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第2章 少年期
26話 騒動の予感… 衛兵小隊長:アンラーゲ・ノブル・ナビール 視点
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時は遡り…ブルージル王弟殿下と“ヴィカウタ子爵“の屋敷で別れて容疑者6人を王城にある衛兵総本部にある留置場に連行した後の出来事である。
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衛兵小隊長:アンラーゲ・ノブル・ナビール 視点
私は今、今まで無い緊張した面持ちで“衛兵総隊長“に今回の捕縛者と捕縛の理由の詳細を報告している最中だ。
「・・・・・・っと、言うことで“不法侵入及び器物破損“の容疑で“アロガイン侯爵“他、伯爵当主2名と“侯爵“に雇われたと主張しているCランクの冒険者3名を拘束し、留置場に収容致しました」
衛兵総隊長「・・・分かった、後はこちらで手続きするお前はもう下がれ」
「は、はっ!では失礼します!」
いつもなら「本当か」とか「誤認ではないか」とか 嫌になるほどしつこく何度も聞いてくる総隊長が今回に限ってあっさり退出を許されて不思議に思ったと同時に不審に思った、私は総隊長の執務室のある3階から衛兵達の食堂 兼 休憩所がある1階に移動して、先程まで一緒に業務を遂行していた小隊の仲間達を発見し、彼らが休憩しているテーブルに近寄り周りには聞こえないように小声でついさっき総隊長の執務室であった事を話すと。
ケニー「えぇ!あの総隊長がすぐに隊長を下がらせた⁉︎」
「こら!声が大きいいぞ!ケニー!」
ケニー「あ!、すいません…隊長」
いつも反応が大げさなケニーが申し訳なさそうに謝罪した。
「気よつけろ、どこで“あいつ“と繋がっている奴が聞いてるか分からんのだから」
ケニー「はい、で、総隊長は今 何いてるんですか?」
警戒したように周りを見渡し最後に視線を階段の方に向けた。
「さぁ、分からない がその事でみんなに相談がある」
ダミアン「相談?なんでしょうか?」
少し周りを気にしながら要件を聞いてきたダミアン。
「今日の仕事はもうこれで終わりなんだが暇がある者だけでいい少し手伝いをしてほしい」
リット「手伝い?いいですよ俺、今日は暇なんで♪」
すぐに了承してくれたリットは少し楽しそうだ。
「おい、リット 少しは内容を聞いてから返事をしてくれ頼むから、心配になるだろう?」
エリック「そうだぞ リット、ちゃんと内容を聞かないとお前はすぐヘマをするんだから、ついでに言うと俺も手伝いますよ隊長、で 何しましょうか?」
ニヤニヤしながらリットをからかうエリック。
リット「うるせえぞエリック、やる事がすぐに分かったから返事したんだよ」
少し怒った風の口調で言い返すリックの顔はエリック同様ニヤけている。
ダミアン「2人とも話が進まないからそこまでにしてくれ、で 隊長、何を手伝いましょうか?」
「いいのか?ダミアン分かってはいると思うが今から手伝ってもらう事は事と次第によってはお前の家に迷惑がかかる事になるぞ?」
ダミアン「構いませんよ、うちの親がこの場にいたら同じようにしたと思いますから」
私の小隊の兵達の中で親が爵位持ちの貴族が私を含め3人いるその1人がダミアン・ノブル・カルムだ、共にしがない下位貴族の三男などで実家の後継でない私達は国に仕える衛兵として準貴族席を保っているが貴族と言っても普段の生活は平民の中流家庭とそう変わらない生活水準だ、なので同じ隊にいる隊員とはよく話が合う。
「・・・そうか 分かった、…他に手伝ってくれる者はいるか?」
そう聞くと他の3人も手伝ってくれる事になった。
ジャン「俺も手伝うっすよ隊長、俺は何したらいいっすか?」
付き合いの良いジャンが少し緊張気味に聞いてきた。
「まぁ気づいていると思うが今日は様子のおかしい総隊長を少し“観察“しようと思ってな」
