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第3章 少年期 学園編

159話 お馬鹿さんってどこにでも居るんだね・・・

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 はい、どうも!僕です!仁達に“転生者“とバレて色々あった日の翌日の今日は、これまた少し違った雰囲気で学園に登校している僕達です!

 昨日、仁達と色々話していて、訓練の時間を削ってしまった僕。その間ソルが僕が仁達と話すために訓練場を離れたのは気づいていたが、中々戻って来ない僕達を心配して探しに出ようとしていたタイミングで、僕達が帰って来た。その時、僕達の今までの接し方の雰囲気が違うことに敏感に気付いたようで、何をしていたか聞いて来たのだが、僕達は互いの世界の色んな事を教え合っていたと、嘘にならない誤魔化し方をした。ソルは一応その場はそれで納得はしてくれたが、僕が何となく隠し事をしているのを感じているようで、それ以降、物言いたげな表情で僕をじっと見てくる。

(あはははっ、最近じゃ“感情共感“の共感度が高くなったせいか、“感情共感“してなくてもソルには何故かすぐ勘付かれるなぁ( ´ ▽ ` )あはははっ・・・・はぁ、どうしよう、絶対何か勘付いてんだよねぇ、ソル・・・・でも、“転生“の話はできないしなぁ・・・・どうするべかぁ・・・・)

夜月『放置して置くしかないだろうな』

(それしか無いとは思うんだけどぉ・・・ソルに隠し事するのは凄く心苦しいんだよね、胸がモヤモヤするって言うか・・・うーん)

天華『では、話しますか?“転生“の事・・・』

(えっ、それってこの世界の人に言って良い事なの?)

天華『良いか、悪いか、で言えばどちらでも無いですね。ただ単に“転生“と言う概念がないだけなので、それを教えたとしてこれと言って支障はないそうです。この先もこの世界に“転生者“が現れるかは分からないと。なので、“転生“の事を話すのはアトリーの判断に任せる、との事です』

(・・・・そっかぁ、僕に丸投げしてきたね?ティーナちゃん、『そうとも言いますね・・・』・・・まぁ、話しても良いんなら、話してしまいたいけど・・・・今じゃないんだよなぁ、もっと大きくなってからの方がいい気がする。・・・両親に話すことはできないけど、ソルにはいつか話したいな・・・)

 自分でも分からない、この気持ち、ソルには話さなきゃって衝動に駆られる反面、知られたく無いって気持ちがある。・・・でも僕はいつか絶対話すだろう・・・・そう、自分の中で確信していた。

天華『・・・・・そうですか・・・・まぁ、その時までの辛抱ですかね?』(2人の間にある“感情共感“のせいでしょうか?互いに秘密を持つことを嫌う傾向にありますね・・・)

(うん、それまで、気づかないふりだね・・・ごめんねソル・・・)

 結局、今のソルへの対応は放置する事で決まった。こんな対応しかできない不甲斐無さから心の中でソルに謝りつつ、膝の上で丸まって寝ているジュールを撫でた。

 暫くして学園馬車乗り場のロータリに到着すると、昨日と同じ様に様々な学年の女生徒を中心に人がたくさん集まっていた。

「わぁ、昨日より少し早く来たのに、もうこんなに人がいる・・・」

ソル「・・・そうですね、あ、イネオス達はもう到着してる様ですね」

 ソルは近くに停まっていたヴィカウタ家の馬車を見つけてそう呟いた。僕はその呟きを聞き、周りを魔力感知しながら見渡すと。

「ん?あ、あそこにいるね、うわぁ周りを取り囲まれちゃってる・・・大丈夫かなぁ?」

(これは助けに行ったほうが良いのか?Σ(-᷅_-᷄๑))

 昨日と同じ様にたくさんの生徒に囲まれているイネオス達を発見。

ロシュ君「な、なんか大変そうです」

「きゃっ!やめてください!」「やめろ!」「うるさい!どけっ!」

 イネオス達を囲む生徒の群れを見ていたロシュ君が、何やら異変を察知して眉を顰め呟いた。それと同時に中心からヘティの嫌がる声に、ベイサンが誰かを止める強い声が聞こえた。

(!、ヘティ⁉︎)

「オーリー、僕は降りる」

オーリー「畏まりました」

 僕はすぐさま馬車から降りる用意をしてオーリーに馬車の扉を開けるように指示した。オーリーもすぐに動き出し外にいるカインに合図を出し、いつもの様に馬車の前に護衛騎士を並べ、僕達の降りる準備を整えさせた。

 準備が整う頃には、僕達目当てでロータリーに屯していた生徒達が僕達が来たことに気づき、少し遠巻きに集まりだした。イネオス達を取り囲んでいた生徒達もチラホラこちらに気づき出し、生徒達の群れの注意がこちらに向き、動き出した事で、その中で何が起きているか見える様になった。

(!、何やってんだアイツ!!)ガタッ!

