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第2章 少年期
8話 噂のアメトリン様 メイド:オルガノ視点
しおりを挟む皆様、初めまして私の名前はオルガノ・ノービレ・シャトンと申します。
この度、デューキス公爵家のご子息“アメトリン・デューキス様“の専属メイド候補として お仕えできる日がやって来ました。
今までもデューキス家の王都のお屋敷で実の両親共々お仕えしていたのですが 、
3年ほど前に遠縁に当たるデューキス家御当主様の専属 執事 兼 従者のカイル・ノブル・シャトン様の養子としてシャトン家の名を名乗る事となりました。
その時点でアメトリン様の専属メイド候補としてのお話がありまして、
それ以来 アメトリン様のメイドとして恥ずかしく無いようにと日々の研鑽を積んでまいりました。
そして今日、初めてアメトリン様とお会いすることができると 今 大変 緊張しております。
その肝心のアメトリン様は様々なお噂の絶えないお方で、デューキス家内のお噂と世間一般のお噂の差があまりにもかけ離れている事で人物像がとても不確かなお方だと王都の使用人達の中でも話題になる程です、
もちろん私はデューキス家のご家族様達がお話になっているアメトリン様が1番ご本人に近い人物像なのでは?と思っております。
世間一般でのアメトリン様のお噂は、
いわく、少々お勉強がおできにならないのでは?
いわく、ご病弱で有られるのでは?
いわく、ご容姿がご家族の誰にも似てらっしゃらないのでは?
いわく、魔力が殆んどお有りにならないのでは?
など様々なよく無いお噂を囁かれておられます そしてご家族もこれを大々的にご否定なされる事はございませんでした、
代わりに私達にアメトリン様の素晴らしいところを色々とお話しして下さいます。
いわく、とてもお勉強に熱心で家庭教師も必要ないほどだとか。
いわく、とても活発的で剣術の基礎を5歳のお誕生日前に履修済みになられたとか。
いわく、奥様に似て天使の様にお可愛らしくとても綺麗な瞳をなさっておいでだとか。
いわく、魔力が膨大すぎて魔力制御の魔道具でなく魔力封印の魔道具をご使用なさっておいでだとか。
この様に世間一般のお噂と真逆のお話なのですが、私がご家族のお話を信じる理由は、
まずご家族様がこの様に褒めちぎっておいでのアメトリン様ですが、わざわざ 私達 使用人にすぐバレるような嘘をつくことはなさらないと言う事です。
その様な事をしても意味も御座いませんからね。
それに毎年のように、大量の専門的な本や難解な魔道具のパズルをご用意されて 領地のお屋敷にお誕生日のプレゼントでお贈りになっておいでですから、
この大量のプレゼントを先程 述べた世間一般でのお噂の様な方でしたら、貰ったとしてもお喜びにはならないでしょう。
私は多少大げさにお話されておられるでしょうが、ご家族のお話しされるアメトリン様が1番ご本人に近いと思っております。
そんな お話の中でのアメトリン様は素晴らしいお子様なのは分かりましたが、実際にお会いするまでなんとも言えないのも事実です。
なので、今 デューキス家のご家族や他の使用人とお屋敷の正面玄関前でアメトリン様ご本人が乗った馬車が到着するのを緊張の面持ちでお待ちしているのです。
お待ちすること数分、公爵家の紋章入りの馬車が門をくぐり正面玄関前で停車しました、
貴族特有のいつも通りのやり取りの後 最初に公爵家ご当主が次に公爵家夫人がお降りになって最後にご当主様が手を差し伸べられ出てこられたのが、
「「「「「ツ!」」」」」
周りの使用人全員の息が詰まる音が聞こえました、
控え目に言って“天使“でした。
初めて見たアメトリン様は、
