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第2章 少年期

60話 父様のお仕事見学2 鉱山

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 カイルさんに笑顔で呼び捨てするように言われた後すぐに料理が運ばれて来た、僕が注文した日替わり定食の中身はハンバーグ(ソース無し・塩味・マヨあり)だった。

(おぅ、ハンバーグか、そう言えばこの世界でミンチのお肉はソーセージにするくらいしか使用していなかったねぇ)

 そもそも、ミンチそのものを調理すると言う概念が無いのには驚いた、それにハーブ類を使った香り付けや味付けが無いのにも驚いた、ハーブの大半は薬草か雑草として扱われていた、これらを自分の覚えている範囲で料理に取り込んで来たから目の前の料理ができたと思うと感慨深い。

 父様達が注文したのは父様が“カルボナーラスパゲッティ“、ソルが“魚の塩焼き定食“、そしてカイルさんが“オムライス“を頼んでいた、
カイルさんが頼んだ“オムライス“を作るにあたって1番苦労したのは“オムライス“に欠かせない調味料・・・
 そう、“トマトケチャップ“だコレにはかなり苦戦した、まず材料の確保から苦労したのだトマト、玉ねぎ、ニンニク、その他 塩などの少量の調味料そして最後に中々見つからなかったのは“ローリエ“(月桂樹)だコレがたまたま屋敷の敷地内で自生していたから良かったけど屋敷になかったら“トマトケチャップ“を作るのはだいぶ先になっていただろうな、しかし“ローリエ“(月桂樹)の葉っぱの形と独特な匂いを覚えていた自分を褒め倒したい!
 あ、ついでに“マヨネーズ“は元からあった、名前もそのまま“マヨネーズ“、何でだろうね?ティーナちゃんが教えたのかな?それとも随分昔の勇者様かな?

 そうこう考えながら美味しいハンバーグを食べているとあっという間に食べ終わっていた、一息ついて聖獣皆んなの口を拭いたりした後に僕達は代金を払い他のお客さんの食事の邪魔にならないようにいつも通り聖獣の皆んなを抱き抱えて素早く外に出る。
 外にまでお見送りに来てくれた女将さんと挨拶を交わし“鉱山食堂コメドール“を離れ次の視察の場所に向けてゆっくり歩き出した、
行き先はどうやら食堂の脇にある道を上がって行った先にある“鉱山入り口“のようだ、そのまま緩やかな坂を上がりもう少しで頂上部分に到着、と言う時に父様が立ち止まり「後ろを見てごらん?」と、言われ後ろを振り返った。

「わぁー!凄い景色!湖まで見渡せる!綺麗ですね父様♪ それに風が気持ちいい~!」

 振り返った道が真っ直ぐ湖まで続き、道の両脇に広がる街並みに奥に広がる湖の綺麗な青がとても映えて、夏の太陽の光が湖面に反射してキラキラ輝きとても綺麗だった、坂の頂上付近に吹く風は涼しく爽やかで歩いて坂を登って来て 少しほてった体を冷ましてくれて爽快な気分になった。

(前世で似たような景色をみたことがあるような?・・・・あ!、九州地方にある何処かの神社?の前にある道に似てる!確か“光の道“って旅行雑誌に書いてあった、行って見たかったんだよねぇ、でも行った事ないから似たような景色が見れてちょっとお得感♪)

ジュール『似た様な景色があったんだね!でも“光の道“?』

(うん、…まぁ、あれは確か特定の時期になると夕日が神社前の道と一直線に並んで道が夕日の綺麗なオレンジ色の光に染まるから“光の道“って言われてるんだよね、ここは北向きだから夕日も朝日も射さないんだけどね・・・、ま、街並みが似ているって事さ!)

ジュール『そうなんだ!、光は射さなくても私はこの景色は綺麗だと思うよ♪』

(うん!そうだね、僕もそう思う!)

父様「そうだろう?とても眺めが良くてね私のお気に入りの景色なんだよ、アトリー達にも見せてあげたくて今日は一緒に視察に来て貰ったんだよ」

「‼︎、有り難う御座います父様!嬉しい!ね、ソル!」

ソル「はい!、とても綺麗です!連れて来ていただき有り難う御座います旦那様♪」

父様「ふふっ、それは良かった、そうだね少しここで休憩してから“メタッロミーヌ鉱山“の坑道に入ろう」

「坑道に入るんですか⁉︎父様!」

(坑道に入るのは流石に危ないから外で待機だと思ってたよ)

