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第3章 少年期 学園編
108話 美術鑑賞
しおりを挟むどうも、おはようございます!僕です!今日は朝早くからお出かけの準備で大忙しです!
昨日言われた予定通り、今日は母様達の引率でコミス領の領都、“ハルモニハーヴン“で観光&お買い物をする予定です!
お出かけの準備を終えて、いざ!観光にレッツゴー!!、と、気合を入れて街に繰り出したが、この街はなんと言うか、海と西にある小高い山の自然が良い感で調和していて、とても穏やかな雰囲気だ。
(いやー、初めて見た時も思ったけど、ここは坂道が多くて、なんか、前世の旅行でいった長崎の街並みを思い出すなぁ( ´ ▽ ` )雰囲気は長崎の方が活気があったけどねぇ、でも坂の途中に教会があったりするのは似てるぅ~、コミス伯爵家のお屋敷もグラバー邸みたいに素敵なお屋敷だったし(≧∇≦))
ほんわか、そんな事を考えながら馬車の窓から街並みを眺めていると、馬車は緩やかな坂を降り切り、賑やかな商業地区に入った。
「ふぁ~、ここは人が多いですね」
流石、商業区域だけあってたくさんのお店が立ち並び、人通りが多い、馬車専用の道もそこそこ混んでいるので、目的地まではちょっと時間がかかりそうだった。
母様「ふふっ、ここは海辺から山が近いから、道が狭くて大きなお店を出せる土地が限られているの、だから有名店はこの通りにほとんど集中してるのよ、それで人通りが多いのだと思うわ、少し時間はかかるかもしれないけど、のんびり外の風景を楽しみなから待ってたらすぐに着くわ」
「そうですね、外の建物や通行人を見るのも楽しいですから、退屈はしませんね♪」
港町だから様々な人種で溢れかえっているので、その様子を見ているだけで楽しいのは確かだし、この周りの建物は決まった広さの土地の中で、どれだけお店の特色を出せるかと、工夫を凝らせているのでなかなか個性的で独創性がある建物が多い、それを見るのもまた一興だ。
(ここの建物って敷地いっぱいに立ってるのが殆どで、それにどこの店も大きなガラスのショーウィンドウがあるのがデフォルトなのかな?・・・わぁ!あそこのお店はショーウィンドウに人が入ってる!)
その店舗は洋服店なのか、一般市民向けの既製品らしき服を着た女性と男性が、ショーウィンドウ内でポージングを取ったりして、通行人にアピールしていた、容姿もそこそこ整っているので、動くマネキンとしては上出来だ。
「中々大胆な商売戦略だ、集客効果は抜群のようだね・・・」
ソル「確かに人はたくさん入って行ってますね、それとは打って変わって、あちらの仕立て屋は人が全然入っていきませんね」
「うん、そうだね、でもあっちは貴族向けの仕立て屋だからじゃないかな?客層が違うから、あんな大胆な商売戦略は必要ないのかもね」
ソル「あぁ、それで・・・」
貴族向けの洋服店は全てオーダーメイドが基本だから、誰かが着ていた物はそれは商品としては成り立たない、そんな仕立て屋のショーウィンドウには、一目でその店の技術力とデザイン性がわかるドレスが、数着だけトルソーに飾られているだけだった。
そんな感じで様々な店のショーウィンドウを楽しく眺めること30分ほど、馬車は今日の目的地であるお店に到着した。
「へぇ、ここが美術商の店舗かぁ」
ソル「店舗とは思えませんね・・・」
着いた場所は周りの店舗より2回りは大きく、外観が芸術性に富んだ美しい建物で、パッと見、どこかの貴族家のお屋敷と言っても違和感のない店舗だった。
母様「ふふっ、そうね、見た目では分からないわね、でも、中には沢山の美術品があって見るだけでも楽しめるわよ、あなた達も気になるものがあったら買ってもいいわ、お部屋に飾ったりするのに良いわよ」
(おぅ、母様のセリフがセレブだ・・・、いや、貴族だからセレブなのは事実か・・・)
