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6章:帝都大会編

『無能』と呼ばれた俺の久しぶりの学園

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ほとんど寝てない寝不足の俺、スヴェン・ザスト。
朝食を食べて、久しぶりに制服きて学園に向かう。 今、黒髪にしてるし、学園へ向かう俺をみても『無能』とかののしってくる奴はいない。

久しぶりに校門をくぐる俺。
「まじ、久しぶりだな」って独りごとだ。
「主、俺は観客席にいる」ってサタン
「マスター私もです」ってルシファー。

そう、学園の大会で、外部の観客は人数が決まっていて、選手一人につき2人まで。 サタンは来るにして誰にしようかと思ってたら、ルシファーが行くといいだした。 マモンも来たかったみたいだが、一応この大会は放送されるらしくて、宿のモニターで見てるって事で、マモン、リア、アスは留守番。 いや、リアは、きとまた買い物にでもいってるだろう。

そんなんで、校門の入口で俺はサタンとルシファーとわかれて、俺は選手受付のテントにきた。
「スヴェン・ザスト」って言って受付っていっても教師に伝えた。
「スヴェン・デッケル君だね」って言われた。
「今はザストだ」って俺。
「悪いが今から変更は聞かないんんだ。 選手控え室はここだ」って地図渡された。
まぁ、広い学園にある一番広い闘技場が会場らしい。 控室は男女にわかれていて、男子は4つぐらいに控室がわかれていた。 本選でる選手って何名って? そりゃ、俺興味ないから知らないが、とりあえず大会は4日間。 今日は初戦と2回戦。 明日が3回戦と4回戦。 明後日が、準々決勝と準決勝。 最終日が、3位決定戦と決勝戦らしい。 つまりだ、単純計算で64人だけど、シードが2枠あるから、62人なわけだ。 ちなみに1学年は、たしか200人くらい。 3割ぐらいしか本選でれないわけだ。

俺が控え室にむかう道中、案の上じゃないけど、カスペルの腰巾着ども10名くらいが俺の道をふさいできた。
「俺達が本選にでれないっていうのに、『無能』のお前がでるなんて聞いてないぜ」って腰巾着Aとでも言っておこう。 ふーん、本選でれない腹いせかよ。
「どうせ、デッケル家のコネだろ」って腰巾着B。
ってわけで、俺は控室に行く前にこいつらによって会場裏の人のいない所に連れてこられたわけだ。
髪の毛の色、黒くしてるのに、なんで気づかね。
「髪の毛の色変えてたってな、教師が教えてくれたんだよ」って腰巾着C。 ふーん、あの受付の教師もグルかよ。 本当、嫌な場にきた。

「うるせぇーな。 デッケルのコネでもねぇーし、学園長が勝手に決めた事だ」って俺。 まじ、クソ学園長のせいだ。
「やちまおうぜ!」って合図で、昔みたいに殴りかかってくるバカ共。 あーうざい。
バキ、べコ、ボコって感じでのしておいた。 殺してやろうか。
「ひぃーこれ以上はやめてくれ」って腰巾着A
「俺がむかーし、やめてくれっていってやめた事ないよな!」ってちょっと復讐気分で、奴らの顔やら腹を何度も蹴りいれておいた。 死なない程度にな。 中には骨折してるやつもいるけど、知らん。

「やめないか!」って声で振り向いたら、トラ族の男。 あー、ギルドで騒いでたやつ。 偽善者だ。
「絡んできたのはこいつらだ。」って俺、まだ殴ってるよ。
「もし、そうだとしてもやりすぎだ!」ってトラ族の男。
「お兄ちゃん、もうやめて」ってフェリシア。 お前に兄と呼ばれる義理はない。 あー、なえたわ。

「飽きたからいい」っていって俺はそのまま控室のほうへ向かおうとした。
「スヴェン、やっぱり君というやつは、横暴なんだな。 大会では絶対に後悔させてやるからな!」って叫んでるよ。
「アドリアンさん、ちがうの。 彼らがお兄ちゃんを襲ったの。 私みてたの」ってフェリシア。
「それでも、やりすぎだ。」ってアドリアン。
なんの茶番だよ。
「おい、そこの女、俺とは赤の他人だろ。 兄と呼ぶな。 反吐がでる。」って言って、さっさと会場に向かった。 まじ、気色悪い。
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