細くすらっとした体型に 色素の薄い白い肌、綺麗に真っ直ぐな白銀の長い髪、
長いまつ毛に大きく二重の愛らしい瞳は左右の目の色が違いそれぞれが お名前の通り濃ゆい紫に黄色い模様が少し入った左目に濃ゆい黄色に紫の線が入った右目
どちらも綺麗な宝石の“アメトリン“と言っても過言では無いくらいの透明度、
まさに天使の様な愛らしさと美しい瞳のお子様でした。
アメトリン様は先程の音を不思議に思ったのかお首を傾げられて、またその仕草とお顔がなんとも可愛らしさが増したような破壊力がありました。
「「「「「グッ!」」」」」また周りの使用人達が感情を堪える音が聞こえました。
この音にも不思議がられてらしたアメトリン様は 先代公爵家ご当主様が呟きになられた言葉に反応して、気になされるのをお辞めになられました。
この時この場にいた使用人全員がホッとした事でしょう、後もう少し遅かったら何人かの使用人が倒れてしまったかもしれません、鼻血を出して。
その後ご家族とご夕食まで楽しくご歓談なされて ご夕食後のお茶のお時間に私はアメトリン様にご紹介していただけることができました、
その時、他にも3名ほどご挨拶していましたが アメトリン様は可愛らしい笑顔で、
アメトリン様「オルガノさん、カルベインさん、アミリアさん、ダントさん、よろしくお願いします♪」
と愛らしくご挨拶なさって下さいました。
その日は明日の前国王陛下がお越しになるとの事なのでご兄弟様達は早めにお休みになられる事となり、アメトリン様はご家族にお休み前のご挨拶をなされていらして。
その仕草にご家族皆様がとてもお喜びになられ、アメトリン様はシーライ様にもう少しで背骨を折られてしまいそうになり、ヘリオラ様に窒息させられそうになったりと、少々危ない事も起きましたがご兄弟の仲の良さに使用人一同ほっこりさせられました。
その後、静かになったお屋敷で私達使用人は明日の事での確認事項のために大広間で ご当主様からの注意点をお聞きしている最中です。
ご当主様「・・・・・と言う訳でアトリーの周りには基本的に選出された 4人以外は極力近寄らない様に、もし あの子の“洗礼と祝福“が終わるまでに不用意にあの子近寄って アトリーに良からぬ事をしようとした者は、容赦なく処罰するから覚悟するように」
ご当主様は本気でアメトリン様に不用意に近寄った者に容赦しないつもりですね。
と、言うことは、私達4人はそのつもりでアメトリン様をお守りしながら お世話をせよとおっしゃるのですね。
しかしアメトリン様の魔力は大変特殊な様ですね、それでいつも魔力封印の魔道具のブレスレットを着けておられるのですね、
それでもご容姿の影響もあって不審者がたえないとは、ご当主様はかなり気を使っておられる様です。
それも仕方ないかもしれませんね、アメトリン様が1歳の時に起こった事件を考えれば この処罰の厳しさにも納得ができます。
ご当主様「では、皆それぞれ明日に備えて休んでくれ、あぁ後そこの選出された4人は少し残ってくれ、では解散」
ご当主様に言われた通りに残った私達は静かに他の使用人の退出を待つ、退出を確認したご当主様の専属 執事 兼 侍従の義父のカイル様が私達を近くに招き寄せた。
ご当主様「少し時間をもらうよ、明日から君達はアトリーとソルの仮専属として 選出されたのだが主にアトリーの周りの事に気をつけてやってくれ」
「「「「?」」」」
ご当主様の言い回しに少し引っ掛かりを覚えた私達だが その事を尋ねようとした時、この4人の中で1番年上のカルベインさんが先に訪ねてくれました。
カルベイン「すみません、旦那様 お聞きしてもよろしいですか?」
ご当主様「いいよ、なんだい?」
カルベイン「ありがとうございます、まず、ソルドア様のお世話は何もしなくてよろしいのですか?」