庶民意識が抜けない僕には畏れ多い事だ、前世の家の中では絵が上手い祖父が書いた油絵や版画などの作品が飾られてあったり、手先が器用な祖母が和柄の和紙で作った雛人形などが置かれていて、他の家族の作品も飾ってあるので有名なアーティストの作品なんて一つも飾ってなかった、もちろん自分の部屋には自分で作った某外国アニメ作品のパズルを額縁に入れて飾ってあって、置き物はこれまた自分で作った、紙粘土のアニメキャラの人形や市販品の立体パズルなど、他にも好きなキャラクターのグッズやぬいぐるみを所狭しと置いていた、所謂オタクの部屋だった、そんなオタクの僕にはプロの芸術家の作品を買ってまで飾ろうとは思わないが、美術館と思って見学させて貰おう、それに美術品を鑑賞するのは大好きなので、今回のお出かけに少しワクワクしていた。
(いや~、前世ではよく姉さんと美術館に期間限定の展示会に行ったりしてたなぁ、仏像とか有名な遺跡の展示とか、他にも有名アニメスタジオの展示会にも行ったなぁ)
前世での思い出を思い出しながら馬車を降り、待ち構えていた案内人の誘導で店内に入って行った。
(へぇ~、これは何と言うか・・・、美術商と言うか、美術館って感じだねぇー、外見は貴族の屋敷って感じだったけど、内装は凝ってはいるものの派手ではなく、あくまで美術品が主役って感じの画廊見たいな作りになっているね、ふむ、これなら集中して美術品を見ていられるね、それにこの建物を作った人はかなりセンスが良い・・・)
天華『展示物の美術品より先に建物に目が行くんですね・・・』
(あぁ、それは、内装がごちゃごちゃしてたら、展示されている美術品が目立たなくなっちゃうでしょ?主役を引き立たせることこそがこの建物の役割だと僕は思うな)
夜月『ふむ、私には芸術と言うものがよく分からんが、アトリーがそう言うのならそうなんだろう・・・』
(まぁ、僕にも芸術がなんたるかは、いまだによく分からないけど、商売としても、展示品としても見て欲しい主役が霞むような内装は必要ないってことさ)
天華『確かに?』ジュール『私にも分かんない!』夜月『うむ、理には叶っているな・・・』
天華達と念話しながら展示されている美術作品を眺めていると、ふと気づいた事がある。
「・・・?、あれ?この新しい風景画はこの街の風景を描いてあるんですね」
(ふむ、この画角だと丁度コミス家のお屋敷に行く坂道の中間か少し上ぐらいかな?)
高い位置からこの港町を見下ろす画角で描かれた、新し目の風景画が目に止まった。
(うん、大胆かつ繊細なタッチの筆使いで凄く上手い、この作品の制作者は良い目をしているんだろうな、遠近感や街の建物の細部までこだわっているのが分かる、このそこそこ大きめなキャンバスにこの大きな街を写真のように書き写すなんて、制作期間もかなりの物になったんだろうな、あの絵の具の分厚さからすると油絵の具がまだ乾き切ってなさそう・・・)
美術商人「え?あ、はい、その作品は二日前に出来上がったばかりでして、画家もこの街の在住の方で、とても繊細で綺麗な絵を描かれるのですが、人見知りの激しい方なので風景画ばかり描かれてます」
「へぇ、勿体無いですね、この画家さんが肖像画を描けば絶対有名になるのに・・・」
美術商人「そうなのです、私もその方に肖像画を描いてみないかと、進言してみたのですが、スッパリ断れてしまいまして・・・」
「ふむ、それは残念ですね」
(人見知りかぁ、それならしょうがないね・・・あー勿体無い・・・しかし、この画角で絵を描いていたって事は貴族の関係者かな?あの坂道の入り口はこの街の貴族街の入り口だから)
一つの絵を描くにしても平均で訳1ヶ月はかかる大きさのキャンバスに、画角の構図を見る限り普通の平民出身では立ち入れない場所、その上美術商人の提案もスッパリ断っている、それらを鑑みると、どこかの貴族家の人間が書いているであろうと推測できた。
(まぁ、何かしら機会があればいつか会えるだろう・・・)
そうして、ほんの少し残念な思いを胸に他の作品を鑑賞した。
>=====<>=====<>=====<
第三者 視点
その時の周りのやり取り・・・ーーー
