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第3章 少年期 学園編
160話 お馬鹿さんは呪詛被害者?
しおりを挟むどうも、僕です。
今、僕は目の前にいる、お馬鹿さんに頭を悩ませています・・・
お馬鹿さん「それにそこの女!お前には私自らの招待を拒むとは断じて許されない事だぞ!お前達のような下級貴族に相応しい役目を用意してやると言ってるのだ!光栄に思え!」
(う~わぁ~、なんか訳の分からない事言ってるー。ん?ヘティ達に相応しい役目とはなんぞ?)
改めて意味の分からない事をほざく、この男、タキトゥス侯爵家の縁者らしいが、これまでヘティ達はもちろん僕も関わり合いになったことはなかった。それなのに今日、急に向こうから話しかけられてヘティ達も疑問に思っていたようだ。
この男のご自慢話が始まったあたりで、僕はヘティ達にこっそり話しかけて事のあらましを聞いた。どうやら僕や仁達と仲が良いヘティ達に、何かをやらせようとして誘って来たらしい。今だに喚く男のその言葉にヘティ達は嫌そうな顔で顔を顰めた。
(多分、僕達を紹介しろって強要しようとしたんだろう・・・)
この男の暴挙を止めようと、同級生の取り巻きらしき男子生徒達は頑張っていたようだが、そんな彼らの努力も虚しく男は墓穴を掘りまくっている。そして、このお馬鹿さんの取り巻きの男子生徒達は、僕達が出てきた時点で顔を青くして、このお馬鹿さんから距離をとっていた。その様子を見たヘリー姉様が口を開いた。
ヘリー姉様「何を意味の分からない事を仰っているんです?学園内の全学園生が利用するこの馬車降り場で、事もあろうか学園の理念である“身分を問わず知識を求めるものに最高の教育を施す事“、この理念と“身分をかざし無理やり従わせる事を禁じる“という規則を真っ向から否定するとは・・・よほど学園をお辞めになられたいのですか?」
お馬鹿さん「な、何のことだ?」
ヘリー姉様「まぁ!こんな簡単な事もお分かりにならないのですか⁉︎タキトゥス子息、ここは勝手知ったるあなたのお家ではありませんことよ?」
ことさら大袈裟に驚いてみせるヘリー姉様。
(“ここは好き勝手我儘言って許される場所じゃねぇんだよお坊ちゃん、常識ってものを身につけろ!“って副音声が聞こえる。( ´ ▽ ` )・・・まぁ、ここまでの事をこんな公衆の面前でやらかしたら“強制退学“待ったなしだよね・・・)
ヘリー姉様の毒舌節止まらない中、相手は馬鹿にされているのが分かったのか拳を強く握り震えている。そんなことが繰り広げられている時に僕はわずかな違和感に気づいた。
(・・・ん?それにしてもさっきから違和感が・・・・・あ!この人、ヘティ達に僕達を紹介しろって強要したんじゃないかって思ってたけど、目の前に僕達がいるのに何の反応を示さないのは変だな?ヘティ達に何をさせたかったんだろうか?ヘティ達も明確な目的を言われた訳ではないみたいだったし、本当に何がしたいんだろうか?)
お馬鹿さん「っ!、大人しく話しを聞いていれば!何処まで私を愚弄するんだ、デューキスっ!お前はやっぱり“アンジェリカ“の言う通り生意気で可愛げのない高慢な女だな!」
「「「「「「んぅ?」」」」」」
その場にいた全員が頭を捻った・・・
(ねぇ、今さ、“アンジェリカ“って言わなかった?Σ(-᷅_-᷄๑))
夜月『言ったな』天華『言いましたね』ジュール『言ったねぇ』春雷・雪花『『そう聞こえました』』
(やっぱり?“アンジェリカ“ってあの“お花畑のアンジェリカさん“かな?もしくはただの同名?)
天華『どうでしょうね?・・・・!、アトリー、あの男をよく“見て“ください・・・』
(うーん?・・・・・あっ、あの男の魔力とは別のエネルギーが見える・・・これは・・・)
急に男の口から聞き覚えのある名前が出て困惑している僕に、天華が“精霊視スキル“で、もっと意識して見てみるように言った。そう言われて改めて目の前にいる馬鹿男をよく観察すると、男に纏わり付く黒い魔力のようなものが見えてきた。そのモヤを何処かで見た気がして思い出そうとしていると・・・
ヘリー姉様「あら、私はあなたにどう思われようと関係ありませんわ」
ヘリー姉様は全く気にしてない様子で男を冷めた目で見ていた。すると・・・
お馬鹿さん「そのような態度だからお前には“婚約者“ができないんだ!もっと可愛げがあれば私が娶ってやったものを!」
ピキッ!
