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第3章 少年期 学園編

73話 初めての夜会

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 どうも、こんばんわ、僕です!今日は色んな市場周りをしてきた僕ですが、マルキシオス侯爵家のお屋敷に戻って来てすぐにお風呂に入ったら、結局、マッサージのフルコースを受けるハメになりました、そして今は僕の夜会で着る衣装を厳選しているところです。

 最初は事前に決めていた衣装があったのですが、母様を初めに我が家の女性陣(姉様達&使用人達)から“衣装チェンジ“が発令されてしまい、1から選び直している次第です、はい・・・

(これは僕は口を出せない雰囲気ですねぇ~)

 母様達と使用人達が、ああでもない、こうでもないと、持って来ていた衣装に、姉様達が今日のお出かけ先で僕に似合いそうって言って買ってきた、装飾品などを広げて頭を悩ませている。

 衣装を着る僕はと言うと、いつものラフな普段着でジュール達とのんびりお茶をしている。

天華『いいのですか?自分が着る服でしょう?』

(良いよー、あまりゴテゴテしたものじゃ無かったら何でもいい、ぶっちゃけた話し夜会用の衣装にそこまでこだわりが無いんだよねぇ~、結局昼間のパーティーとかと似たような物に見えるからね、普段着が動きやすさ重視だけど、おめかし用の服はどうしても煌びやかで、カッチリした感じの服になっちゃうんだもん)

天華『まぁ、そう言って仕舞えばそうなんでしょうが・・・』

(女性用の服は色々と使い分けが厳しいから、選ぶのが限定されてくるけど、男性用のは汎用性が高くて選び放題だからね、まぁ、一応最低限のドレスコードはあるから、そこは踏まえて選んでくれるでしょう、母様達が・・・・)

夜月『他力本願だな』

ジュール『丸投げってやつだね!』

(その通り!!(°▽°))

 ドヤ顔で宣言している僕を、呆れた表情で見てくる天華と夜月、ジュールと精霊達は楽しそうに笑っていた。

(あれ?そう言えば、ソルはどこかな?僕にこのお茶とお菓子と果物の盛り合わせを用意した後どっかに行っちゃったね、一緒にお茶しようと思ったのに)

春雷『あそこにいらっしゃいますわ』

 と、春雷が指をさして場所を教えてくれた。

(うん?あっち?・・・あ、いた・・・・)

 視線の先には母様達や使用人達に混ざって、僕が今日着る衣装決定戦に参戦していた、そこに何故かソルの母親のセラスさんもそこの混ざっている・・・・

(親子して何してんだ?・・・・いや、うちの女性陣もだけど・・・)

 その後、あれやこれやと、話し合いが行われて、やっと夜会で着る衣装が決まった、時間が押していることもあり、すぐさま着替えが始まった。

 選ばれた衣装はインナーはシンプルな白いシャツに春雷や雪花が入っている、いつものカフスボタンを付けた、その上に腰上辺りまであるピッタリしたベスト、色は濃紺に銀糸で軽い刺繍が入っていて、裾に太腿まで隠れる長めの白いレースがフリルになってが付いているものを着込んでいる。

 上着のジャケット全体の色は紺色が主で、袖口や裾のあたりに向かって夜明け前の暗い紫色になっている、グラデーションが効いた変わった色合いだ。首元は立襟で、内側のシャツにつけたリボン結びの濃紺のクラヴァットを前に出し、そこに銀色の薔薇のコサージュが付いていて襟元を華やかに飾っている。ジャケットの胸元らへんの襟は白くて、左側の襟の先のフラワーホールにいつものアメトリンのブローチが付いていて、前見頃はボタンは無く、綺麗な模様の入った銀の三つ並んだ細めのチェーンで留めてあり、裾は腰が隠れる長さで裾の縁は白いフリルが飾ってある。袖は袖口に向かうほど広がり、その先が前腕の真ん中あたりから切り目がはいり、角が大きく広がるように丸く切り取られた形で作られていて、縁を銀糸で縁取っている、その袖先の内側をぐるっと囲むように、手のひらが少し見えるぐらいの長さで、濃紺のレースフリルがついている、広めに取られたジャケットの袖先部分にカフスボタンが両袖に縦に並んで、二つずつシンプルな銀のカフスボタンをつけられている、少し配色はおとなしめだが装飾が派手なジャケットを着せられ。

