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第2章 少年期
43話 しばしの別れ
しおりを挟む皆さん、どうもお早う御座います、僕です、今 僕は絶賛 幸福のモフモフフィーバー中です!
モフモフ モフモフ モフッモフ モフッモフ
今日は朝 起きると周りに昨日買って貰ったぬいぐるみに囲まれていて超ビックリ!その後は無意識に手が伸び抱きついてモフモフを堪能しているのです!
その中に“神獣“の皆んなも一緒に紛れ込んでいて気づいたら皆んなに顔を舐められてしまっている。
ペロペロ ペロペロ ペロペロ
「ふふっ くすぐったいよ~皆んな、えい!捕まえた!」
ギュッと抱いて捕まえたのは1番ペロペロ舐めていたジュールだ。
ジュール『あははっ捕まっちゃった~あははっ、アトリーちゃんお早う!』
「ふふっ お早う皆んな!しかしこれは皆んながしたの?」
周りにあるぬいぐるみを見ながら聞くとぬいぐるみの間から夜月と天華が出てきた。
夜月『お早うアトリー、これは私達がした訳ではないぞ』
天華『ふふっお早う御座いますアトリー様、これをなさったのはお母君ですよ』
「母様が?・・・ふふっ嬉しい!」
バフッ モフモフ モフモフ。
大きな熊のぬいぐるみにダイブしモフモフを堪能していると。
コンコンッ
「失礼します、アトリーお目覚めですか?」
ソルが朝の支度を手伝いに来たようだ。
「お早う、ソル!・・・あ!もうこんな時間⁉︎、今日の朝の鍛錬まだしてない!」
ソル「お早う御座いますアトリー、昨日はお休みになったのが夜遅かったとの事で朝の鍛錬は中止するようにとカイルさんから言い付けられておりますので大丈夫ですよ」
「うん、ごめんね ソル 日課の鍛錬できなくて僕が起きるまで暇だったでしょう?」
ソル「気にしないで下さい、今日はカイルさんのお仕事の見学をさせて頂いたので暇ではなかったですから」
「そう?お仕事の見学って何を見学してたの?」
ソル「カイルさんの執事としての朝の旦那様のお支度の様子など見学していました」
「そうなんだ、じゃあ父様はもう起きているんだね」
ソル「はい、旦那様は朝に届いたお手紙の確認や書類の処理をなさっておいででしたよ、さぁアトリーも寝台から出て朝の支度をしましょう」
「うん、分かった今日は皆んな帰っちゃうからシャキッとしなきゃね!」
今日は皆んなのお見送りしなきゃだからみっともない格好はしないようにしないとね、と気合を入れつつ朝の鍛錬ができなかった事を少し残念に思いながらベッドから降り隣の部屋に移動した。
いつもの朝の体術や剣術の基礎体力上昇の鍛錬、要はランニングや筋力トレーニングを5歳の時から欠かさずしているのだが領地を出てからはちゃんとした鍛錬はあまり出来てはいない 。
前世でランニングをした事もなく軽い筋力トレーニングをするぐらいの僕が転生して若い7歳の肉体になって体を動かすのが軽く、思った通りに動くので鍛錬をやればやる程 体力が向上するのが分かって楽しくて仕方がなくて、若さっていいなぁと思いながら今では早起きしてソルと競うように鍛錬をするのが日課となっていた。
用意されていた水桶で顔を洗いシャッキリすると不意に前世を思い出していた。
(や~前世はちょい引きこもりオタクアラサーだった僕がこんなに運動にハマるとは思いもしなかったよ、やっぱり若さかな?まぁそれでも前世でも脚と腕の筋力だけはついてたからな~あと握力ね)
ジュール『?、なんでそこだけ?』
(あぁ、そこはねぇ子供を持つお母さん達は強制的に鍛えられちゃう所なんだよ、まぁ“私“は子供産んだ事は無いけど…)
ジュール『子供を持つお母さん?』
(そう、子供を持つお母さん、お母さんは子供が生まれたら いつも抱っこやお買い物なんかで大きな荷物持ったりするから腕や脚の筋肉を結構使うんだよ、それに子供を落とさないように手に力が入って握力も使うからね、子供を育てていると無意識に鍛えちゃうんだよ)
ジュール『じゃあ、アトリーちゃんも子供を育てたの?』
(うーん、育てた とまではいかないかも知れないけど、歳の離れた妹達や弟の世話はしてたかな?後、姉や成人した妹達の子供達を預かったりしてたから私もいつの間にか鍛えてた感じかな?)