ご当主様「そうだね、君達に言い忘れていたが ソルはアトリーの専属 執事 兼 従者 候補だからね、それに護衛でもある、自分の事は 大体自分でできるからね、して欲しい事があれば自分で言ってくれるよ」
カルベイン「そうでしたか……、では次にアメトリン様の身の回りのお世話では無く、周囲に気を配らねばいけないのですか?」
ご当主様「ん?、あぁ言い方が悪かったね、そうだよ あの子の周囲に気を付けてくれ」
カルベイン「それは身の回りのお世話は必要ないと言う事ですか?」
ご当主様「うーん、そうだね いらない事は無いんだが、あの子 アトリーも大体の事を自分でできてしまうから、手間が掛からない分 周りで起こる何かしらの事に気をつけてほしいと言う意味で言ったんだよ・・・、多分、君達がやることは明後日のパーティーとその次の日の“洗礼と祝福“の時のアトリーの支度をする時の髪を結い上げたりする事ぐらいじゃないかな?」
「「「「え?」」」」
カルベインさんの質問に答えて下さったご当主様の言葉に耳を疑ってしまいました、
いくら賢くて手間が掛からないと言ってもまだ7歳のお子様です。
普通の貴族の子供は服を着せ替えたりお風呂に入れたりと色々手間が掛かることがあるはずなのですが、
カイル「アトリー様は、お着替えもお風呂もお勉強も魔法制御の訓練も全て ご自身でなされてしまいます、あえて お一人でできない事と言えば 剣術の訓練のお相手と遊ぶ時のお相手ぐらいですかね?まぁ、このどちらもソル君がいれば事足りていますからね、なので貴方達に求めるのは周囲の変化に対応する事それだけなのです、分かりましたか?」
と、義父のカイル様が念押ししてきた、固まっていた私達は驚きつつも了承した。
「「「「承知しました」」」」
ご当主様「宜しく頼むよ、先程も使用人全員の前でも言ったが アトリーに不用意に近寄ってくる使用人は厳しく対応してくれ、では君達もそろそろ休むように」
「「「「では、失礼いたします旦那様」」」」
大広間から退出した 私達はそれぞれ先程のご当主様達の言葉に思う所があるのか考え事をしながら自室に帰った
+・・・・・+・・・・・+・・・・・+
翌日、朝からお屋敷は前国王陛下がお越しになる事で少々騒がしいです、
私と今回アメトリン様が王都にいらっしゃる間だけの専属に選出されたカルベインさんと2人でアメトリン様を起こしに来たのですが・・・
アメトリン様「あ、お早うございます、オルガノさん、カルベインさん」
と、元気よく朝のご挨拶をして頂きました、そして何故かソルドア様がもうアメトリン様の御髪を整えていらっしゃいます。
「「お、お早う御座います、アメトリン様、ソルドア様」」
「ソルドア様はいつ こちらにおいでになられたのですか?」
ソルドア様の専属に選出された2人も今 ソルドア様を起こしに行きましたが・・・完全に入れ違いになってしまってますね。
ソルドア様「お早う御座います、15分ほど前にこちらに来てアトリー様のお支度のお手伝いをしておりますが・・・?」
「そうでしたか・・・、もうアメトリン様のお支度は終わられた様ですが他に何か御用はお有りですか?」
アメトリン様「今の所は無いですね・・・、あ、そう言えば今日のお昼からの着替えは 母様の所に取りに行かないといけなかったんだった」
「では、そちらのお着替えのお受け取りは私どもでしておきますので、お着替えのお時間になりましたら こちらにお持ち致しますね」
カルベインさん「その時はソルドア様のお着替えはどこでなさいますか?」
ソルドア様「僕は自室で支度をしてからアトリー様のお部屋に伺います」
カルベインさん「それでしたら ソルドア様もアメトリン様のお部屋の方でご一緒にお支度をなさったらいかがですか?」
ソルドア様「え、それは…良いのでしょうか?」