ソル「入って大丈夫なんでしょうか?」

父様「大丈夫だよ、ここの坑道は広くて地盤もしっかり固めてあるから危険は無いよ」

ソル「いえ、お仕事なさっている方のお邪魔にならないかと…」

「確かに僕達みたいな子供が入ってもお邪魔になるかも…」

父様「2人共、気にしすぎだよ、ココで働く鉱山夫達は皆んな気が良いからねとても優しいよ」

「そうですか?皆さんが良いんでしたら僕は坑道の中を見学して見たいです♪」

(鉱山夫の人達は何となく頑固そうだと思ってたけど、意外と優しいんだね)

父様「さぁ、そろそろ行こうか多分待ち構えてると思うよ」

「待ち構えてる?」

 ニコニコ笑う父様の後をついて行き坂を登りきると塀に囲まれた広い場所に着いた、
広場正面には切り立った岩の壁があり壁には3カ所の坑道の入り口が空いているのが見て取れる。
 この鉱山自体の名称は“メタッルム山“この山はかなり大きく山の周りを7つの領が囲んでいるが山自体は国が所有権を有している、
その中でもデューキス公爵領を含め3つの領が採掘権を有し、その中でも採掘規模が大きいのがデューキス公爵領にあるこの街にある“金属鉱山メタッロミーヌ“だ。

 ここではどう言うわけか金、銀、鉄、銅の他に魔法銀と言われる“ミスリル“と魔法金“プラチナ“まで取れるらしい、こんなに様々な金属鉱物が取れるのはなぜか山の北側のデューキス公爵領に面した場所だけ、それも相まってこの山を囲う領でデューキス公爵領の坑道に影響がないと判断された場所の領でしかこの山での採掘は許されてない、他の領の坑道からは銀とミスリルだけとか金だけとか限定された鉱物しか採掘されてないそうなので規模も小さい。

 その他にもデューキス公爵領には宝石が採れる山も領地内に有しているので採掘に関してはかなり最先端をいっているらしい、色々な領や国の鉱山関係者が技術を学びにくる事もあるとか、それにこんな採掘資源が豊富で利権が絡むデューキス領を狙っている貴族は多そうだ。

 まぁ、この領地は王家の血が濃ゆい公爵家しか拝領できないんだけどね、なので先代国王陛下の弟であるお祖父様がこの領地を引き継いだらしい、引き継いだタイミングもお祖父様の前の領主の血筋が新たに王家の血筋を入れなかった事と後継者がいなかった事が重なり前領主は年齢を理由に領地経営から手を引き引退、その方も数年後に亡くなってしまっているのでこの領地を狙うのは法律も無視した野心が強いお馬鹿な貴族だけ・・・

 なので、坑道の入り口は警備が厳重にされている、が…、なぜか今その坑道入り口前の広場に屈強な肉体をした人達が沢山集まっている、そして何故かその屈強な肉体、ガチムチの男に囲まれてめちゃくちゃ話しかけられている、・・・父様が・・・、いや、囲まれてるのは僕達も一緒なのだが父様1人だけめちゃくちゃ話しかけられている、囲んでいる人達は皆んな鉱山関係者の監督官さんや鉱山夫さん、鉱物鑑定士さん達だそうだ。

「領主様お久しぶりでさ、今、右の方の入り口で“プラチナ“がちょいちょい出てまさぁ良かったら見ていってくだせい」

「領主様、左の方は“ミスリル“がかなり出てまして、先にちょっと確認して下さい」

「おぅ!領主様久しぶりで!中央は“アダマンタイト“が取れましたぜ!最初に見ていきますでしょ?」

 と、何やら主に視察場所の順番争いのようだった。(父様が「待ち構えている」と言ってたのはこの事だったんだね)

 あ、先に説明しておくとこの世界にも“プラチナ“がとれるらしいがこの世界の“プラチナ“はただの白色の金属ではなく“魔性“を持った金と言う位置づけらしい。

*“魔性“とは・・・・

 魔力をおび魔力を通しやすく“魔性“を持った物に魔力を通すとその魔力を増幅したり魔法を行使が楽になる補佐の効果がある、“魔性“は元々は普通の金や銀または宝石などが魔素の濃度が濃ゆい場所に有り長く魔素に晒された金属や宝石が魔素を取り入れ魔力に変換し蓄積して変化した物だとされている、その変化を“魔性化“と呼び“魔性化“した金属や宝石をまとめて“魔鉱石“と称される。

 “魔性化“しやすい金属が金と銀、他には宝石では“黒曜石(ブラックオニキス)=アダマンタイト“で“金剛石(ダイヤモンド)=オリハルコン“とされている
特に“アダマンタイト“や“オリハルコン“に変化した場合 何故か宝石が金属みたいに変質するらしい、でもその加工には膨大な火力と魔力が必要で形を整えるだけで一苦労するんだとか、(大変だねぇ)
 なのでこの2つの魔鉱石を使った魔道具や武器は大変技術的な価値もあり かなり高価で“アダマンタイトが使用された武器一つで“小ぶりの城が建つと言われているぐらいだ。