 イネオス達が中心にいるはずの人の群れの中がやっと見えたと思ったら。誰かは知らないが上級生の男子生徒が嫌がるヘティの手首を持って自分の方に抱き寄せようとしていた。

ソル「アトリー様、落ち着いて、ヘティはそんなやわな女の子じゃないでしょう?」

「!、・・・・そうだね、ヘティは素敵な女の子だ。それに、彼女を助けるのは僕の役目じゃなかったね。ふふっ」

 ヘティを乱暴に扱う様子にカッとなって、馬車から飛び出しそうになった僕をすぐさま落ち着かせてくれたソル。ソルが言う通り、ヘティがあんな奴に黙ったままやられる事はないと思い直した。それにヘティを助ける役目は僕じゃなく、婚約者であるベイサンの役割だと気づいた。

 その証拠にヘティの手首を掴んでる相手の手首をベイサンが握り力を加えていた。相手が痛がり手を緩めた隙にヘティが逃げ出した。その事に気づいた相手が反対の手でヘティを掴もうとした所を、ヘティとベイサンが同時に相手に反撃しているのが見えた。

ロシュ君「うわぁ、痛そう・・・」

 ドコッ!っと音がする感じの攻撃が相手の顎と鳩尾に見事決まり、相手は案の定、痛みで涙目になりながらうずくまった。近くにいた取り巻きらしき人達が慌てて駆け寄るのが見えた。(ベイサンが顎・ヘティが鳩尾WWW)

「うん、自業自得だね。それにしてもヘティ達の攻撃も丁度いい感じに決まって見事だ、相手から逃げるまでの連携も上手かったし、手加減もしている。日頃よく訓練しているのが分かるよ」

ソル「ふふっ、確かに見事な同時攻撃ですね。さて、そろそろ降りましょうか」

「うん、そうだね」

 ヘティ達の様子を見届け、安心したところで馬車から降りる事にした。

ロシュ君(注目する所そこなんだ・・・)

 とか、ロシュ君が思っていたり、いなかったりしているうちに、オーリーが先に馬車から降りていて、次にソルが馬車から降りている。ロシュ君が降りていく頃には、その場にいた生徒達の殆どがこちらを注目していて、ヘティ達の所で起きている騒ぎは近くで見ていた人以外は全然気にしていなかった。

 夜月達も降りた後、注目を集めながら馬車から降りた僕、もう一つの馬車からも仁達が降り立ち、より一層周囲が騒がしくなって来た。今日はヘリー姉様達も一緒に学園に登校していたので、この騒がしさもしょうがない所ではある。でも僕はそんな周囲の騒がしさを尻目に、ヘティ達のいる場所にゆっくり近づいていく。

 僕が動くと同時に護衛の騎士達も動き出し、周りの生徒達を押し除けながら今だにヘティ達に絡んでいる男子生徒とその取り巻きの側まで来た。

?「貴様達!私に手を出すとは!覚悟はできてるんだろうな⁉︎素直に従っておけば良かったと後悔してもう遅いのだからな!」

「何が遅いの?」

 対立している二組の間に静かに進み出て首を傾げながら聞いた。

?「なっ!」

イネオス達「「「アトリー様!」」」

「やぁ、イネオス、ベイサン、ヘティ、おはよう」

イネオス達「「「あ、おはようございます、皆様」」」

「あぁ、おはよう」「ふふっ、おはよう皆んな」「イネオス君達おはよう」「ヘティちゃん達おはよう!」「皆んなおはよう」「お、おはようございます」「皆んな、おはようございます」

 僕の朝の挨拶に後ろから来ていた他の人たちに対しても律儀に朝の挨拶をするイネオス達、それに姉様達や仁達も律儀に返す。その間は言い争っていた相手はガン無視。僕はそんな挨拶を交わしている光景を見ながら、相手の様子を確認。

(この人、年上だよね?なんでまたヘティにちょっかいかけて来たんだ?侵入者?ではないか、こんな無視されて顔真っ赤にさせてるし、目立ってるし、ちょっとお馬鹿さんぽいし、こんなのが侵入者ならすでに“影“に捕まってるよな・・・(*´Д`*))

春雷『評価が厳しいですねぇ・・・』

天華『的確ではありますけどね・・・』

(えー?ただちょっとお馬鹿で短慮っぽいって思っただけだよ?(*゚▽゚*))

雪花『毒舌が止まりませんね、アトリー様、結構怒ってらっしゃいます?』

(・・・・ちょっとね・・・・)