「あ、服の用意 有り難う ソル」
顔を洗い終えて服を着替えようと移動したらソルが用意してくれた服があってお礼を言いながら着替え始める。
ジュール『へ~凄いね子供をいっぱい面倒見てたんだね!だから昨日の泣いてた女の子の相手にするの上手だったんだ!』
天華『それにしても子育てでそんなに筋力が鍛えることができるものですか?』
(うん、子供の相手は慣れてるのはその通りなんだけど、子育てって意外と大変なんだよ~乳児を連れたままのご飯の買い物や寝ている子供を起こさないように素早く洗濯に掃除とか色々やる事は多いし、6歳ぐらいの子供が甘えて飛びついてくる時もあって落とさないようにしっかり受け止めたりとか6歳の子供って意外と重いからね、僕なんて前世での全盛期の20代の時は30キロの米袋二つ持ったりしてたからね、握力も死ぬ前の30代で50キロの握力トレーニングの道具で握って鍛えたりもしてたよ)
着替えが終わった頃に専属の皆んなが部屋に来て今日の髪型会議が始まるそれを鏡台前の椅子に座って髪型が決まるのを待ちつつ天華と会話を続けた。
天華『そ、それは凄いですね、子供1人育てるだけでそんなに鍛えられるんですね…』
(あ、違うよ1人ぐらいだったらそこまでいかないってww、僕が面倒見てた数か数だからそこまでいったんだと思うよ、だって妹達に弟、甥っ子姪っ子はたまた従兄弟の子供合わせて9人だね知り合いの子供まで入れると10人以上になるよ、それに従兄弟の小さい時も含めたり仕事で相手してきた子供を入れると人数は30人は軽くこすんじゃないかな?多分)
天華『・・・いや、多すぎでしょう、でも それならその筋力には納得しました』
(あははっ流石に1人ぐらいじゃ30キロの米袋二つは無理だよ~まぁ中にはそんな強者のお母さんがいたかもしれないけどね、でも案外 筋トレは嫌いじゃなかったみたい今は体が小さいから無理はできないけど15歳くらいになったら腹筋を6つに割ってみたいなぁ、憧れるよねシックスパック!前世の姉が挑戦してたし、てか 成功したのかな?姉さん)
夜月『・・・するのは良いが無理だけはするなよアトリー、程々が1番だ』
(うん、分かってるよ 夜月、程々に鍛えるから!)
無理のない範囲で目指せシックスパック!と、気合を入れている間にソルや専属達の手により髪のセットが完了していた。
「今日も素敵な髪型にしてくれて有り難う皆んな♪」
皆んなにお礼を言っていると朝食の用意ができたと知らせが来てそのまま昨日と同じく大広間に移動した、聖獣の皆んなはいつも通り私が抱っこして移動し大広間に着くとイネオス達の家族と父様と母様が既に来ていた。
「「皆さん お早う御座います」」
ソルと2人で全員に朝の挨拶をして指定された席に着くと正面のイネオス達が少し元気が無い。
「皆んなお早う、どうしたの?元気がないね?気分が悪いの?」
イネオス「お早う御座いますアトリー様…、気分は悪く無いです、ただ今日もう帰るのが寂しいだけです」
イネオスの寂しいと言う素直な返しに可愛いなぁと思いながら頬を緩めていると。
ソル「僕も今日 皆んなが帰ってしまうのが寂しいです…」
と、珍しくソルも素直に心の内を話す、周りのテンションがガタ落ちしてしまったのでなるべく明るい声で皆んなに話しかけた。
「皆んな、そんなにしょげないで、僕も皆んなが今日帰っちゃうのは寂しいけど一生会えないって事はないんだから、今度また会う時を楽しみにして今日は笑顔でまた今度ってお別れしようよ」
ねっ、と皆んなに言い笑いかける。
「それに今度会う時 皆んながどれだけ魔法を使うのが上手くなったか見るのが楽しみだな、他にも色んな事を出来るようになってると ビックリすると思うし昨日も言ったけど僕も色んなこと出来るようになりたいなぁ」
そう言うと皆んなが、
イネオス「昨日言ってた事は本気だったんですね⁉︎」
ベイサン「今でも十分色んなことができてますよね⁉︎」
へティ「アトリー様は探究心が凄いですね!」
ソル「あまり危険なことはしないで下さいよ」
と、最後は少し失礼なことを言われつつ、(僕はマッドサイエンティストじゃ無いやい)
ワイワイ会話したその時には皆んなは先程みたいな暗い顔をしておらず次に会った時は出来るようになった事をお披露目すると言って笑顔で話していた。
(うんうん、皆んな元気になって良かった!)