アメトリン様「良いんじゃない?ソル、その方が手間がなくて」
アメトリン様のお言葉に最初は躊躇されていたソルドア様もご了承なされて、最終的にはアメトリン様とご一緒にお支度を整える事となりました。
「では、こちらにお二人のお着替えをご用意致しますね、お着替えのお時間まで ごゆっくりなさって下さい」
その後 退出して すぐにこの事をソルドア様専属の2人に知らせ それぞれ準備に向かい 他の仕事をこなしました。
*お部屋でのお世話はソルドア様がなさるので待機不要と申し付けられてしまいました。
昼食後お着替えの時間になったのでお部屋をお伺いしましたらお二人は仲良く遊んでおられた様でした 、
その時アメトリン様に敬語をやめて頂きたいとお願いしましたところ、 いつの間にか“オーリー“と呼び名をつけて頂いてしまってました。
それにアメトリン様ではなくアトリー様と呼ぶ事にもなってしまって、大変困惑しております、ソルドア様もソル様と呼ぶことになりました。
アメトリン様、いえ、アトリー様はその後はとてもご機嫌なご様子でした。
お着替えが終わり前国王陛下がお越しになるまでのお時間の話になった時、私達はお二人の凄さに驚愕させられた後 王宮の先触れが来たと連絡が入り、
屋敷の空気がピリッと引き締まったのを感じました、ですがアトリー様は先程と変わらぬご様子でソル様と正面玄関に行かれました。
正面玄関ではもう既にご家族がお集まりになられていて アトリー様は急いでご両親のところに向かわれました、その時アトリー様はご兄弟の緊張をほぐそうとなされて、前国王陛下を大叔父様とおっしゃられて皆様驚いていらしゃいました。
確かに間違ってはいないのですが 私でしたら恐れ多くて絶対言えません、アトリー様は本当に凄いお方です。
暫くすると前国王陛下がお越しになり挨拶を交わされたました、前国王陛下はアトリー様を大変 気に入っておられた様にお見受けしました、
ご兄弟とのご挨拶の時は 恥ずかしさで公爵夫人の後ろにお隠れになられた仕草が また可愛らしくて皆様が微笑まれて、アトリー様は余計に恥ずかしがっておられて、その行動が年相応の反応で私達もほっこりとした気持ちになりました。
その後は屋敷内に入り一緒にお越しになられた ご当主様の弟君と楽しくお過ごしでした、その際に弟君に欲しい物はないかと尋ねられました時に、
アトリー様「そうですねぇ・・・、あ、僕 可愛いぬいぐるみが欲しいです!何故か貰った事がないのです…、男の子の僕が持ってたら変だからですか?」
弟君「変ではないけど・・・、アトリーは何のぬいぐるみが欲しいんだい?」
アトリー様「うーん、できたら 猫のぬいぐるみが欲しいです!」
弟君「たくさん欲しいかい?」
アトリー様「そんなには要らないです、大きいくてモフモフした抱き心地いい猫のぬいぐるみが1個あればなぁと思ってただけなので」
弟君「そうか・・・、では今度 可愛い猫のぬいぐるみをプレゼントするよ」
アトリー様「本当ですか⁉︎、わーい!嬉しいです!楽しみに待ってます シベラス叔父様!」
今日1番の笑顔で喜んでおられました。
その後もご家族と楽しく ご歓談なされていたのですが1時間後、弟君がそろそろお帰りのお時間とおっしゃられ 前国王陛下を説得なされて王城にお帰りになられました。
その日 公爵家のご家族はご夕食をお食べになられた後 アトリー様とソル様はご入浴なされてお早めにお休みになられて、その他のご家族は今日のぬいぐるみの件でアトリー様のご心配をなさってお話合いをなされています。
カシミール様「お父様、“猫のぬいぐるみ“件ですが本当にあげても大丈夫なんですか?前 魔物に襲われた時の事を思い出したりして怖がったりしないか心配です」