 ズボンは白のスラックスに銀糸で縦に刺繍が入っていて、靴は膝下までの丈で紺色に銀の飾りがついたブーツを履いている。

 衣装全体の色味は暗めだがフリルが多めで、装飾も襟元だけではなく上着の肩などにも付けているので結構派手だ、だがこれだけではなく髪型もとても凝っていて、
 まず前髪と もみあげ辺りの髪以外の腰まである長い後ろ髪を、上下で半分に分け、その上半分で複雑な細い編み込みを10本ほどに分けて作り、上半分まで編み込みにした先はそのまま細長い三つ編みにして、顔の両側と後頭部に垂らした。
 ここまでだとまだシンプルに見えるのだが、次の工程で、三つ編みにして垂らした髪を下半分残った髪と一緒に再び編み込みしていく、その際に最初に細い三つ編みにしていた髪の所々に、今の編み込みの間から見えるように髪飾りをつけてながら編み込んでいる、その髪飾りは模様の入った銀製の小さな輪っか状の物と、それに似た銀製の髪飾りにアメジストが嵌っている髪飾りがあり、その2種類の髪飾りは襟足の編み込みの終わりから先の、一本の三つ編みにした所まで、バランス良く付けていった、そして三つ編みの最後はジャケットと同じ色合いの飾りリボンで飾ってある。
 最後の仕上げは最初に前髪とともに残した髪をシンプルに7、3分にして軽く横に流していた。
 全て終わって出来上がりを見ると、中々に派手な髪型になっている。

(ここまでするか?・・・髪の毛なんて3人掛かりでセットしてたし、やりすぎだと思うんだよね・・・もっとシンプルなのが良かったなぁ・・・)

雪花『とてもお似合いですよ、アトリー様』

春雷『ええ、本当に、お似合いです、いつも以上に美しいですわ』

 全ての用意が済んだ僕をここ数日静かだった雪花達精霊に褒められ、少し照れている間に、ジュール達聖獣組は今日の僕とお揃いのリボン結びの濃紺のクラヴァットと、銀色の薔薇のコサージュをつけて貰っている最中だ、いつもお出かけなどで、何かしらのお揃いで身につけて行動するのが日常になって来ているので、ジュール達は慣れた様子で大人しくクラヴァットをつけて貰っていた、ジュールと夜月は大きな姿で、天華は僕の肩に乗っても邪魔にならない程度の大きさで、それぞれサイズに合わせたものが用意されていた。

(準備がいいようで・・・そして可愛すぎるかよ!!)

 僕とお揃いのジュール達を見てニマニマしていると、次々夜会の参加者達が到着していると連絡があり、デューキス公爵家の会場入りもそろそろお願いしますと連絡が来た、僕が準備をしている間に母様達も準備を整え終えていたようで、ここにデューキス公爵家が全員揃った。

 姉様達は自分達もバッチリ決めて来ており、僕を見た途端一瞬目を見張ったものの、すぐに復活して僕の出来上がりを褒めた、兄様達も「相変わらず気合いが入っているな」と言って褒めてくれた。(気合を入れて用意したのはうちの女性陣ですけどね・・・あとソル)

父様「さぁ、皆んな、そろそろ会場に行こうか」

 父様の号令でデューキス家の面々が会場に向け大移動、僕は父様と母様の間に挟まれて、ジュールと夜月は僕達の前歩いていて、天華は僕の左肩に乗っている、姉様達は僕達の後ろを歩いて付いて来ていて、ソル達親子はまたその後ろをついて来ていた、そのまた更に後ろに家族の専属達が付いて来ている。(大名行列みたい・・・)