ジュール『おぉ、皆んな笑顔になったね!』
夜月『これも、前世で子供を見ていた時の経験の賜物か?』
(あははっそうだねぇ、これぐらいの歳の子供って新しい物や目標があると意外とすぐに機嫌が治るものだからね、まぁ場合によるけど今回は別れるのが寂しいってだけだったから次回会う時の楽しみを教えてあげれば良いだけだったから楽な方だよ、これが頑固で我儘な子供だったら上手くは行かないけどね)
天華『皆さん、素直で良い子ですからね』
(そう言う事♪、さて、この機嫌が良いままお別れできるといいな…)
天華『そうですね』
皆んなの楽しく会話をしている様子を眺めながら自分も笑顔で会話に入り楽しんだ、その後は他の家族が揃い食事を初め食べ終わったら食後のお茶をゆっくり取りイネオス達は帰りの準備があるので部屋に戻った、部屋に戻るときは笑顔で「後で」と手を振り出ていった。
その間 私達は家族用のリビングでゆっくり待つことに。
「そう言えば、母様、今朝 起きたら周りがぬいぐるみだらけなのにすごく驚きました、けどモフモフの手触りが気持ち良くてうっかり二度寝しそうになりましよ」
母様「ふふっ、驚いてくれたのね悪戯成功ね♪ふふっ」
父様「ふふっ、良かったねシリー、アトリーそんなに手触りが良かったのかい?」
「はい、一度抱き締めたら手放しづらかったです」
今朝の感触を思い出していると少し物足りない気がして後でまたモフモフを堪能しようと思った。
父様「そうか、それなら少しは気がまぎれるかな?」ボソッ
父様が聞こえるか聞こえないかのギリギリの所で呟いたのが聞こえてしまった僕は視線を父様に向けたら目があった、父様は聞こえてた事に少し気まずい顔をした後。
父様「2人とも今からの見送りは大丈夫かい?」
と、父様が気遣って声をかけてくれた。
「少し寂しいけど、またいつかは会えると思いますから僕は大丈夫ですよ、手紙のやり取りもする約束ですし」
ソル「僕も少し寂しいけど平気です」
ソルもどうやら笑顔でお見送りができそうだ、父様は僕達の雰囲気が沈んでない事に安堵して穏やかに微笑んだ。
父様「そうかい、偉いね2人とも予定が合えばまたいつでも皆んなに会えるよ、その時はまた皆んなで楽しく過ごしなさい」
「「はい!」」
元気よく返事をしたら家族に褒められて照れているとイネオス達の用意が済んだと知らせが来て皆んなで玄関までお見送りする事に、
玄関に着くとイナオス君達家族が荷物を使用人達に渡して馬車に積み込んで貰っていた、僕達が来た事に気づいたイネオス君達が家族ごとに並んだと思ったら。
イネオス父「この度は色々と気遣って頂き大変お世話になりました」
と、イネオス君達皆んなが頭を下げてきた。
父様「頭を上げてください、それに急に提案したのにも関わらず快く承諾して頂いた事にこちらも感謝しています、今後もよければ当家の子供達と仲良くして下さい」
イネオス父「こちらこそ、ご迷惑でなければ今後も宜しくお願いします」
頭を上げた皆んなと笑い合い父様とイネオスの父親ブラーブ殿が互いに握手して和やかな雰囲気で挨拶を交わしていた、僕達も互いに別れを惜しみつつ朝食前の約束通り再会する時の目標を宣言した。
イネオス「今度会うまでに剣の実践訓練と魔法が使えるように頑張ります!」
ベイサン「僕も剣の鍛錬と魔力の鍛錬 頑張ります、後 勉学もイネオス達に追いつくように頑張ります‼︎」
へティ「私は魔法の鍛錬に力を入れます、それと草花に興味があるので薬学にも挑戦したいです!」
ソル「僕も魔法が使いこなせるように頑張ります!」
「僕は新しく買って貰った剣を使いこなせるように頑張る!」
皆んな宣言した後はニカッと笑い合って。
「次会うまでのお楽しみだね!でも無理はしないでね?」
「「「「はい!」」」」
と、元気な返事を貰って嬉しくなって満面の笑みで、
「ふふっ約束だよ♪」
ボッと音がしそうな程 皆んなの顔が一気に真っ赤になった、首を傾げながら大丈夫か聞いたら大丈夫と返ってきたが赤みが引かない顔を手で仰いでいた。
(風邪かな?一気に顔が赤くなるなんて変な奇病じゃ無いよね?)