ザワッ! 「「「「「はぁ⁉︎」」」」」
「な、なんて、言い草なの⁉︎」「正気か⁉︎」「何を言ってらっしゃるのかしら?あのお方・・・」「こいつ自分がデューキス嬢と釣り合うと思ってるのか⁉︎」「デューキス公爵家に向かってなんて事を・・・」
次から次へ人をヘリー姉様へ暴言をしまくる馬鹿男、その上から目線の発言に周囲で聞いていた人達も騒然となった。
夢ちゃん「何あれ!サイテー!」彩ちゃん「娶ってやるって上から目線の奴なんてコッチから願い下げよね」仁「うわぁ、アレはないわ~」
ライ兄様「な、なんて、怖いもの知らずなんだ・・・」
ヘティ「サイテーですわ」ベイサン「わぁ・・・」イネオス「学園一の才女であるヘリー様に何と言う物言いを・・・」
あの男の発言に皆んながドン引きしている。そして、その発言を聞いたヘリー姉様は表情を笑顔のまま固まらせて、額に青筋を浮かべていた。完全にブチギレる一歩手前だ。僕達の周囲を取り囲み、警戒している護衛騎士達の半数が、男を取り押さえようと包囲網を展開させて、一触即発の緊張状態になった。
ソル「この状況であんな事を言うとは命が惜しくないんでしょうか?」
「だよねぇ、だって、今ここデューキス家の騎士団が取り囲んでるんだよ?その中であんな事言うなんて正気の沙汰じゃないよ。でもしょうがないかもね、あの人、多分、本当に正気じゃないと思うし・・・ヘリー姉様、もう少しお話を長引かせていただけませんか?」
ヘリー姉様「!、分かったわ・・・」
ヘリー姉様の後ろからこっそりそう伝えると、ソルと僕の会話が聞こえていたのか、僕の考えを察したヘリー姉様は頷き小さな声で返事を返してくれた。
「ありがとうございます」
(ヘリー姉様もいよいよ、この人がおかしいと思い出したんだな・・・)
僕の提案に乗ってくれたヘリー姉様の指示で、今にもこの男を取り押さえようとしていた護衛騎士達が警戒は解かないまま引き下がった。僕とヘリー姉様のやり取りを見た皆んなが不思議に思ったのか、自然と僕達に近寄ってきた。
ソル「⁉︎、アトリー様?どう言う事ですか?」
「ソル、あの人をよく“見て“」
この状況を見ている中で1人僕と似たような違和感に気づいたソル。そのソルに僕は天華に言われた事を同じように言ってみた。
ソル「“見る“・・・!、あれは!・・・あの時の“呪詛“⁉︎」
「そう、あの人、“呪詛にかかってる“」
ソル「っ!、あの状態は“呪詛をおこなっている“のではなく、“呪詛を受けている“って事ですか・・・気づきませんでした・・・」
ソルも僕と同じように“呪詛“の黒いモヤ、念の塊である“思念体“の存在に気づき驚いていた、それも同じ“精霊視スキル“を持つソルなら、すぐに気づいて貰えるとわかった上で話した。これで、この状況の異常さを共有できたので本題を話す。
「うん、僕も天華に指摘されなかったら、ちゃんと“見て“はいなかった。初めから多少の違和感はあった。でも呪詛自体は見たことあっても、呪詛を受けている状態の人を見るのは初めてだから気づかなかったよ。そもそもあの人とは初対面だから、何が違和感の元かも曖昧だったし、以前の呪詛を行う人は僕を標的にしていたからからジュール達もすぐに気づけたけど。今回の人は呪詛を受けている側だし、僕自身が標的じゃなかったから、誰から呪詛を受けているか分からないな。下手に手出しができない・・・“鑑定“してみるか?」
ソル「確かに、初めて会う方ですから、この方の人となりは知りませんからね。元々このような言動をする方だったかも分かりません。これで初対面の方には呪詛にかかっているかの判断は難しいと言うことが分かりましたね。“鑑定“は相手が魔力量の多い貴族ですとすぐにバレてしまいます。無断に“鑑定“したとなると後々面倒な事になりませんか?」
「そうだよねぇ・・・“精霊視“で呪詛の存在は認識できるけど、どのような効果を受けているかは、相手の様子を見て判断するしかない。最終的に呪詛は聖魔法の“ディスペル・カース“で解けばいけすむ。でもそれじゃあ誰が呪詛を放ったのかは分からないんだよなぁ、呪詛の元を追跡できる魔法か相手を特定できる情報が欲しいな・・・でもあの人まともに会話ができなさそうなんだよなぁ、あと、さっきあの人の口から出た、あの“アンジュリカ“って名前も気になる。あの人が関わりがあるかもしれないなら、もしかしたら近くにいるかも・・・」