このお屋敷にも数名の獣人の使用人がいますが先程カシミール様が仰っておられた理由で“人化“になるのが苦手な獣人族の使用人達はなるべくアトリー様の視界に入らない様“自主的“に気をつけて業務をこなしております。
その事は領地のお屋敷の使用人も大変気をつけておられた様ですが、アトリー様はどうやら“猫“がお好きな様です。
ご当主様「本人が欲しがっているのだから大丈夫だろう それに王都に来るまでの間あの子にまるで“構ってくれ“と言わんばかりに動物達が近寄ってきてもアトリーは楽しそうにしていたからね」
カシミール様「そうでしたね、なぜかアトリーの前にきて必ずお辞儀をするんですよね、不思議です」
大奥様「そうね不思議よね、動物に好かれる様な何かがアトリーにあるのかもしれないわね、それに狼のぬいぐるみ以外なら大丈夫ではなくて?」
奥様「えぇ、アトリー自身も基本的に動物が好きな様ですから 今後は狼以外のぬいぐるみをプレゼントしましょう」
大旦那様「しかし、今まであの事件で動物が駄目になって無いかと思いに触れて来なかったから、動物のぬいぐるみをやるのに躊躇していたら アトリーは意外と動物ぬいぐるみを欲しがっていた様だな、それに今思えばアトリーは馬も好きだから馬のおもちゃをあげれば良かったな…」
ご当主様「まぁアトリーは自分から欲しい物を言って来たことが無かったですから 気づきませんでしたね、この事で獣人の使用人達も気を使わないでのびのび仕事をしてくれると良いんだが」
奥様「そうですね、獣人の皆んなの心遣いには本当に感謝しています、ですがあまり気負わないでくれると良いですね、多分アトリーは彼らに会いたいと思っていると思いますし…、しかしあの子の興味を示した物に関するプレゼントをあげてたら 色々と専門的な物になってしまって 子供らしいプレゼントをあげてない気がしますね……」
奥様は少し悲しそうなお顔をなさってました。
ヘリオラ様「でもよかったです 動物のぬいぐるみを欲しがっていたのが分かって、今回の“洗礼と祝福“が終わった後に王都観光するのですよね?お父様」
ご当主様「あぁ、約束したからね、3日後に行く予定だよ それがどうしたんだいヘリー?」
ヘリオラ様「その時に 有名なぬいぐるみ職人のいるお店に行けたら と 思いまして」
ご当主様「いいね、行こうかアトリーが喜ぶだろうね、まぁその前に明日のパーティーと明後日“洗礼と祝福“が終わるまで気が抜けないけどね」
ご家族皆様が表情を引き締め頷きお話をお続けになりました。
大旦那様「そうだな、明日は特に注意せねばならん 伝統として身分を問わない交流をするために 家の爵位を公にしないと言う 暗黙の習わしがあるからな」
大奥様「その事でアトリーが他の子に見た目の事で嫌煙されたらどうしましょう、お友達ができるといいんだけど」
奥様「私もそこが心配です」
ご当主様「私はあの子が変な子に目をつけられないか心配だよ」
カシミール様「それは私も心配です」
ヘリオラ様「そうですね、アトリーはどの女の子より可愛いですしパーティーで気の強い自意識過剰な女の子達に嫉妬されて絡まれないかが心配です」
カイヤト様「女の子もだけど男の子にも気おつけないといけない気がするよ」
シーライ様「ですね、アトリーを見た目だけで判断した男がアトリーに突っかかって行きそうだよ・・、まぁ手を出したら容赦はしないだろうけどアトリーは」
「「「「「「「「はぁ、心配だ(わ)」」」」」」」」
ご家族はそれぞれ、アトリー様に起こりうる出来事に心配なされてましたが 時間も遅くなってきたので皆様ご就寝なされました。
その場にいた使用人達もアトリー様の心配をしつつ明日に備え 休みました。
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