上 下
33 / 46
5章:死亡フラグ回避

イロヒ大平原への道のり

しおりを挟む
俺たち騎馬隊はオーランド公爵領を少し離れた地点まで進んだ。
「ハロイドの旦那、この堅っ苦しい鎧脱いでいいか?」って20代半ばの堅いのいい男だ。
「ああ、頭領もういいぞ。 あそこで休憩だ」といって少し先の丘で休暇する事にした。
「お前ら、脱いでいいぞ!」って頭領がいう。

俺は、エールのみつつ、一服してる。 俺は最初から鎧なんてつけてない。 黒のフードの外装に、上下黒の戦闘服に汚れて防止やら、防御効果付与やらついた戦闘服だ。 魔法陣習ってまじよかった。
「ハロイドの旦那、本当に公爵家の息子だったんだな。」って厳つい顔の頭領もタバコくわえながらいう。
「最近になって言ったからな。 戦争すんのに、私兵つれてくより、お前らみたいな頭のネジぶっ飛んでるやつのほうがいいんだよ。」
「よく言うわ。 そっちが、1年前以上か、俺の島に単騎で殴り込みかけてきたんだぜ。 たく、300人いる部下が数十分でのされちまったじゃねぇーか。」
「裏ギルドで頭のネジ外れた集団聞いたら、『魍魎の闇』っていうからよ、探すの大変だったんだがな。」
「裏ギルドでも脅さなきゃ、俺らの団名すら出ないがな。 
 まぁ俺らは金次第で殺しからなんでもやる戦争請負人だ。 ちゃんと旦那に言われたとおり、訓練して精鋭49名、闇収納使える部下鍛えたぜ。 もちろん、魔弾ロケットランチャーも、大砲もバッチリだ。」

表があれば裏がある。 
平静でもどっかしらの国で戦争や内乱が発生してる。 そんで、アサト王国との戦争で、私兵にアーテェファクトを使わすことは出来ないから、探しあてて魔神ノアール方式の訓練を積ませた。 
契約は、闇収納の使えるやつ最低30名、アサト王国との戦争で魔弾ロケットランチャー、大砲、銃、他自分の武器で好きなだけ暴れる。 練習用に貸し出したのは、2週間で自動的に壊れるようにした。 
今回も戦争中だけ使用できる。 

魔神と会話しても、こんな強力な武器が存在する事は、皆奪い合いだ。 
空母さえ破壊したら、均衡は保たれる。 が、空母内にどんな武器が眠ってるか知らない。 
金次第で動く兵が必要だった。 
こいつらとは魔法契約で縛ってるから、もし万が一帝国に知られても言えないようになってる。

私財払ってこいつらを雇った。 3億は貯めたから、こいつらに1億は出した。
だから、言った通りに動く。
これも全てオアシスで裏カジノ、裏ギルド知ったからだな。
≪でも50人集まってよかったんじゃねぇ≫
(ああ、大量にロケットランチャー作ったしな。 それに金貯めておいて良かったわ。)
≪言っただろ。 金は有効に使わないと経済まわらないからな≫
そうそう、この集団の食費やら、娼婦代もこの1年で俺が全て出した。 

(さぁー、3週間後、俺は全てをだそう。)
≪死亡フラグ回避だ≫
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

魔法のせいだからって許せるわけがない

ユウユウ
ファンタジー
 私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。  すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役令嬢にざまぁされた王子のその後

柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。 その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。 そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。 マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。 人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

慟哭の時

レクフル
ファンタジー
物心ついた時から、母と二人で旅をしていた。 各地を周り、何処に行くでもなく旅をする。 気づいたらそうだったし、何の疑問も持たなくて、ただ私は母と旅を続けていた。 しかし、母には旅をする理由があった。 そんな日々が続いたある日、母がいなくなった。 私は一人になったのだ。 誰にも触れられず、人と関わる事を避けて生きていた私が急に一人になって、どう生きていけばいいのか…… それから母を探す旅を始める。 誰にも求められず、触れられず、忘れ去られていき、それでも生きていく理由等あるのだろうか……? 私にあるのは異常な力だけ。 普通でいられるのなら、こんな力等無くていいのだ。 だから旅をする。 私を必要としてくれる存在であった母を探すために。 私を愛してくれる人を探すために……

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

処理中です...