168 / 373
第3章 少年期 学園編
82話 ドロップアイテムはなぁ〜んだ♪
しおりを挟むギギィッ!! ザッ! シュワ~ッ ポトッ
「しかし、出て来る魔物の種類って1階層ごとに結構変わるのかな?」
春雷『そうですね、この最初のフロアの魔物を基準に、フロアごとの特性が出てくる仕組みではありますね』
ギャギャッ! ビュッ! ザシュッ!! シュワ~ッ ボトッ
「あぁ、そんな感じか、まぁ、そんな急にマルッと変わるもんじゃ無いか」
春雷『たまにフロアによっては、出現する魔物の種類がガラッと変わるフロアもありますよ』
バサッバサッ!!
「へぇ、それはそれで楽しみだね、それにしても、さっきから“1階層“じゃなくて“フロア“ってわざわざ言ってるけど、このダンジョンって階層式じゃなかったの?」
キェーッ!! シュッ! ドスッ!! シュワ~ッ ヒュ~ッ ボトッ!
雪花『あ、それはですね、ここのダンジョンの“フロア“は上か下にあるのではなくて、横に広がっているからなんです、なので階層と、言うのでなはくフロア1、フロア2、と言った方が正しいです』
「へ?そうなんだ、じゃあ、1つのフロアごとがかなり広いんじゃ…、次のフロアに行く入り口は見つけるのに苦労しそうだね…、あっ、森の切れ目にココヤシの木が2つ並んで生えてる、でも、片方だけ円形に草木が生えてない、それに魔力も感じる…、片方は“レプリカプラント“か・・・紛らわしいなぁ」
毒耐性を獲得してから海辺方面に戻る最中に、ダンジョン入り口方面とは反対の方向を斜めに森を移動していると、色々な種類の魔物に遭遇している。
最初に僕を襲ってきた“フラワーモンキー“を初め、定番の“ゴブリン“に、空からは“フルーツオウム“が襲ってきた、後、遠目に“スライム“も見た、皆んなと会話しながら歩いて、襲われては瞬殺し、前に進む、ドロップアイテムの回収を天華達が請け負ってくれているので、気兼ねなく魔物の相手をしていた、すると、森の境目が見えてきて砂浜が姿を現した、その手前に“レプリカプラントのココヤシ“がいることに気づき立ち止まった。
「うーん、どうしよう、あの“レプリカプラント“一応、倒しておくか?隣にあるココヤシの実はとっておきたいし…」
雪花『アトリー様、“レプリカプラント“の落とすココヤシの実…、ココナッツは普通に生えているココヤシのココナッツとは、少し違いますよ、なので倒してその実を手に取ってみて下さい♪』
「おや?雪花のオススメ?…、なら、そのオススメに乗らないとね♪」
雪花にオススメされて“レプリカプラント・ココヤシ“の感知圏内に侵入し、飛んでくるココヤシの葉を交わしながら進み、根元までたどり着くと太刀を抜刀し、一刀で斬り倒した。
ザンッ!! ズルッ シュワ~ッ ボトボトッ!
ドロップした“ココナッツ“を1つ拾い、マジマジ見つめる。
「う~ん?外見は知ってる“ココナッツ“と大して変わらないけど、何が違うのかな?う~ん、分かんない、一応、隣の“ココナッツ“も取ってみるか」
サシュッ! ボトボトボトッ!
そう言って、隣にあるココヤシになっている“ココナッツ“を見て、風魔法で“ココナッツ“だけを狙い切り落とした。
「やっぱり、外見はそう大して変わんないね、“見てみれば“解るかな?」
どうぞどうぞ、と手を差し出す春雷と雪花、ジュール達も心なしかニヤニヤしていた。
「?、まぁいいか、“情報開示“・・・ふむ、・・・・・はぁ⁉︎」
手に取った2つの“ココナッツ“を見比べてみると、普通の“ココナッツ“の情報は、前世での“ココナッツ“と大差ない説明文が書かれているだけであったのに対し、“レプリカプラント“が落とした“ココナッツ“にはこう書いてあった。
====================
+レプリカプラント・ココナッツ+
詳細:このココナッツは、ダンジョン生まれの“レプリカプラント“が擬態した“ココヤシ“が、倒される事で落とすドロップアイテム、通常の“ココナッツ“とは違い、中身の果肉が“ナタデココ“に変わっている、食用可能でとても珍しい品種。
そのまま食べれて非常に美味。
価値:不明
====================
「ま、マジか!“ナタデココ!って加工食品だったよね⁉︎それが“ココナッツ“から直接出て来るんなんて!信じられない!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+」
手に持った“レプリカプラント・ココナッツ“を凝視して、驚いた。
天華『ふふっ、アトリーが前世でよく食べていたでしょう?主神様はそれを再現するために中々努力されたそうですよ』
「ティーナちゃんが?…そっか…、ふふっ、ちゃんと見ていてくれたんだ、嬉しいっ♪ふふっ」
天華『このダンジョンはアトリーの嗜好、好みに合わせたダンジョンですからね、コレからも他にもたくさんアトリーの好きな物が出てきますよ、ふふっ』
「ふふっ、そうだったね、楽しみ!この“レプリカプラント・ココナッツ“は、見つけ次第、率先して倒していこう!」
(これで大量の“ナタデココ“ゲットだぜ!)