(てか!アダマンタイトまで取れるのここ⁉︎)

 父様もその話は聞き逃さなかったようで“アダマンタイト“がでたと報告した鉱山夫を見た。

父様「それは本当かい?」

鉱山夫「本当でさぁ!」ムキッᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 自信満々でマッスルポーズまで決めながら答えた筋肉ムキムキの鉱山夫を見て嘘ではないと判断した父様は、

父様「そうか、じゃあ中央を見た後は左、右の順番に視察する事にするよ」

と、答えると中央坑道のチームの人達なのだろうか複数のムキムキマッチョマンが「おー!よっしゃー‼︎」勝利の雄叫びをあげていた。

(あれ?、もしかして今回オーリーとか母様達 女性陣がこっちの視察について来なかったのって、これのせいかな?)

天華『その可能性はありますね…』

(女性陣にはキツイよねこのテンションと言うか状況が?めちゃ男臭いもんココ…色んな意味で…)

ジュール『うん、私、ココ、無理』

 ジュールは器用に両前脚で鼻を押さえながら単発で答えている。

(あちゃー、狼の種類に入るジュールには鼻が良すぎて匂いがキツすぎるんだね)

 ジュールがキツそうな事に気づいた僕は父様の服の裾を引っ張りコチラに意識を向かせた。

父様「ん?どうしたんだい、アトリー?」

「父様・・・」

 振り向いた父様にジュールを見せて撫でると、ジュールの状況を察した父様が慌てて僕達を紹介して僕達も挨拶をして各々仕事に戻るように促した。

父様「すみません、ジュール様、気づきませんで…」

ジュール『ううん、いいよ、お仕事だもんね、気にして無いよ』

 と、言いつつまだ鼻を抑えているジュール。

「気にしてないそうです、父様」

父様「良かった、教えてくれて有り難うアトリー、私はいつもの事だから慣れてしまっていたからね、今度から気をつけるよ」

 苦笑いで反省していた。

「ふふっ、どういたしまして父様、父様のお役に立てたなら幸いです♪それで父様この後は先程仰ってた中央の坑道に実際入って視察なさるんですか?」

父様「あぁ、そうだよ、ファッブロ伯から聞いていたが一応“アダマンタイト“の鉱石をこの目で見ないとね」

 報告は受けていたようで実際に見てみることにしたみたい、父様はそう言いながらある程度離れた間隔で3つ開けられた坑道の入り口の中央にある坑道入り口に歩き始めた、父様の後ろをついて行くと入り口に先程のムキムキマッチョマンが立っていた、何故かポージングを決めながら・・・

ムキッ ムキッ

マッチョマン「先程はすいやせん ムキッ 、ご子息様 ムキッ、 申し遅れやした ムキッ、 私はこの中央坑道の ムキッ、 リーダーをしている ムキッ、ガンズと言います ムキッ、よろしくお願いしやす!」ムキムキッ シャキーン

 言葉の合間にマッスルポーズを何回も変えながら挨拶をしてきた、ムキムキマッチョマンのガンズさん、正直、視覚から来るポージングの嵐のせいで会話の内容がうまく頭に入らない、そのせいで うっかり「ムキムキさん」とか呼びそうになるのを必死に堪える

「今日はよろしくお願いします、…ガンズさん」

ムキムk…ガンズさん「はい!、ではこれを被ってついて来てくだせい!」ムキッ

 渡されたのは硬めの革で出来たテンガロンハットを被り (ヘルメット代わりみたいだ)ムk……ガンズさんの説明を聞きながら坑道内に入っていく、坑道の中は大人5人が並んで進んでも平気なぐらい広くとても涼しい、魔道具の灯りなのか比較的明るく照らされている、入って数十メートル歩いたところで、

「わぁ、凄く涼しーい、ん?、何かキラキラしてる?」

ム…ガンズさん「あぁ、それは銀鉱脈の残りみたいなもんで、もうそれ以上掘っても大して銀がでねぇと判断されてそのままにしてあるんで光に当たるとそこだけがキラキラ光ってるでさ」

「へー、綺麗ですね♪」

近くで見てみると壁の岩肌の表面はザラザラしていて銀色の所はキラキラ光っていてとても綺麗だった。

(おぉ、意外とザラザラしてる、でもこれをちゃんと加工するとツルツルした銀が出来るのかぁ、凄いなぁ~)

 と、のほほんと周りを見ながら父様達の後ろをついた行くと先程までとは違う質感の岩肌になってきた。

(うん?なんかツルツルしている?)

