【白銀の黒帝：12】妖精と妖精の楽園

5章：訓練編

地獄の訓練へ 後編

昼食も食べ終わった俺たち。

「おまえら、これから1時間ばっかり勉強な。　んで、その後討伐いくから」って俺。
「まじっすか。」と嬉しそうにいうライオネル。
「この庭の外いくの2年ぶりです」と、こっちも嬉しそうにいうレックだった。

俺がリンに「1時間たったら呼んでくれ」というと、シリルがうれしそうに「シュンさん、模擬戦するのかだぞ？」と聞かれ、シュンが「食後の運動な」といい2人で外にでていくのだった。　

シュンとシリルの模擬戦が気になるライオネルとレックだが、リンが「シュンとシリルは魔の森の中だ。　お前らは勉強だ。」といい、素直に勉強にいくのだった。

◇◇◇

１時間後、リンの念話で戻ってきた俺とシリル。
シリルが「また負けだぞー」といいながら嬉しそうに「楽しかったぞ」といい戻ってくるのだった。　
準備してまっていた、ライオネルとレックに「んじゃぁ討伐いくぞ。　とりあえず、20だな」といい集団転移で行くのであった。　

「お、おれも間引きしてくるぞ」といい、魔の森の中を走っていくシリルである。
「シリルは相変わらず。　さて、あの子供達はどうなるか」といい、「われは服でもつくるか」と家の中へはいっていくリン。


数時間後、返り血で血まみれで「ただいまなのだぞ！」といい、洗浄魔術で綺麗にしながら地下へいきエールをとりに行くシリル。
エールをのみながらシリルは庭にある木の上で読書をしている。

その数時間後、ボロボロになったライオネルとレックをつれて俺が戻ってきた。　
「ったくライは索敵して周りみろ、レックはてめぇは次元使いなんだからよ、周りもみねぇーと。　あとお前ら攻撃が単純だ」って俺。
「夕食後、反省な」っていうと、ライオネルとレックが「はい」と疲れながらも返事をする。　
「シリル！　俺、夕飯つくるからよ、それまで、こいつらと模擬戦してろ」
「おう、わかったぞ」といい木の下におりてくるシリルだった。

そんな俺とシリルの言葉を聞いたライオネルとレック。
「休みなしっすか！」って叫ぶ。
「今、休んだだろ」ってシリル。
「ふたりで魔法ありでいいんだぞ」といって強制的に模擬戦となる。　

数分で負け、骨折すれば治され、体力がなくなれば回復させられ20分という短い時間でさらにボロボロになる子供達であった。

そして、夕食後は、リンのデザートまで、シュン相手に討伐の反省をふくめたしごきとなる。　
デザート後は就寝まで勉強となるのだった。

そして、初日の訓練と勉強が終わった時、
「ライ、ギール先生が天国だな」
「ああ、そう思う」といいながら、ベットにダイブして爆睡する子供達であった。