きたく、厚かましくもセリニデュシスの王女殿下がからのお誘いを受けて、この度の話し合いの場に参加させて頂きたく同伴させていただきました。会談の参加のご許可をお許し頂けますでしょうか・・・」

 ニコッ

ダークエルフ3・年上男「ほっ・・・」

エッケ第3王子殿下「ほっ・・・」

 今日の昼に話し掛けて来たセリニデュシスの王女殿下のように、不安そうに深く頭を下げ挨拶をし、丁寧にこの謝罪を含めた話し合いの場への参加の許可まで取りに来た。その彼に対し僕は笑顔で、でも無言でゆっくりと頷くことで話し合いの参加を許した。その様子にエッケの王子殿下や彼が選んだ護衛の側近は安堵したように少し息を吐き出した。だがその様子を斜め後ろにいたエルフの側近が驚いたような表情をして、斜め前にいるエッケの王子殿下を見て、そして、自分の隣にいるエッケの側近の様子にも驚き眉を顰めた。

エッケ第3王子殿下「・・・ご許可頂き感謝申し上げます。続けて、隣のお方の発言をお許し頂けますでしょうか?」

 この言葉にも無言の笑顔で頷き返し、彼の更に左隣の“鬼族“に視線を移した。

ノルテ第2王子殿下「・・・ありがとうございます。まず、自己紹介をさせて頂きます。私はノルテ魔王国の第2王子、“オルコ・マリク・ノルテ“と申します、以後お見知り置きいただきたく存じます。そして、この度は恥を忍んで、デューキス子息にこれまでの自分の無礼な行いのお許しを乞いたく、お誘いを受けお邪魔させて頂きました。その件で私もデューキス子息との会談に参加させて頂きたいのですが、お許し頂けますでしょうか?」

 ニコッ

人族1・年上・女「ふぅ・・・」

 そう言って彼もぎこちない様子で頭を下げて、自己紹介と謝罪を含めた話し合いに参加したいと真剣な表情で申し出た。その申し出も他の人達と同じように無言の笑顔で頷いて許可を出し、立ちっぱなしの彼らに手でソファを指し着席を促した。その僕の行動にエルフの側近以外は安心したように王族はソファに着席し、側近達はその後ろに立った。エルフの側近は明らかに不機嫌そうな表情でエルフの王女殿下の後ろに立ち、こちらを睨め付けてくる。自分の不機嫌を隠そうともせず、僕への不満たっぷりの視線を投げつけてくるのだが、それもそのはず、僕は教室で彼らが集まって来て、今ここに来るまで一言も彼らと声を出してやり取りをしていない、全て無言のジェスチャーで対応したのだ、それがエルフの側近は不満でならなかったのだろう。

 だが、僕は何故そんな対応を取っているのか、それは、これが元々正しい僕の作法になるから、・・・らしい・・・

(ねぇ、本当にこれでいいの?すっごく失礼じゃない?(*´Д`*))

天華『大丈夫ですよ。ほら、あのエルフの護衛以外は全員納得している様子じゃないですか』

(むぅ、そうなんだけどぉ・・・(。-∀-)僕からは名乗ってもないし・・・)

 天華が、と言うか僕以外の全員(精霊達やソル、イネオス達も含む)が、今回の話し合いで、相手が自己紹介と謝罪の許しを願い、要件を話すまでは絶対声を出してはダメだと言うので、僕はその言う通りにしている。

天華『アトリー、何度も言いますが、貴方はもうすでにこの世界で神々の次に敬われ尊重されるべき人物なのです。貴方の存在は全ての国々のトップが知っていて、その容姿や加護の内容まで知られているのですから、貴方を知らない王族はいないのですよ。考えてみてください、この世界の神々の名前や容姿はわかるけど、会って話をした事が無いからと言って神々に自己紹介を求める無礼な人はいないでしょう?それと同じです。貴方は必要な時に喋れば良いだけなのですよ。…それに今回はこれまでの謝罪も含めての話し合いなのですから、向こうが正式に謝罪の言葉を言うまで、彼らを許してはいないと表現する意味もあるのですからね?本当なら笑顔で頷くのもダメなんですから・・・』

(天華の言いたい事は分かるけど、うーむ、難しい・・・(-᷅_-᷄๑))

 うちの国の普通の王侯貴族の挨拶や自己紹介なら、まず身分の高い人から挨拶と自己紹介をして、相手にさりげなく挨拶や自己紹介を促し、話しの本番に入るものだけど、僕や天華達ぐらいの身分が高くなると勝手が違って来るらしい、まず、僕に用事があるなら話しかける許可を先に取って、許可が取れたらその後要件を話す。そして、自己紹介は本当に会話をする人だけ、付人や護衛などの自己紹介は極力しない、なので、先程も王族達本人は挨拶したけど護衛兼側近は王族達から紹介すら促されなかったのだ・・・後、会談の申し込みの際に僕が受け答えしたのを天華に少し怒られてしまった、なので今はちゃんと言い付けを守って無言を突き通している・・・・

 まぁ、それはさておき、やっとここから本番の会談が始まる。














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