ヘティ「あら?、珍しくアトリー様が絵画にご興味をお持ちになってますわ」
ベイサン「そうだね、いつもなら少し眺めてお褒めになるだけなのに・・・」
イネオス「アトリー様はご自分でも絵をお描きになられるから、絵の良し悪しに厳しいですからね」
ソル「そうですね、以前、学園の更衣室として使った部屋に飾ってあった絵画を見て、小さい声で“これなら僕でも描ける“って呟いておられましたし・・・」
ヘティ「まぁ、そんな事があったんですね」
アトリーの小さな呟きを聞き逃さなかったソル、だがアトリーが見ていたその絵画は、学園にある小さな池を題材にして描かれた絵画で、数年前の作品でありすでに卒業した学生が書いたものだった、その学生は卒業後は画家として有名になったが、在校中に描かれた絵はまだまだ未熟であったため、アトリーは“これなら、自分でも模写できる“と言う意味で言っただけだったりする、いつの間にか絵が上手い認定されているアトリーだが、本人的には自分に絵の才能はないと思っている・・・
でも、絵が下手な人からすればかなり上手い部類の絵を描けて、模写も出来るとなれば十分絵の才能があるのは確かだ、なのにアトリーは自分の才能を下に見すぎているのだった。
子供達の会話をニコニコ顔で見守っている大人組、その時アトリーの母親であるシトリスは小さな声で、後ろに控えていたリアにこう呟いた。
シトリス「あの絵画の制作者を調べておいて頂戴」
リア「畏まりました奥様・・・」
*この後このやり取りの後リアさんの調査報告の結果、この絵画の制作者がデューキス公爵家のお抱えの画家になって、アトリーと出会うのはもう少し先の出来事になる・・・
>ーーーーー<>ーーーーー<>ーーーーー<
アトリー 視点
(うーん、この世界の人達の美的感覚がどうなってるかは分からないけど、少なくともうちの家族の人達の容姿は、どこの国でも美しいと思われるのは間違いないから、自分の美的感覚が悪いわけではなさそうなのに、ここに飾ってある絵画の傾向が極端で、どれが芸術として受け入れられているか、分かんないなぁ(´・Д・))
飾ってある絵画作品の数々が所謂、印象派か写実派の二択なっている、この国では風景や人物の肖像画を飾ることが多いので、写実派の人が多いと思っていたが、意外と印象派の作品も多い、一応、他にも神々を描いた宗教画や創作らしき生物の絵などもあるが、それを除けば大体がその二択になっていて、どれを褒めたら良いかわからなくなってきていた。
(その時の流行にもよるから芸術って難しい・・・・)
と、思いつつも展示されている作品を一つずつ見ていき、一回りする頃には中々の時間が経っていた。
(ふむ、これで全部かな?絵画系は見応えがあったけど、置き物系の作品はそこそこって感じだった、やっぱり購入してまで飾りたい物はなかったな、他国の物は、物珍しさが売りみたいなところがあったけど、芸術としては後一歩って感じだなぁ、ちょっと作りが雑なんだよね・・・)
これは現地のお土産屋さんにある郷土文芸品のより、まだマシなレベルのクオリティーだった、前世に比べるとやっぱり技術的面の方が未熟に感じてしまう、歴史的資料として見るのはいいが、自宅に飾ってまで鑑賞するのは違うと思うので、今回は本当に美術館に美術品を鑑賞しに来たって感じで一回りし終えた。
母様「今回はちょっとした勉強もかなて見学してみたけど、皆んな楽しかったかしら?」
「はい、楽しかったです」
ソル「色んな方の作品が見れて楽しかったです」
イネオス「自分は絵が下手くそなので、見ているだけでその凄さがわかって楽しかったです♪」
ベイサンとヘティも色々見れて楽しかったと、嬉しそうに答えていた、その様子をほのぼの眺めていると、何やら店舗の入り口の方が騒がしくなり、この画廊の店員を押し除け同じ年頃の子供が2人、こちらに近づいてきていた。
春雷『!、お気をつけください!アトリー様!あの子供達は例の使用人の依頼者達です!』
「!」(“フィールドバリア“!)