好物の“ナタデココ“の登場に浮かれて、スキップもしながら、砂浜を波打ち際に向かいながら進んでいると・・・
ザザザザッーザバァン!!
「え⁉︎何あれ⁉︎カニ⁉︎大きさがデカ過ぎじゃない⁉︎」
僕の知ってるカニの大きさの範疇を超えた、体高1、5メートルもある大きなカニが砂浜から出てきた、そのカニは僕達を見つけると、大きなハサミがある方の腕を振り上げ、僕達めがけ振り下ろしてきた。
ブゥンッ! ドカッ!!
「おっと!ほっ!」
ドカァンッ!!! シュワ~ッ ボトッ!
その攻撃を皆んなでヒョイっと避けて、少し距離を取りカニに向けて雷魔法の“ライトニングスピアー“を放ち、一撃で仕留めたすると砂浜に大きな黒い跡が残った。
「あ、やべっ、オーバーキルだ…、あ、ガラスができてら・・・そして、カニっ!しかも脚だけ⁉︎」
ドロップアイテムとして落ちていたのは、カニ脚(食用可能)、形状からして“ズワイガニ“っぽい、襲って来たカニの形状は“シオマネキ“っぽいカニだったのに…、そして名前は“ベニガニ(“脚“)“…(惜しい)、そう、出て来たのは何故か脚の部分だけ・・・
「何故、脚だけ?・・・・・え、もしかして、僕が蟹味噌、嫌いだから?」
思い当たる節があるので聞いてみると。
天華『でしょうね』
「そっか~、確かに、蟹味噌は嫌いだけど、可食部分は体の方が多いんだよなぁ、それにカニ本体から良い出汁が取れるから、カニ全体が欲しかった・・・」ザザザザッーザバァン!!
そう呟くと、また砂浜から先程と同じカニの魔物が突然出てきて、僕達を襲った、驚いたがすぐにさっきと同様に雷魔法で倒すと、落ちて来たドロップアイテムにさらに驚かされた。
「え、今度は丸ままのカニが出てきた!」ザザザザッーザバァン!!