ゼフ「“観察“?」
言葉少なに聞いてきたゼフは小隊のもう1人の貴族だ“
「あぁ、一応今のところは名目上として“観察“だ、まぁ総隊長1人に対して7人は多いいから少し人数を分隊に分けて“観察“しようか、
私を含めた3人が総隊長の“観察“で、後の4人がさっき連行してきた“侯爵達“を留置場の中と外に2人づつ別れて“観察“してくれ」
ケニー「隊長はやっぱりあの“侯爵達“が総隊長の変化に関係あると思ってるんですね」
「そうだ、じゃなかったら今頃 俺はまだ総隊長の執務室の中で総隊長の嫌みな質問攻めにあってるはずだ、少なくとも10分は続いたはず、
なのに今回は何も無しだどう見てもおかし過ぎる、それにあの噂かなり信憑性が高いと思うんだよ」
ジャン「あー、あの噂っすね俺も事実なんじゃと疑ってたんっすよね」
ケニー「確かにかなりに怪しいんですよね総隊長、いつも貴族の若い子息達が何かやらかしたら担当した奴から根掘り葉掘り聞き出して、被害者側にも落ち度があるとか言って無理やり和解させたりしてるんですよね、特に被害者が平民だったりしたらなんかすごく高圧的な態度で対応したりして訴えを取り下げさせてたりしてるって聞きました」
俺達の勤めている“王都治安維持衛兵隊“は主に5つに別れて名前の通り王都の治安維持を担っている、
まず王都を東西南北で4つの区画に区切りそれぞれの区画に約300~500人の中隊規模の衛兵がそれぞれの区画を警備巡回しながら治安維持に勤めている、そして東西南北の区画の大道理沿いの中間地点に各部隊の衛兵詰所が存在し衛兵の大部分がそこで業務に従事している。
俺達は普通の衛兵隊とは違い担当している区画が王城を取り囲むように存在するいわゆる“貴族街“を警備巡回する仕事だ、なので他の警備隊とは異なり王城に衛兵詰所が存在する、この“本部“は東西南北の衛兵隊を含むすべての衛兵隊の総本部にもなっている。
そしてその総本部の責任者が先ほどから話題に上がっている“総隊長“なのだ、その衛兵隊の総責任者の“総隊長“は以前から黒い噂が絶えない人物で、
噂の内容は多種多様だが一貫して分かっているのが一部の貴族達に対して優遇措置をしていると言うことだ。
本来 役職上そんな事は許されない、全ての市民と貴族の犯罪を法に照らし合わせて 平等に捜査し必要ならば貴族でも問答無用で捕縛、拘束しなければならないのに ここ最近の若い貴族令息の起こしたとされる暴行事件や迷惑行為などの被害届が出されては取り下げられると言う事が立て続けに起こっていた。
理由は被害届を出した本人が被害届を出した数日後に自ら被害届を取り下げにくると言う奇妙な行動に出ていた、その行動が事件を起こした加害者側の貴族家が被害者本人と話し合い金銭で解決したから取り下げたのか、
はたまた、例の“総隊長“が加害者側の貴族から賄賂をもらい 被害者達に証拠不十分だから事件が立証はできないだから無駄に被害届を出すなと圧力をかけて取り下げさせていると言う噂が出回っていた。
*貴族家が話し合いと謝罪した上で金銭などで円満に解決したと言う事は多々あるので不思議では無い。
賄賂をもらい証拠不十分を理由に被害の訴えを取り下げさせるのは法律違反だ、そもそも俺達の仕事はその訴えが事実か調べるのも仕事の内で、訴えがあってから証拠を探すのが通常なのだから。
もし噂が事実なら“総隊長“は“職務規定違反“で逆に捕縛対象になるのだから、だがそれを行ったとされる証拠や証言もないので疑わしいだけでは人事の上層部も“総隊長“を捕縛できないでいるらしい。
「そうだ その事で今回の“侯爵家“の事件はどう見ても被害者側に証拠不十分だからと圧力をかけて事件をもみ消すことなど出来はしないはずだ、なんせ証拠を提示する人物があの“王弟殿下“だし証拠自体も偽装などできない高価な“記録の魔道具“だからな、だが…もし“侯爵達“と“総隊長“が裏で繋がっていてその事でなんとしても“侯爵達“を釈放しなければならない事になったら…、“総隊長“がどんな手使うか分からないから“総隊長“を“観察“しておこうと思っている、
