無能と呼ばれた少年は、力を得て真実を知る ~目立ちたくないので、ほっといておいてほしい~

4章：冒険者編

夜の繁華街にきてみた

冒険者ギルドでおすすめされたから、俺達は繁華街にきてみた。
場所は、酒場っていうか踊り子が踊ってる酒場にきた俺たち。　かなり広い酒場で盛り上がってる。
踊り子はエルフだったり、人間だったり、ウサギ族だったりだ。

俺はタバコに火をつけて一服しながら眺めてる。
「マスターは、女性のタイプってどんなのが好みなんですか？」ってルシファー。
考えた事ない。
「考えた事ないな。　特にないんじゃないか。」って、ジョッキにはいってる酒のんでる。
「へぇ～、じゃぁあの人間3人と、あの亜人2人ではどなたが？」って聞かれた。
「俺は初耳だ」ってサタン。
「だから、かくかくしかじかだって」って俺。
「主の幼少期に世話した7歳違いのウサギ族、そして200歳はなれたエルフに、1つ下の自称義理の妹、同い年の自称幼馴染、そして1つ上の自称幼馴染がいたと」
「うーん、どれも興味なし」って俺。
「むこうは、そうは思ってないと思いますけど」ってぷくーって頬膨らませてるルシファー。
「そう言われてもだ、赤の他人になんの感情もない」
「相変わらずで安心です。」ってルシファー。　うんうん頷いてるよサタン。　何がいいたい。

確かに、今も踊ってる踊り子は綺麗だし、踊りも悪くない。　なんだろな、俺には好きとか愛とかわからんのかもな。　糞神よ、結局そういった感情を教えてくれる予定だったのに、俺は結局、目立つことはしてないが、下僕たちと一緒だぞって心の中で呟いておいた。