と、明後日の方に思考が飛んだがソルが比較的早く顔の赤みが引いて心配いらないと言うので多少納得できないが頷いておいた。
イネオス父「子供達も色々な意味で成長できそうです、機会がありましたら また子供達連れてお伺いさせて下さい」
父様「えぇ、いつでも待ってますので連絡ください」
大人達も挨拶を終える頃には馬車に荷物を積み終わって後は人が乗るだけの状態になっていた。
イネオス父「では、そろそろお暇させて頂きます、皆様有り難う御座いました。」
僕達もイネオス達に別れを言い皆んなが笑顔で馬車に乗り込むみ窓から手を振ってくれたので振り返した馬車が出発して屋敷の門を出るまでずっと手を振り続けた・・・・
父様「さぁ、中に入ろうか、アトリー・・・・・よく我慢できたね」
母様「最後まで笑顔でお見送りできて偉いわねアトリー、だから我慢しなくても良いのよ」
父様に抱き抱えられて母様に頭を撫でられると目から涙がポロポロ流れてきた、腕に抱きかかえていたジュールに流れた涙を舐められても次から次へと涙が溢れ出した。
自分が思っていたより一時期の別れであっても仲良くなった友達との別れは僕の心の中では大きな寂しさとなっていたようだ。
「「うっう~っ」」
僕と一緒にソルまで泣き出してしまった、ソルもまた心の中で大きな寂しさを抱えていたようだ、ソルもセラスさんに抱き抱えられて屋敷の中へ、リビングに入り僕は父様からソファーに座った母様に渡されて落ち着くまで背中をさすられた。
「グスッ…ごめんなさい母様、衣装が僕の涙で濡れてしまって…」
(ううっ、恥ずかしい皆んなの前で泣くなんて…)
十数分後やっと涙が止まり家族皆んなの前で大泣きしてしまったのが恥ずかしく思った、その上 母様にしがみついて泣いていたことで母様の服の肩辺りがしっとり濡らしまっていた事に申し訳なさも加わってしまった。
母様「ふふっ、良いのよアトリーすぐ乾くから気にしないで、さぁいっぱい泣いて喉が渇いたでしょう?お茶を飲みましょう」
「グスッ、はい、頂きます…」
母様の背中さすりでうっかり寝そうになったけど、なんとか耐えて息を整えて周りを見ると向かい側のソファーに座っているソルも泣き止んでいたが少し目の周りが赤くしながらお茶を飲んでいた。
両親以外の家族はお茶を飲みつつ僕達を優しい笑顔で見つめていた、いつも僕の肩に乗っていた夜月や天華は父様の肩や頭の上に乗っていて腕に抱いていたジュールはいつの間にかカミィ姉様の膝の上で寛いでいた。
僕は母様の膝から降りて隣に座ろうとしたら母様が膝の上の僕をもち上げて前を向かせてまた膝の上に乗せた。
「わっ、母様?」
母様はニコニコと笑いながらそっと僕のお腹周りに手を回した。
(あ、はい、膝から降ろす気はないんですね母様…)
少し恥ずかしく思いつつも今日は大人しく母様に甘えておこうと思った、そしていつの間にかお茶を入れて僕の前に持ってきたリアさんに礼を言いゆっくりお茶を飲んで一息つくと。
父様「アトリー、もう大丈夫かい?」
「はい、父様だいぶ落ち着きました」
父様「アトリー、寂しい気持ちを閉じ込めすぎるのは良くないから今のように家族にだけでも悲しい時や寂しい時にちゃんと泣くんだよ」
と、優しく頭を撫でられながら言われて家族の前なら泣いても良かったんだったと改めて思い出した、今世の家族も優しく温かな人達なので迷惑をかけてはいけないと心の中で気を張っていた所があった事を今 気づいた、前世では家族でそれはもう大声で泣きながら喧嘩していた事も思い出して自分が気を使いすぎていたんだなと反省した。
「はい、父様 有り難う御座います♪」
父様「ふふっ、いつでも皆んなアトリーの味方だからね」
「はい!」
父様は優しく笑ってくれた、それから暫く今朝のぬいぐるみの件や明日の帰りの話などをしていると父様が思い出したように。
父様「あ、そうだアトリー、アトリーは“鑑定“のスキルを持っていたよね?」
「?、はい、持っていますが」
父様「その“鑑定スキル“は魔道具に付与できるかい?」
「え?」
父様がいきなりそう聞いてきた。
(“鑑定スキル“?・・・あ、“特殊スキル“って付与できたっけ?・・・・)
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