上 下
30 / 46
4章:学園編

学園卒業までの俺 後編

しおりを挟む
卒業近くになった。 ようやくその時点で、ジュリアンと婚約解消。 
フロイドが家督を継ぐ事にもなって、ジュリアンは別の人と婚約したらしい。 
確かそいつもアイザック側につくはずだ。

俺は、邪竜討伐で必死だったが、どうも3年の前期の休みにフロイド、他4騎将の子息子女、そしてアシュリーやら取り巻きでアサト王国に行ったようだ。 
ジョンを、アサト王国道中の料理人の中に連れていこうとしたが、ジョンは俺の旅に同行するという理由で断ったと、邪竜討伐後、寮に戻ったら寮にいたジョンに言われた。 
つまり話を合わせるってことだ。

奴らはこの時点でアイザックに勧誘されていたわけだ。 
今回のループで初めて知った。 確かに、空母見せられれば、帝国に未来ないと思うよ。

ある日、俺とジョンは厨房で夕食食べてた。
「アンに聞いたんすが、アシュリーって結構あばずれっすよ。」
「何が? 贅沢してるってのは聞いたけど。」
「フロイド様と寝るのは、婚約者同士だからまだいいにしても、アイザックとも逢引してるらしいっすわ。」
「それってよ、まず婚前前は、女は処女じゃないと不味いだろ。 じゃぁフロイドのやつ、寝取られてるの知らないってことか?」
「さすがに言えないでしょ。 アン曰く、アイザックと相引きし始めたのは、この1ヶ月前くらいらしいっす。 フロイド様と寝たのがどうも2年の長期休暇、ほらフロイド様の成人の祝いあたりらしいっすよ。」
「本邸でやるって言ってたやつか。 まぁ、いいんじゃね。 アンから、パトリックに報告させとけば後は家のほうでなんとかすんじゃねぇ。」
って言っておいた。 アシュリーの奴ようやるわ。

ちなみに俺18歳で、身長は結局176cmだ。 
フロイドは16歳で185cm、堅いもいい。 アイザックも堅いはいいし、190cmと長身だ。 年齢は俺と同じ。 
フロイドは聡明な顔立ちのイケメンでやや中性的だ。 母親譲りの目鼻がそうさせる。 
アイザックは、男らしい爽やかな好青年。 王子だったこともあって容姿端麗だ。
フロイドは一途だし、女に対してヘタレだ。 娼婦なんて行ったことないだろう。 
一方、アイザックは、あれは何気に女垂らしだ。 見てて、童貞じゃないのもわかるし、流石に貴族には手を出していなくとも、侍女か夜伽専用、もしくは処女じゃないやつとやってるな。

≪ハロイドも、女を見極めるようになったと同時にそこまでわかるようになったのか≫ってっつこまれた。 
(へいへい、その通りだよ。 ノアールのおかだな。 それに、思春期だ、筋肉ムキムキが多いんだぞ、そんな中、男が童貞貫けるわけないだろ。 性欲たまるって。) 
≪そういう、お前も娼婦とセフレがいるしな≫
(はい、その通りです。)オアシスの踊り子とやっていうちにセフレ関係になった。 他にも、賭博のディーラーのお姉さんやら、配膳でくる網タイツはいたセクシーなお姉さん。 セフレはみんなオアシスにいる。 週末にいったり、午後授業のない時にたまに行く。
≪週二回以上はいってるだろ≫って、また突っ込まれた。
その通りだが、魔神だってリンク3日切れたと思ったら、嫁としてたとか、リンクしながらもほぼ毎日してるらしい。 聞いたら、極上のいい女で、他の女だいてもいかないらしい。 不貞なのかと思ったら魔神の仕事の1つらしい。

まぁ、そんなん会話もありつつ、卒業式を迎えた。 
あっという間だなって、俺、いつの間にか取り巻きもいなくなって気づいたら学園じゃボッチだ。 
まぁ、何度も言うが、今度こそ死亡フラグ回避だ!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

魔法のせいだからって許せるわけがない

ユウユウ
ファンタジー
 私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。  すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

おっチャンの異世界日記。ピンクに御用心。異世界へのキッカケは、パンツでした。

カヨワイさつき
ファンタジー
ごくごく普通のとあるおっチャン。 ごく普通のはずだった日常に 突如終わりを告げたおっチャン。 原因が、朝の通勤時に目の前にいた ミニスカートの女性だった。女性の ピンク色のナニかに気をとられてしまった。 女性を助けたおっチャンは車にはねられてしまった。 次に気がつくと、大きな岩の影にいた。 そこから見えた景色は、戦いの場だった。 ごくごく普通だったはずのおっチャン、 異世界であたふたしながらも、活躍予定の物語です。 過去の自身の作品、人見知りの作品の 登場人物も、ちょっと登場。 たくさんの方々に感謝します。 ありがとうございます。

悪役令嬢にざまぁされた王子のその後

柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。 その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。 そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。 マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。 人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

傘使いの過ごす日々

あたりめ
ファンタジー
ある意味幸運なことに主人公は落雷で死んでしまった それを無様に思った神様が転生させてくれるようでスキルってのもつけてくれるようで。 スキル<傘使い>ってなんだ? スキル<傘使い>は実は凄かったりラノベ知識0の主人公が異世界で過ごすお話。 完結しました。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...