…ガンズさん「今まで銀鉱脈を追って東寄りに掘ってたんですが数ヶ月前に左の坑道から“ミスリル“が取れ出して来た頃から銀が減ってきたんで、金が出てる西向きに掘ってた道に採掘の人員を集中して掘り始めていると、今度は右の坑道から最近“プラチナ“が増えてきたんで“ミスリル“の時と同じで金が取れなくなるんじゃねえかって、
 それで全く別のルートの坑道を掘ろうとなりやして、今まで期待してなかった中央の直進ルート真南に向かって掘り始めましたら数メートルでこの変わった地質の岩肌が出てきたんでさ、その時に鉱物鑑定士に鑑定して貰ったら“ガラス質の岩“って出たもんでガッカリしてたら他の場所を鑑定していた鑑定士が“ブラックオニキス“を見つけたって言ったんでこれは期待が出来ると踏んで“ブラックオニキス“が見つかった場所を重点的に掘り進めたら期待通り“アダマンタイト“の鉱脈に行き着いたんでさ!」

「それがこの場所でさぁ!」と、手で指した場所にはダークグレーシルバー?のようなブラックシルバー?にも見えるかなり濃いめの黒色をした銀色の鉱物の塊が所々見えている壁があった。

(おぉ、燻し銀より黒いなこれが“アダマンタイト“かぁ…、結構あるねぇ、よほどココの魔素が多いのかな?・・・?、あれ?あそこら辺は“ブラックオニキス“かな?)

 “アダマンタイト“がある所より少し離れた場所に黒くツルツルした鉱物があるのに気づいた僕は観察しようとそこに近寄って行った。

「ガンズさん、コレが“ブラックオニキス“ですか?」

 と、ガンズさんに尋ねつつ指先で鉱物に触れると。

(ツルツルしてる…ん?・・・・え⁉︎、色が変わった⁉︎)

「え⁉︎」

 指が触れた場所からどんどん色が変わり、ツルツルした質感のまま真っ黒からキラキラとメタリックなブラックシルバーに変色していったのだ。

ガンズさん「あぁ、そこら辺は“アダマンタイト“になりきれなかった“ブラックオニキス“が残ってるんでさぁ・・・・・はぁ⁉︎」

 ガンズさんの声に驚いた父様達が振り返る頃には僕が触れていた場所の周りにあった“ブラックオニキス“が僕の指を中心に僕の身長と同じぐらいの大きな円状に全てブラックシルバーに変色していた。

父様「アトリー⁉︎」

「と、父様、ぼ、僕、ゆ、指でちょっと触っただけなんです…」

 あまりの事でビックリし過ぎてちょっと涙目な僕。

父様「あ、あぁ、アトリー、ゆっくり、指を離してこちらに来なさい、怖がらなくて良いよおいで」

*この時、一瞬だけ涙目のアトリーが可愛いと思ってしまった父・・・

 父様に言われるままそっと指を壁から離し急いで父様の方に駆け寄った、父様が腕を広げて僕を抱き止めてくれたことでホッとしていると、後ろから魔力が動くような感覚がして振り向くと変色した“ブラックオニキス“が僕が最初に触れた場所に引き寄せられるように動き出し集まり一塊になって壁から剥がれ落ちた。

バキッ ゴトンッ コンッ カラカラカラッ

 静まり返った坑道内に石の塊が落ちた音が響き渡った。

 大人達も突然の出来事で言葉を失っている中、僕が父様に抱き止められる寸前に肩から飛び降りていた夜月と天華が壁から剥がれ落ちた石の塊に近づき観察している。

(えぇ!、鉱石が勝手に動いた!こ、怖いっ!か、怪奇現象⁉︎・・・も、もしかしてコレって僕のせい?で、でも僕、指先でちょこっと触っただけだよ⁉︎)

 プチパニックを起こしてる僕をよそに大人達は特にガンズさんはゆっくり落ちている石を見ようと近づいていた、そこで先に石を観察していた夜月に睨まれ牽制されると大人しくそこで立ち止まった。

(ふぅえぇ~、な、何?何か や、やばいのソレ⁉︎近寄っちゃダメなやつ⁉︎)

夜月『落ち着けアトリー、コレは“アダマンタイト“だ、多分アトリーが触れた事で足りてなかった魔力が補填されて変化を起こしたんだろう』

(え、え?、ど、どう言う事?)

天華『アトリー様、鉱石が“魔鉱石“になる仕組みは知っていますか?』















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