 大人数で移動して夜会会場である大広間・ダンスホールの入り口に辿り着くと、マルキシオス侯爵家の使用人が頭を下げながら扉を開き中に導いた、会場に入っていく僕達を最後尾の専属達は深く頭を下げ見送った。(専属の使用人達は別の入り口から入って、陰ながら僕達をサポートするらしい)

 僕達が会場内に入る前は、中から話し声や人が動くような賑やかな雰囲気が伝わって来ていたのに、今はとてもシーンと静まり返っていた。

(静かになっちゃった・・・)

 固まってしまった招待客の中を真っ直ぐ進み、今日の夜会の主催者であるマルキシオス家当主のニモス叔父様の所に向かった、僕達が近づいて行くと、いち早くフリーズから復活したニモス叔父様、父様が一歩前に出て先に夜会への招待への感謝と挨拶を交わす。

父様「こんばんわ、マルキシオス卿、本日はこんな素敵な夜会に招待して頂き有り難う御座います、今回は末の息子のアメトリンが夜会デビューですのでよろしくお願いします」

ニモス叔父様「デューキス閣下、こんばんわ、あなた方がお越しになっただけでも皆が動きを止めてしまうのに、末の息子さんを見て皆が息を止めてしまうみたいですな、それほどまでにお美しいお子様は見たことがありませんよ、ふふっ」

父様「我が自慢の息子を皆に気に入って頂けたようで嬉しいですよ、ふふっ、ではアトリー、ご挨拶を」

「はい、この度はこの若輩者もお招き頂きありがとう御座います、初めての夜会のですので粗相をしてもお目溢し頂けると幸いです」ニッコリッ

ニモス叔父様「ふふっ、夜会デビューおめでとう御座います、アメトリン様、・・・全く、謙虚な挨拶だね、君が粗相するなんて予想もできないよ、でもそうだね、相手が絡んできたりしたら、重いっきり仕返ししてやりなさい、それなら応援してあげるよ」

「ふふっ、有り難う御座います、ニモス叔父様」

 後半はちゃめっ気たっぷりに小さな声で言ってきたニモス叔父様に笑顔で返して、僕達の貴族としての挨拶が終わり、その後はいつものような会話を交わしてフリーズした人達を避けながら仁達とイネオス達一家を探した、すると壁際の方で仁達とイネオス達一家が固まっているのを見つけて近寄り、提携文通りの貴族の挨拶を交わして、子供達は年齢が近いもの同士会話をし出した、大人達はそれぞれの挨拶が終わると、父様がイネオス達のお父さん達にマルキシオス領の貴族達を紹介するために会場内を一緒に周ることになったみたい、そこにパートナーの奥さん達も一緒について行ったので、年少組の僕達はあまりウロチョロせずにここで父様達が戻って来るのを待つことにした。

ヘティ「今日のアトリー様はいつも以上にお美しいですわ」

「そう言うヘティも今日もとても可愛いよ、でも僕的にはもっと目立たない物がいいんだけどね、母様達が気合を入れてしまって」

ベイサン「あー、それは仕方ないかと、母曰く、アトリー様みたいに美しい方を着飾らせたくなる物らしいですよ、僕達を着飾らせるのに限界があるって言ってたので、可愛くしようとしてもアトリー様ほどではないと」

イネオス「僕の母は、男の子はどれだけ凛々しく見せるかが大事だと思っていたが、アトリー様を見ると男の子でも美しく着飾らせたいって、思い直したらしいです」

「え~、分かるような分かりたく無いような・・・複雑な気分・・・」

(イネオス達のお母さん達に新しい扉を開いたらしい、良いのか、悪いのか、そして褒められてるのか、揶揄われているのか、マジ紙一重だ・・・そして今日のイネオス達を見るに、すでに犠牲者が出ているようだし・・・)