ソル「そうですね・・・」
今もヘリー姉様を相手に、暴言の数々を喚き散らしている男を観察しながら僕達は会話をしているが、この会話はヘリー姉様はもちろんライ兄様やロシュ君、仁達、イネオス達も含めて、自然に近づいてきてから、一塊になっている皆んなの耳に届く範囲で行なっているので、聞こえた内容に驚きの表情をした後、皆んなは周囲を警戒し集まっている人の中から真剣に“アンジェリカ“を探し始めた。ロシュ君だけは何の話か分からず、不安そうに周りをキョロキョロ見渡している。
(それに、以前の呪詛事件、一歩間違えば僕もあんな風になっていたのか?・・・それは嫌だな。守護の加護があってよかった。
・・・しかし、あの人にまとわりついている魔力に似た、呪詛の黒い霧のようなモヤ“思念体“が蛇に見えるな。蛇と言えばあの時の呪詛の媒体も蛇がモチーフだったな・・・と、言うことはあの時と同じような媒体が使用されている可能性が出てきたな・・・ん?だとしたら呪詛の効果は精神支配?・・・それにしては行動が単純だ。精神支配されているなら、それを隠すように目立たない行動を取らせるはずだ。あの様子だと自制心の効かない我儘な子供に見える)
天華『確かにそう見えますね・・・』
ソル達との情報共有を済ませた僕は、自分の中にある疑問と予測をまとめる為に“並列思考スキル“を使い、天華達との念話に集中した。
(だよね・・・となると、あの媒体となるペンダントをよく知る彩ちゃん達の情報だと、あの呪詛の媒体はゲーム内でのお助けアイテム的なもので、その効果も種類が多数あったって言ってたな・・・あの時の媒体の効果違いの類似品か?効果は欲望に忠実になるとか?自制心を取り払う?とか?理性の箍が外せる?そんな感じかな?(*´Д`*))
夜月『その可能性は高いな、だが以前の呪詛より少し弱い感じがする』
(そうか、効果が薄いのか?でも完全な精神支配はできなくとも、人の精神に何らかの作用は与えているはずだ、あのペンダントの呪詛媒体だと“思念体”をそう遠くに飛ばせないから・・・そうなると呪詛を仕掛けた側、“術者“は近くにいないと効果を発揮できないはず。やはりこの生徒の群れの中にいるのか?“術者“を特定する術はないものだろうか、・・・・“術者“の魔力の判別は“思念体“のモヤがあってできないな。・・・魔力自体の判別ができても物理的痕跡がないから“追跡“はできないかな?まぁ、僕はそもそも“追跡スキル“を持ってないから、“追跡“できないけど・・・・・ん?あれ?そう言えば“探索スキル“って魔力自体の“探索“はできたっけ?)
*“追跡スキル“と“探索スキル“の違い・・・・
“追跡スキル“は物理的痕跡を元に生物や物体を“追跡“、後を追うことができるスキルだが、“探索スキル“は自分の知識や“感知系スキル“で得た情報だけで目的のものを“探索“探し出すことができる。この場合、探したいものの情報を正確に認識できていないと失敗する。
反対に“追跡スキル“の場合、探し出したいもの、追跡したいものが目の前に物理的に存在するので、情報の正確さはそこまで必要ない。だが、その物理的痕跡が偽造されたり隠蔽されたりすると“追跡“に失敗することがある。だが偽造されたものでもちゃんと認識、理解できれば精度は下がるが追跡できなくはない。(ようは、“物理“か“情報“かの違いだね( ´ ▽ ` ))
自分の保有してないスキルの効果に不便だなと感じたと同時に、ふと自分の保有スキルの効果を疑問に思い、正しい使用法と効果を再度確認する。
天華『できると思いますよ。ただ、今まで魔力を見ることのできるスキルを持った方が、探索のスキルを同時に使おうなんて考えたことがない様なので、効果の方はどの様なものかは分かりませんが・・・』
(あ、あーね、この世界の人は他の系統のスキルを複数同時に使うことはあまりないもんね。魔法系統スキルを主軸に他系統のスキルを2つ同時に使う事はあるけど、基本的には同系統のスキルを同時に使うから前例があまりないのかな?(。-∀-))
天華『多分、そうではないかと・・・』
この世界の人達は、スキルを使用する上で、試行錯誤が全然足りないなと感じた僕。
(そうか、じゃあ、そこに“情報開示“を使用したら、“思念体“と混じっている魔力を判別して“術者“を特定できるんじゃない?)