夜月『答えの間が怖いな・・・』

ジュール『怒ってるねぇ~』

(・・・・・・)

 実は激オコな僕はこの後こいつをどうしてくれようかと、考えるのに頭がいっぱいだったりする。

(ふふっ、“クリーパーバインド“でぐるぐる巻きにして校舎から逆さ吊りにしようか?そうだっ、以前使った“ファントムペイン“使ってお仕置きするか?それとも、この間編み出した魔法の実験台にしてやろうか?それか、・・・ぶつぶつぶつっ)

天華『アトリー、アトリーっ、物騒な考えに飛んでってますよ!ほら、落ち着いてっ』

(むぅ、十分落ち着いてるよ?(-᷅_-᷄๑))

天華『それにしては罰が物騒ですよ?』

(ふふっ、しょうがないじゃん?理由はともあれ僕の友達に手を出したんだよ?一度痛い思いさせないとまたしてくるでしょう?(°▽°))

天華『・・・ふむ、それはそうですね・・・・』

 ・・・今のやり取りで唯一のストッパー役がいなくなったのに誰も気付いてない。そんな事が今ここで起こっているのに周囲の人も全然気づかず、まだ絡んできた相手を無視して会話を続けていた。

 すると、意図的な無視に我慢が効かなくなった、相手の男子生徒がついに僕達に食って掛かってきた。

?「いい加減にしろ!私達の話し合いに急に割り込んできたと思えば、私達を無視して会話をしだすとは!礼儀がなってないぞ!」

「「「「「はぁ?」」」」」

(何言ってのこの馬鹿男?Σ('◉⌓◉’))

ヘリー姉様「礼儀?私達の礼儀がなってないと?貴方がそうおっしゃる?むしろ貴方に合わせた礼儀で、今、貴方をわざわざ無視いたしましたのに?自分のしでかした醜態も分からない方に礼儀を問われるなんて、思っても見ませんでしたわ。それより私達に話し掛けないでくださる?貴方の声が不快なので」

 真っ先に口を開き相手に話しかけたのは毒舌全開のヘリー姉様だ。

(おう、言うねぇ、ヘリー姉様・・・・まぁ物凄く同意だけど・・・)

馬鹿男「っ!言葉が過ぎるぞ!デューキスっ!!」

ヘリー姉様「一々、叫ばないでください、耳障りですわ」

馬鹿男「このっ!この私にそんな態度でいいと思っているのか⁉︎“女のくせに“いつもいつも生意気な!そこの女も素直に私に従えばいいものを!無駄に抵抗して、煩わせる!」

(うわぁ、男尊女卑主義なのか?うぜっ!( *`ω´))

「「「ああ“ぁ⁉︎」」」

 僕が貴族にありがちな男の言葉に辟易していると、この言葉に“男女平等“の世界から来た仁達が反応した。

(ふぁっ⁉︎や、やばい!目がやる気だ!これは止めたがいいよね⁉︎)

天華『ですね・・・』

ヘリー姉様「お待ちになって」

 仁達が安く売られた喧嘩を高額買取しそうな雰囲気で、前に進み出て来たのを止めようと動き出そうとした所、その進行を静かに静止したのは先程まで相手に毒舌を吐きまくっていたヘリー姉様だ。

仁「ヘリーさん、なんで止めるんです?こいつ一度痛い目に遭ったほうがいいですよ?」

ヘリー姉様「それは分かってますが、少し気になる事があります。それを聞いてからでお願いします」

彩ちゃん「・・・分かりました。仁、ヘリーに任せましょう」

仁「・・・分かったよ・・・」

 ヘリー姉様の真剣な目を見て、何か重要な事が聞きたいのだと察してこの場を引き下がった仁達。引き下がった仁達に優しく笑顔でお礼を言って、相手に再度向き合った時のヘリー姉様の表情にはすでに笑顔がなかった・・・

馬鹿男「ふんっ!なんだ?素直に言う事を聞く気になったのか?だが、今更遅いぞ?私はお前を許さないからな、私を侮辱したことを後悔させてやる!」

(この人頭緩くないか?どう考えてもこの人どこかの国の王族って感じではないよね?(小物感が漂ってるから・・・)って事は国内の公爵家以下の貴族、または他国の貴族家の人間だろう、もし他国の貴族だとして、ここまで常識のない人をここに送り込むなんてあるか?こんな奴が国の代表として認識されてうちに喧嘩売って国際問題になるとかありえないし、他国でそこまでアホな国はないだろう、・・・多分。
 て、事はやっぱり国内の貴族家のお馬鹿さんか?・・・それにうち以外の公爵家でヘリー姉様達と同じぐらいの歳の人っていないはず・・・なら公爵家以下の爵位の貴族家だよね?それがヘリー姉様を怒らせといてただで済むはずないのに、どうしてこうも自信満々に自分が有利だと自信持って言えるんだろうか?(-᷅_-᷄๑)?そもそも、この人、ヘティを捕まえて何がしたかったんだ?何か要求していたのか?てか、ヘリー姉様のお知り合い?)

