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3章:帝国編

『無能』は学園でもイジメにあう

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俺が学園につけばついたで、校舎にはいる入口で俺の事を待っている男子生徒達。
なんで校舎の入口だけ男女別なんだろうな。

こいつらは、カスペルの腰巾着共だ。 カスペルってのは、この学園の生徒会長で、現統括騎士団長の息子だ。 しかも、ジョアンア、カトリーン、それにフェリシアは学園で人気がある。 ようは簡単な事で、俺の事が気に入らない。

そいういうわけで、『無能』な俺は恰好のイジメの餌食ってわけだ。
今日も今日とて、校舎の裏に無理やりつれてかれて、集団で蹴る殴る。
「二度と、ジョアンナさんとカトリーヌさんに近づくな」って言われる。

俺は、好きで近づいているわけじゃない。 あいつらが勝手に迎えにくるだけだ。
何度いっても聞かないし、俺は身体強化で我慢しつつ終わるまでまつ。
予鈴がなってようやく解放。 また制服はボロボロだ。 とりあえず魔力循環させて回復する。

◇◇◇
本鈴が鳴ったころ、俺はようやく教室にはいる。
「遅れました」っていうと担任は嫌悪感いっぱいで俺をみる。
「『無能』が毎度毎度遅刻とは。。 よほどの事情ですかね。 まぁ見る限り、寝坊としかみえませんが」って言われる。

制服がボロボロの時点で、イジメにあってるって気づいてるくせに、担任も見て見ぬふるだ。
「席に座りなさい」って言われて、俺は無言のまま席に座る。 クスクス笑う生徒達だがな。
同じクラスにはカトリーンがいる。 お前がいなきゃ俺は授業なんてサボって、図書館にいって本を読むんだけどな。 お前がいるおかげで、俺が授業サボれば、また翌朝いろいろ言ってくる。

授業、毎度毎度担任も飽きずに俺の事を蔑むよ。 だが、俺自身は気にしていない。
そして、放課後、俺は図書館へ行く。 
ジョアンアは生徒会委員だし、カトリーンは一緒に帰ろうとか言ってくるが断ってたら、今は、諦めたのか何も言ってこない。

これが俺の学園での生活だ。
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