そう叫ぶと、同時にまたカニの魔物が出てきて、また同じように倒す、次に出て来たドロップアイテムは何故か500mlサイズの陶器の瓶だった。
「え?次は瓶が出てきた?何これ?何か入ってる?・・・・・へ⁉︎“カニ出汁“⁉︎なんで⁉︎Σ('◉⌓◉’)」
出てきた瓶を手に取り“情報開示“で見てみると、今度は何故か“カニ出汁“と書いてあった。
「こ、これは、今僕が言った事が反映されてる?」
春雷『そうです、ここはアトリー様の好きな物を出すのが目的のダンジョンなので』
当たり前でしょう?と言った雰囲気の皆んなにちょっと気圧されていると。
「そ、そっか~…、・・・ん?・・・・・今思ったけど、さっきから連続でドロップアイテムが出てきているけど、ここのドロップ率は高いの?」
夜月『あぁ、それはアトリーの加護が関係している、本来ならそう簡単には出てこない、出てきても魔石、もしくはリトス硬貨が出て来るだろう』
「んん?僕の加護?」
なんともあっさり答えてくれて、ちょっと混乱しそうだ。
ジュール『うん、主神リトスティーナ様の加護の効果だよ!』
「え?あ?ん?ティーナちゃんの加護の効果って、身体能力の向上とかスキルレベルの上がりやすさ、とかじゃなかったっけ⁉︎」
ジュール『うん、それもだけど、他にも色々効果があるよ!スキル習得の補助とか、幸運になったり、病気しなくなるとか、色々!』
天華『今回はその中の“幸運“の部分が、大いに効果を発揮しているんでしょう、それに精霊王の加護も影響して、アトリーの欲しい物がドロップしやすくなっているんですよ』
「あぁ~…、そんなに色々効果があっただなんて・・・、うん!まぁ、いいか!好きな物が出て来るなんていい事だし!気にしてもしょうがないからね!」
いつも通りのポジティブ思考に切り替え、先に進む事にした、海に向かって歩いて行くと、今度は少し大きめのヤドカリの魔物が出てきた、すぐさま倒して出てきたドロップ品を見て遠い目をした僕。
「うん、知ってた、名前みた時から知ってた・・・・」
出てきたのは脚が太くてトゲトゲした“タラバガニ“、倒した魔物の名前が“タラバヤドカリ“・・・、そして、さっきの大きいカニの魔物の名前は“ビックラブ“…、「ダジャレか!!」と、大いに叫んだ。
次々出てくる、カニやヤドカリを倒していると、今までとは少し違ったカニが少し遠くに見えた、大きさはそれほど大きくないが背中にキラキラ輝く石を背負っている。
「わっ、綺麗な石を背負ってる!何なに?・・・・・“ジュエルクラブ“?、背中のあの石、“ジュエリーコーラル“なの⁉︎凄い!ふむふむ?」
見つけたカニを“情報開示“で見ていると、どうやらあのカニはこのダンジョン特有の魔物ではなく、この世界既存のカニの魔物らしい、なのでこのダンジョン以外でも生息しているらしいが、生息域がウェルセメンテ王国の近くにある海底にあるため、通常では滅多にお目にかかれないようだ。
「へぇ~、そうなんだ、珍しいんだ、アレ倒したら“ジュエリーコーラル“がドロップするのかな?そしたらココにたくさんの冒険者が一攫千金狙って詰めかけるね♪これで、ニモス叔父様達にも利益が出るね!」
春雷『そうですね、ですがこのカニ、フロア1では滅多にお目にかかりませんよ、よく出てくるフロアはまだ先の方ですね、今回はアトリー様の神の加護の影響で出てきているみたいです』
「あ、そうなのね?でも、アレが出て来ることが分かってれば、皆んなあのカニを目当てにいっぱいきて来れるよ!それに海の精霊達が僕だけじゃなくて叔父様達のことも考えてくれて、とても嬉しい♪」
そう言うと、周りに色々な光の球が現れてキラキラと光った。
「わぁっ♪キラキラ♪」
雪花『アトリー様に喜んで頂けて、皆もとても喜んでいます、それと、海の方にも人間が喜びそうな物をドロップする魔物がいるので、ぜひ、見つけて倒してみて下さい、と』
「ふふっ、皆んな有り難う♪じゃあ、あのカニ、倒して海の方を探索しようか♪」
そうお礼を言って見つけた“ジュエルクラブ“に雷魔法を叩き込む、すると出てきたのは綺麗な紫色した“ジュエリーコーラル“だった。
「あ、“アメジストコーラル“って出てる♪これで一昨日ビーチで拾った?貰った?が正しのかな?その“シトリンコーラル“と合わせると、僕の瞳の色が揃ったよ!綺麗だね!」
ジュール『あ、本当だぁー』天華『いい色ですね』夜月『そうだな、綺麗だな』
ほらっと言って、“無限収納“から出した“シトリンコーラル“と、今ドロップした“アメジストコーラル“を出してみせた後、それをくっつけてダンジョン内の“擬似太陽“にかざし光を通しながら見つめた。
「ふふっ、紫色と黄色のコントラストがキラキラして綺麗、僕の瞳もこんな色してるのかな?」
春雷『そうですね、とてもお綺麗ですよ』雪花『アトリー様の瞳の色合いの方が綺麗です』
「ふふっ、有り難う…」
しばし、海風に頬を撫でられ、手に持ったキラキラ光る“ジュエリーコーラル“の角度を変えながら、うっとり眺めたあと、丁寧にハンカチに包み“無限収納“になおした。
「ふふっ、よし!次は海!行くぞぉ~!」