ソル「っ!」バッ!
「「「「「!?」」」」」
春雷の言葉で咄嗟に僕を中心に皆んなを結界魔法の“フィールドバリア“で囲うと、その魔力が“見えた“ソルが瞬時に僕の前に来て警戒体制に入った、それと同時に同行していた護衛騎士が近づいてくる子供2人の前を遮り止めた。
護衛騎士1「そこで止まりなさい、これ以上は許可なく近づくことはできません」
女性の護衛騎士が優しく警告する、すると、そこそこ身なりが良い貴族の子供2人は不快そうに眉を顰めた。
ご令嬢「私はあの方に用があるの!貴方達は退きなさい!」
ご令息「そうだ!護衛如きが僕達の行く手を阻むなんて無礼だぞ!」
2人は傲慢な態度で護衛騎士に突っ掛かる、それでもガンとしてうちの護衛騎士は動かない。
(ふむ、身なりと後ろに使用人がいるのを見る感じ、どこかの貴族家の子供なのは間違いなさそう、でもこの子達何の用でここに来たんだ?それに今日ここは貸切だったはず)
精霊達からはこの子供2人の身分は聞いてなかったので、実際に見てみると雰囲気からして貴族の子供なのは間違いなさそうだ、しかし、やたら派手な色合いの服装をした令嬢に、逆に地味な服装をした令息、その差のギャップに戸惑うが傲慢な態度はそっくりで、2人の服装を足して2で割ったらちょうど良さそうだ、とかくだらない事を少し思ってたりした、それは良いとして、この2人の目的がいまだにはっきりとしないので、僕達からは近づかない。
ご令嬢「なんて!無礼な護衛なの!良いからそこを退きなさい!私はアメトリン様の知り合いなのよ!」
「「「「「⁉︎」」」」」(ふぁっ⁉︎∑(゚Д゚))
ジュール達『『『知り合いなの⁉︎』』か⁉︎』
ご令嬢の発言で、皆んながこちらを見た、だが僕は全然知らないのですぐに首を横に振った。
(いやいやいやっ!全然知らないし、見た事もないよ⁉︎(-.-;)y)
天華『ですが向こうはアトリーを知ってると言い張ってますよ?』
(いやっ、マジで知らないって!あんな悪役令嬢みたいな派手な子、学園でも見た事ないし、喋った事もないよ!Σ(゚д゚lll))
夜月『ふむ、その反応を見る限り本当のようだな・・・、まぁ、アトリーは有名だから知り合いと偽って近づいてきた可能性もあるか?・・・』
天華『そうですね、何が起こるか分かりませんから、もう少し警戒しときますか?』
(そうだね、目的もはっきりしないから、ちょっと気味悪いし)
護衛騎士は僕の反応を見て、より一層警戒を強めた。
護衛騎士2「君達、良い加減にしなさい、こちらの方々とお話になりたいのなら事前に連絡を入れて、面会の約束を取ってからにしなさい」
ご令嬢「うるさいわよ!私に指図しないで!私はアメトリン様とお話ししたことがあるのよ!あのお方のお父様達とだって会った事があるんだから!!」
と、物凄いドヤ顔で言った・・・
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