「それで、イナオス達も髪型やお飾りにも気合が入ってるのかな?」

イネオス&ベイサン「「はい・・・」」

 死んだ魚の目をして遠くを見て返事を返してきた2人、イネオス達のお兄さん方にも少し影響が出てはいるみたいだが、まだ幼さを残す2人が1番犠牲になったようだ。

(うん・・・、良い感じに疲れているね、2人は他のお兄さん達ほど大きくなくて、まだ可愛いと言える範囲の幼さだから可愛く仕上げられてしまったようだね・・・南無(^人^))

 以前のパーティー服よりフリル多めの衣装に、2人の髪色や瞳の色に合わせて装飾品をさりげなくつけてあり、髪型も編み込みなどを活用させて可愛くされていた。

(似合わない訳じゃないんだけどね・・・、僕的には可愛くて頭を撫でてやりたくなる可愛さなんだけど、本人達は物凄く嫌そう・・・)

ベイサン「ソル、が羨ましい・・・」ボソッ

イネオス「本当に、前とそんなに変わらない、と言うか、カッコ良く仕上げられているね・・・」

ソル「?僕も母に用意された物を着ていますが・・・」コテンッ

ヘティ「ソル様のは多分お母君がソル様がアトリー様の側にいても、違和感がない装いになされたんでしょうね、アトリー様とは対照的でとても凛々しいですらね、ふふっ」

 ベイサンとイネオスは自分もそっちの方が良かったと、愚痴っていると。

彩ちゃん「ふふっ、私は皆んな可愛くていいと思うのだけど、皆んな揃って誘拐されそうで心配だわ」

夢ちゃん「そうだよね、皆んな可愛くて抱きしめたくなるわ!でもアメトリン君は遠くからずっと眺めて拝んでいたい、そんな神秘的な雰囲気があるわ!」

彩ちゃん「それ分かるわ、あまり近すぎちゃうと尊さで鼻血が出そうになるもの」

仁「さっき本当に鼻血出そうになってたもんね」

彩ちゃん「それは言わない約束でしょ!仁!本当だけど・・・」

 後ろから話しかけてきた仁達3人も着飾っており、仁は少しキリッと男前に見える黒を基調にしたタキシード風の姿で、女子2人は夢ちゃんが淡い黄色のプリンセスラインのふわっとしたドレス、彩ちゃんがスレンダーラインの明るい水色のスッキリしたドレス、それぞれの性格と雰囲気に合った可愛いドレスを着ていた。

(おぉ?鼻血?大丈夫か?)

「大丈夫ですか?彩さん?」コテンッ

彩ちゃん「ぐふっ!眩しい!可愛い!破壊力が半端ないわ!」

「え、あ、ん?有り難う御座います?」

(彩ちゃんってこんな子だっけ?まぁ前々から薄々思ってたけど…、やっぱり可愛いもの好き?)

仁「どぉどぉ、落ち着いて、彩ちゃん、可愛いのは分かるけど、流石に皆んなが引いてるよ」

 確かにちょっと引いているが、以前からちょいちょい本性を晒しているようで苦笑い気味だ。

夢ちゃん「さっきやっと落ち着いたから、皆んなに話しかけたのに、またぶり返しちゃったね」

(・・・、それでさっき後ろ向いて深呼吸してたんだ?夜会で緊張してたんじゃなくて?・・・うーん、変わった子だ・・・)

 どうやら可愛い物や顔の良い人間が大好きな彩ちゃんには、今ここはかなりの危険地帯だったらしい、今にもヘティ辺りを捕まえて撫で回したいと言った雰囲気だ、以前からヘティを可愛がっていたが、どうやら今回は可愛いが天元突破したようだ・・・