だがもし“総隊長“が明らかな“職務規定違反“を犯したのを現任したときは俺は全力で阻止する、お前達はその事をすぐさま王城の上層部に知らせて援軍を呼んでくれ」
ダミアン「隊長…」
「大丈夫だ、これでもお前達の隊長だぞ、それに魔力も強い方だからな、そこそこ足止めはできるさ、だから早く援軍を連れて来い 分かったな」
「「「「「「了解!」」」」」」
全員が返事をしたのを確認した後 隊を分け それぞれ“観察“の対象がよく見え相手からは気づかれない所に移動し 様子を見るために待機した。
俺はリットとエリックの2人と本部三つにある“総隊長“の執務室につながる階段が見渡せる位置にある休憩所の端で2人と会話しながら階段の方を“気配感知のスキル“で伺っていた。
エリック「しかし、“総隊長“降りてくるの遅くないですか?」
リット「ん?なんでだ?エリック」
エリック「リット、お前やっぱり衛兵職務規定ちゃんと呼んでないのかよ…、貴族が悪さして捕まえた時は1番に“総隊長“に報告するだろう?」
リット「あぁ、そうだな、それは知ってるぞ、それが“総隊長“が降りてくるのとどう関係があるんだよ?」
エリック「まぁ俺達には直接関係ないが今回みたいに“侯爵“みたいな高位貴族が捕まった報告を受けたら“総隊長“は何をするより先に上層部の偉い人に報告しなきゃならないんだよ、高位貴族が犯罪を犯した時はどうしても周りに影響が出るから高位貴族の身柄を王城内に移して厳重に監視して慎重に調査しないといけないからな」
リット「ふ~んそうなのか、面倒くさいな」
エリックに言われて思い出した俺は自分のミスに気づき、少し焦った。
「!、俺も最近こんな事ないから忘れてた、これは やばいな、おい、2人のどちらかすぐに王城の騎士捕まえて上層部に緊急だと伝えろ!」
エリック「!、何をですか隊長」
「“総隊長“が罪人を逃す可能性があると…、いや、逃したと伝えろ!」
リット「えぇ⁉︎良いですか、そんな嘘ついて!」
「大丈夫だ嘘にはならん!何故ならさっきの報告をするのに大体は捕縛した隊の隊長と一緒に行って上層部に報告しに行かなけれならないはずだ、
俺が今まだここにいる事自体もう規定違反に近い!」
「「‼︎」」
「分かったらどちらでも良いから早く王城に行って知らせてこい!俺は“総隊長“執務室に行く残ったもう1人は他の奴らにこの事を知らせろ!いいな‼︎」
矢継ぎ早に指示を出し階段に向かおうとした時、気配感知に反応があった。
「!」
急に止まった俺に話しかけようとした2人に静かにする様に合図を出すと2人は口を閉じ階段の方を注視した、
そして三つある階段の中央階段から次第に人の気配が上から降りてくるのを感知し出した俺は2人にそこで待てと手で合図し押し止まらせた、降りてくる気配が誰かまでは判別できない俺はゆっくり降りてくる気配を感じながらいかに自然に相手を確認できるか考えていた。
(仕方ない、階段前を横切って確認するか?だが、不審に思われて逃げられると厄介だ…)
「よし、リット、お前今すぐ城に行きさっきの事を実行してこい、エリックは俺と少し会話しながら中央階段前を通過して降りてきているのが誰か確認後、他の奴らにこの事を知らせろ、その後そのまま全員と合流して留置所入り口が見える場所で隠れて待機、
俺は確認後 相手が“総隊長“なら声をかけ時間を稼ぐ話の種が尽きたら密かに尾行するが、多分行き先が留置場のはずだ待機している時に“総隊長“が現れた場合無理しない程度に引き留めろ相手が強行突破しようと場合は遠慮せずにこちらも応戦しろ、いいな」
小声で指示を再度出すと2人は黙って頷いた。
「では、リット行け!私の名前を出しても構わん!」
リット「了解」
小さく返事を返したリットは急いで本部から出て行った、それを確認後 俺はエリックに手で合図しゆっくりと歩き出した。
「エリックすまないな付き合わせて」
エリック「大丈夫ですよ隊長、気にしないでください、それにリットは足が速いですからね」