夜月『?・・・他系統のスキルを同時に3つ使用するのか?』
(うん、そう言うこと、まず“精霊視スキル“で“思念体“を見て認識する。“思念体“を認識したまま“情報開示スキル“で“思念体のモヤ“に混じっている魔力を誰の魔力か判別。その状態を維持したまま“探索スキル“でその魔力の主、発生源を辿る。この方法だったら無闇に“情報開示スキル“で、他人のステータスや表層心理を読まなくて済むんじゃないかな?呪詛を行う人の特定もスムーズにいくし、こっちが探しているのも相手を見つけるまでバレないよ♪(≧∇≦))
スキルのいい使用方法を思いついた僕は嬉々としてその説明をした。
天華『これはまた、無茶なスキルの使用方法を思いつきましたね・・・』
夜月『そうだな、だがまぁ、相手に悟れれないのは都合がいいので利便性に富んではいる』
ジュール『ふわぁ~、また難しい使い方するねぇ~アトリーは・・・』
呆れた様子で言う天華に利便性を誉める夜月。ジュールは素直に驚いていた。
雪花『発想力が凄いです!』
春雷『でも、そんなに3つもスキルを同時に使用して大丈夫なんですか?』
(うーん?大丈夫じゃない?ほら、職人さんとかは同系統のスキルを5個も使いながら作業するじゃない?それに比べると3つぐらい同時に使ったって平気だよ!( ´∀`))
春雷『確かにそうですが・・・』
雪花は手放しで褒めてくれて、春雷は僕の身を案じてくれている。そんな優しい春雷に僕は色んな物作りの職人さんを引き合いに出し、心配はないと宥めた。
天華『それはそうですが、今までないスキルの組み合わせなので慎重に使ったほうがいいですよ、アトリー』
(はーい、1個ずつ確認しながら増やして使うよ(´・Д・)」)
そう言って、天華達の心配する気持ちを汲み取り、無茶をしないと約束した。そして今言った案を実行するために、今までの会話で“思考加速“のため使用していた“並列思考スキル“を切り、ヘリー姉様にもう少しだけこの男の気を引いてもらうようお願いすることに。
「ヘリー姉様、呪詛の使用者、“術者“を特定できる方法を考えてみたので、試してみていいでしょうか?」
ヘリー姉様「何か思いついたのね?こんな短時間で解決の糸口を思いつくなんて、さすがアトリーね」
「そ、そんな事ないですよ?天華達にも知恵を絞ってもらいましたから。そ、それよりヘリー姉様、今から試す方法は少し時間がかかりそうなので、あともう少しだけ、この方のお相手して頂けますか?」
この短時間と言ったヘリー姉様の感覚だとほんの数十秒の間のことだが、“並列思考“を使った“思考加速“のおかげで、ゆっくり考えることが出来たとはバラせないので、天華達のおかげだと言っておく。(まぁ、ソルには僕が“並列思考“で思考を加速しているのは、魔力を使っているからバレて入るだろうけど、ソルはそう簡単に僕のしていることを他の人にバラしたりはしないのでそこは安心している。まぁ、やり過ぎたら直接注意はされるけどね・・・(*´Д`*))
ヘリー姉様「分かったわ。最初あった時から、この方は気に食わない態度だったけど、夏の長期休暇の少し前から、こんな風に感情を露わにする事が増えてきていて、おかしいなとは思っていたの。でも今日は今まで以上に様子が変だったから、様子見をしていたのだけど。アトリー達の話で違和感の正体が分かってスッキリしたわ。・・・さぁ、アトリー、こっちは気にせず、この男を利用した人を炙り出してやりなさい!ライ、アトリーの守りは任せるわよ」
(やっぱり、あの男の人、元々知ってた人なんだね、同級生だったんかしら?( ´ ▽ ` )友人って感じじゃなさそうだったけど・・・)
ライ兄様「あぁ、言われなくても分かっている、アトリー、邪魔させないから心置きなくやれ」
「はい!では始めます!」
ヘリー姉様の了承も得られ、ライ兄様に頭を撫でられた。上の兄弟2人や皆んなに見守られて、スキルの三重使用を開始した。
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