 あと、彩ちゃんは向こうの世界で良いとこのお嬢さんで、パーティーなどはよく参加していたから、夜会でもこれと言って緊張はしていないそうだ、それに仁達も良くお呼ばれしていたようで、そんなに緊張はしていないそうな。(通りで、ドレスを着こなしてると思ってたよ)

仁「あ~でも、流石に本物の貴族の人達に話を合わせるのは無理だよ?」

(会場に居るのは平気だけど、高貴な人と話を合わせるのは無理とな?まぁ、そんなものだよね、僕もイネオス達意外と話を合わせるのは苦手だし~)

天華『アトリー、貴方に関しては貴族として少しは話さないとだめでしょう?』

(むぅ、分かってるよ~、できない事はないよ?父様達に紹介された人にはちゃんと挨拶交わしてるじゃん)

 と、膨れていたりしてると、僕達を遠目から見ている同年代ぐらいの子ども達がチラホラ見える、僕達以外の兄弟達はそれぞれ従兄弟達に同年代ぐらいの人達を紹介されて会話を楽しんでいるが、僕達に限っては橋渡ししてくれる人がいない、なので遠巻きに見られている、それに加えて僕の周りにはジュール達聖獣がずっとそばに居るので、とても近寄りがたいらしい。

(うーん、話しかけた方が良いのかなぁ?でもこれと言って話題がないし、どこの貴族家の子供か分からないもんね、父様達にも仲良くなれとも言われてないし)

天華『ふむ、近寄ってきませんね?』

(だねぇ、多分、ジュール達がいるから近寄れないんじゃなかな?もしくは神様の加護が怖くて近寄らないか?)

 チラッと彼らに視線を移して見ると、皆んな何故か顔を赤くして目を逸らすか、見返したまま固まるかのどちらかで、結局近寄って来る人はいなかった。

「やっぱり、近寄ってこないね?なんでだろう?」

ヘティ「多分、アトリー様が美しすぎて近寄りがたいのでしょう」

「?そうなの?」コテンッ?

(この美貌のせいなの?)

 と、首を傾げると、ソルとジュール達に深いため息を吐かれ、ヘティ達と仁達には苦笑いされて、彩ちゃんからは「また、無自覚なのが可愛い!」と言われてしまった。

(むむっ、この美貌に気後れするのは仕方ない!だが!僕の顔と向こうが話しかけて来ないの事は話は別だと思います!よって!向こうが頑張って僕に話しかけて来ない限り僕も話しません!だって、僕から話しかける理由がないからね!)

天華『ぶっちゃけましたね、まぁ、アトリーがそれで良いなら良いです』

夜月『そうだな、アトリーから話しかけたとしても良い繋がりになるとは限らないしな』

(はい!ですので勇気ある挑戦者を待ちます!・・・じゃないと僕の顔もまともに見れない人とずっと一緒に居るのは嫌だし!)

ジュール『それは確かに~気まずいよねぇ~』

(ねぇ~、でしょ~)

 などと言ってる時に、何やら大広間の中央付近が騒がしくなって来た。

?「イディオ様、そのお方はどなたですか?」

??「ふんっ!どなたかだと⁉︎よくそんな事が言えたな、しらを切ろうとしても無駄だぞ!フェデルタ!お前が嫉妬で私のシャンデを殺そうとしたのは分かってる!そんな、極悪非道な女とは結婚できない!お前とは婚約破棄する!!もう2度と俺の前に現れるな!!」

 光沢のある深緑色の美しい髪に凛とした雰囲気のある品のいい1人女性に、黄色い髪色で雰囲気イケメンの派手な装いの男が、これまた派手な格好した茶髪で黒目の、夢見系を装っていそうな女性の腰を抱きながら怒鳴っていた、その状況を見た僕達、

(なんだあれ?)「「「なにあれ?」」」

 仁達3人と僕の心の声がダブった瞬間だった・・・(イネオス達は目を点にして何やってんだ⁉︎見たいな顔をしていた)














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