小声で今から取る行動は場合によるとかなり危険な行為になることを謝ると、エリックは気にするなと笑顔で言ってくれた、その後はたわいの無い会話をしながら中央階段から降りてくる人の気配に合わせて階段前で鉢合わせるように歩く速度を調節しゆっくり歩いた。
そして丁度、人の気配が階段を降りきった時に俺達が階段前に差し掛かって相手を認識することができた、そこにいたのは腰に普段は装備していないロングソードを装備し、手には見慣れないマークが刻まれた魔道具らしき物を持った“ユチンダ・ノブル・ボージエ総隊長“が歩いてきていた。
その時 俺はすぐに“総隊長“の格好に違和感を覚え、エリックに目で合図を送りその場で別れ“総隊長“に用件がある風に話しかけた。
「あ、総隊長すいません、今 お時間大丈夫でしょうか、勾留中の“侯爵達“と一緒に捕縛した3人の冒険者の事についてなんですけど」
と、話しかけると 眉間に皺を入れ嫌そうな顔をしながら返事が返ってきた。
総隊長「なんだ!、今忙しいんだ 冒険者ごときの事でわざわざ私に話しかけるな!」
少しイライラしながら帰ってきた返事に怯まずに エリックの気配が本部を出た辺りで走って留置場に向かうのを感じながら会話を続けた。
(時間を稼がなければ)
「そう言わないで下さいよ総隊長、あいつらの1人が王弟殿下の投げたナイフに塗られてた麻痺毒からまだ回復してなくて話が聞けないので他2人に話を聞いていたら“侯爵“の指示で物を壊したのは本当だが、不法侵入の事は“侯爵達“の後ろをついて行っただけだから自分達は知らなかった、なんてほざいてまして、
この場合どうしたら良いのか総隊長にお聞きしようと思って、これはアレですかね冒険者達は“侯爵達“に騙された事になるんですかね?それとも自己責任で不法侵入の罪に問われるんですかね?どう思います?総隊長」
この話は事実でここまで連行してくる間に奴らが喚いていた事だ。
総隊長「はぁ、そんな事をほざいていたのか?大体 屋敷内で奴らは器物破損行為をおこなっていた時点でその子爵家の招かざる客になっていたんだから不法侵入の罪に値するのは当然だろう?これくらいの判断もできんのか貴様は!」
「はぁ、すいません しかし奴らが“侯爵達“の名前を出して そう言ってくるんで 逆らえなかったと言われてしまってはどっちの言い分が正しいのか分からなくなってきまして、これは一旦 総隊長に話してみたら頭が整理できるかなっと思いまして、お手数おかけしてすいません、あ!、後ですね」
総隊長「まだ何かあるのか!」
「すいません、後もう少しだけお願いします総隊長」
その後ものらりくらりとその時に総隊長に聞かなくてもいい話や世間話をしていたが、
総隊長「良い加減にしろ!私は忙しいと言ってるだろう!退け‼︎」
ドンッ
とうとう総隊長が痺れを切らして会話を無理やり終わらせて本部の外に出て行ってしまった。
通常 衛兵隊の業務を行う詰所と留置所は一緒の建物にあるのが一般的だがこの王城敷地内にある衛兵詰所は二つの建物で構成されている、
一つは地上三階建ての大きめの今いる詰所は衛兵隊の総本部も兼ねている、この建物内では他の区画の衛兵も様々な手続きで訪れるため他の区画の衛兵達の業務と混じらないようにこの建物には貴族街の衛兵達の休憩所や食堂はあるが留置場や貴族街の衛兵達の事務仕事をする場所は隣にある“貴族街衛兵留置所“通称“留置所“と呼ばれるもう一つの建物にわざわざ分けられて入っている。
休憩や食事以外は“貴族街衛兵留置場“内で仕事をしていることが大半だが、どうしても直属の上司である“総隊長“に用がある時は“衛兵総本部“の通称“本部“に来て話さなければならないのである。
その本部内で“総隊長“が武器を装備していることはほとんど無いのに今あった“総隊長“はロングソードを装備して外に出ていった、しかも怪しげな魔道具も持って・・・
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