と元気に歩き出し、出て来た魔物を倒しながら海の波際までたどり着くと、波際の所々にポツポツと小指が入る大きさの穴が空いていた。
「うん?貝でも潜り込んでるのかな?」
ツンツンッと、突いていると。
天華『アトリー!無防備に素手で突かないで下さい!危ないですよ!』
と、叱られた。
「むぅ、分かったよ~、でも、何も出てこないね?」
雪花『あ、このダンジョンにはそこそこ外界の野生生物を取り込んでいるので、その中の1つに、ここら辺に潜っている貝が入ってますね、なので今アトリー様が突いていた穴は魔物の貝では無い、普通の貝の巣穴?って事です、ですがこのフロアにも魔物の貝はいますので気をつけ下さいね?』
「ほう、そうなんだ!じゃあココ掘り返したら貝がいるってこと?食べられるかな?掘り返してみよう!アサリとかだったら嬉しいかも、あ、ハマグリとか?珍しいのでマテ貝とか!後、ホタテとか!色々あるよね!あ!でもホタテは北の寒い地域しか取れないっだっけ?」
夜月『落ち着け、アトリー、そんなこと言ってないで砂を掘ってみて、確かめたらいいじゃないか』
「あ、そうだね!」
夜月に宥められて、素手で砂を掘り起こした、すると出て来たのは、そこそこ大きく扇状の独特な形をしている二枚貝が出て来た。
「あ、“カラーシェル“だ!この貝、良くみるとホタテ?似てる、それにしてはフォルムが丸っこい、漫画やアニメに出てくるデフォルトされた貝とそっくり、色はピンク?それにしては色が薄い、白に見えるね、あ、でも桜色にも見える♪」
雪花『アトリー様、はい、そうですね、一応ピンクですね、これだけ薄いのは珍しいですけど』
「ふーん、じゃあ、この中にこの色の“カラーパール“が入っているんだね?あ、でも入ってるかどうかは分かんないか…、ん?そう言えば、これって食べれるんだったね・・・美味しいのかな?ジュルッ…」
ジュール『アトリー、よだれっよだれっ!』
「おっと」グイッ「お腹空いてきたな、そろそろお昼ご飯の時間になるか、よし、海辺の調査が終わったら父様達の所に一旦戻ろうか」
一応、お昼ご飯をお弁当にして持って来てはいるが、思ったより早く見学が終わりそうなので、父様達とお昼を取るのもいいかと思っていた。
(それに、皆んなを早くこのダンジョンに案内してあげたいしね)
騎士達による調査と、兄弟達のダンジョン入りを一度に済ませる方法を考えていた僕、一応、解決策を用意しているので早めに海辺の探索をしようと、波打ち際をよく観察しながら歩き出した。
「あ、魚!あれはアジ?ん?あっちはクマノミ?ヒトデもいる!」
海の中にいる生物に心躍らせながら、ダンジョンの入り口方面に向かって歩き、海から飛び出てくる魔物を倒し、出て来るドロップアイテムに大喜びする僕、海沿いの探索はこれと言った怪我もなく(むしろ無傷)、終了し、ダンジョンのフィールドから神殿へ戻った、そして父様達の下に戻る前に試してみたかった事をして、父様達を大いに驚かせるのだった。
154
お気に入りに追加
4,102
あなたにおすすめの小説
チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~
ふゆ
ファンタジー
私は死んだ。
はずだったんだけど、
「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」
神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。
なんと幼女になっちゃいました。
まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!
エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか?
*不定期更新になります
*誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください!
*ところどころほのぼのしてます( ^ω^ )
*小説家になろう様にも投稿させていただいています
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
転生した愛し子は幸せを知る
ひつ
ファンタジー
宮月 華(みやつき はな) は死んだ。華は死に間際に「誰でもいいから私を愛して欲しかったな…」と願った。
次の瞬間、華は白い空間に!!すると、目の前に男の人(?)が現れ、「新たな世界で愛される幸せを知って欲しい!」と新たな名を貰い、過保護な神(パパ)にスキルやアイテムを貰って旅立つことに!
転生した女の子が周りから愛され、幸せになるお話です。
結構ご都合主義です。作者は語彙力ないです。
第13回ファンタジー大賞 176位
第14回ファンタジー大賞 76位
第15回ファンタジー大賞 70位
ありがとうございます(●´ω`●)
世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる