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2章:魔王一行編

魔王一行、騎士団演習の視察へ 前編

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魔大陸の首都から魔導電車で1時間はなれた、騎士団の合宿所の訓練視察にきている魔王一行。 
移動は、宮殿から転移魔法陣できている。 なんども言うが、みんな私服である。

「ガリス、懐かしいんだぞ」って俺。
「あん時もここきたっすね」とお互い苦笑してる。

すると案内役のオットが「ここに来た事あるんですか?」って聞かれたぞ。
「ここの時間軸でいうと、900年前っす」ってガリス。 へぇ~、あれから900年もたってるのかだぞ。
「900年って、先代ぐらいの時ですね」ってオット。 
「魔皇帝に頼まれて、任務できただけだぞ」
「なるほど、そんな事情で」と納得するオット。 任務といっておけば詳しくは聞いてこないから楽だぞ。

各施設を案内してくれるオット。
前回きた時よりも整備されているし、設備も増えてるぞ。
「魔王様、この射撃場」ってガリス。
「あの時のやつを設備にしたんだな」
「この射撃場の設備ご存知で?」ってオットに、皆が頷く。 同じのが魔界の訓練場にもあるからだぞ。
「四方八方から的がでて、射撃、攻撃を避ける訓練にいいんですよね。 900年前に構想があって、やっと実現できたんですよ。 あれ、もしかして魔王様考案?」
「元はちがうぞ。 ただ、魔術でその時作ったのは俺だぞ。 それに同じのは既に魔界にもあるんだぞ」
「ここのはどうか試したいぞ」
「もちろんです。」ってオット。
「みんなで勝負だぞ。」って俺がいうと、3人が「「「いいっすね。」」」って乗り気だぞ。
「魔王様は、部分だけっすよ。」ってギール。
「わかっってるぞ」といい、4人で遊ぶことになったぞ。 ここのはどんな感じなのか楽しみだぞ。
「レベルは?」って聞くオットに、ダルクが「魔王様、最上級、 俺とガリス、上級で、ギールは中級で」という。「ギールに甘くないかだぞ」って一応突っ込んでおいたけど、もう準備万端で木刀もって設備に入る俺。
他3人も入ってるぞ。

それから同時にスタートする。 5分後、ノーミスで終わってでてくるシリル。その2分後、3人が同時である。 皆ノーミスだ。 俺がエールをのみながら「遅いんだぞ」といい、「ギール、魔術の展開速度が遅いんだぞ。 ダルクは、索敵の精度もう少しあげるんだぞ。 ガリスもおなじだぞ」というと、皆真剣にきいているのだった。

「魔王様モードだと、指導するんですね」と苦笑いされながらオットに突っこまれた。
「うん? 仕事だからだぞ。」って返事しておいた。 

ちょうどお昼となり、個室だが食堂と同じご飯をたべ雑談。 ちなみに、人間社会より数段発展している魔大陸の料理は、人間社会より数段美味しいのだが、シュンの料理で舌の肥えたシリルにとっては普通に感じるのである。
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