 さっきまでの怒りの感情が、相手の態度を見て変な疑問で埋め尽くされてしまい、どこかに行ってしまったので、事の成り行きを見守ることにした。

ヘリー姉様「貴方のその裏付けのない自信はどこからくるんでしょうね?・・・まぁ、いいでしょう。言っておきますがこれ以上の発言はお控えになった方がよろしいですわよ?貴方の貴族生命に終止符を打ちたくなければね?」

馬鹿男「な、なんだと⁉︎」

ヘリー姉様「まだお分かりにならないのですか?貴方の言動でお家の品格が落ちていくと言ってるのです。いいのですか?タキトゥス侯爵家の紋章に泥を塗っているのですよ?」

(タキトゥス侯爵家?んー・・・、聞いた事ないなぁー?(-᷅_-᷄๑))

夜月『アトリーは貴族家の殆どを知らないだろう?興味ないから・・・』

(夜月、それ言っちゃおしまいだよぉ、事実だから♪( ´∀`))

天華『はぁ、アトリーは本当に貴族名を覚える気がないですね。アトリー、あのお馬鹿さんは・・・』

馬鹿男「何を言うか!我がタキトゥス家は高祖母様が王家の血筋を継いだ由緒正しき一族なのだぞ!先頃、伯爵位から侯爵位への陞爵を許され、いずれは公爵位も賜るのも近いのだ!その高貴なる一族の一員である私の発言が品格を落とすなどありえないな!」

「「「「「ん、ん⁉︎」」」」」

 天華がこのお馬鹿さんの素性を知っていたようで、その説明してくれようとしていた時、お馬鹿さん自ら素性をドヤ顔で話した。

(・・・うーん?高祖母って僕のお祖父様のお父さん達のそのまたお父さん達の世代の事だよね?『ですね?』この人と僕達デューキス家は遠い親戚って事だよね?『そうだな?』でも、それってもう準王族の資格も無くなってるはずだから“公爵家“にはなれないはずなんだけど・・・・この人、頭大丈夫?)

天華達『『『ダメそうですね?・・・・』』』『手遅れじゃないか?』『そうだね?』

 1人意味が分かってなさそうな声は置いといて、天華達は思いっきり呆れた声を出した。

 この馬鹿男が言いたいのは、最近になって自分の父親の爵位が伯爵位から侯爵位に爵位が上がったと、それは自分の一族が王家の遠縁にあたり高貴な血が入っているからだと、そしてゆくゆくは公爵家に返り咲くのだから、僕達とは対等なのだ、と言いたいらしい。だから何を言っても許されると思っているようだ・・・(バッカじゃない⁉︎( *`ω´))

*この国での公爵位の仕組み・・・
 元々公爵位を賜る事ができるのは元王族の三親等までである。
 我が家の場合、祖父が王家から臣籍降下して公爵位を授かり、今はその次代で父が継いでいる、そのまた次の後継者が長男のカイヤト兄様、ここまでがデューキス家が公爵位を保持する事ができる。そして、それ以降のカイヤト兄様の子供がデューキス家当主4代目になると、今までの公爵位時代の先代たちの功績などを踏まえた上で新たな爵位を授けられる。それと同時にこの代で王位継承権を持たなくなる。

 唯一例外があるとすれば、4代目デューキス家の当主が王家から嫁、もしくは婿を取るか、王族が4代目としてデューキス家に養子で入っているかだ。そうすれば公爵位を保つ事ができる。要は1代目、2代目、3代目の当主の功績が高ければ高いほど4代目に与えられる爵位の位は高くなる。真面目に国に仕えて働いていれば、順当に行くと公爵の次の位の“侯爵“もしくは“辺境伯“の爵位と領地を授かる・・・・

(って事は、この人の家は先代達が大した功績を残せず公爵家から伯爵家にクラスチェンジしたのに、現当主の功績だけで侯爵家まで上り詰めたって事。それをこの馬鹿男は嫡男かどうかは知らんが、自分の発言でその父親の功績に泥をつけてるって事だな( ´ ▽ ` )・・・かなり頭やばい人なんじゃね?)

 常識も道理も分からない馬鹿な男の言葉に、周囲の人達も呆れた様子でヒソヒソと会話している。その事にも気づかず、この後もこの馬鹿男は自分がどれだけ素晴らしい人間なのかと滔々と語り出したのだった・・・・・・














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